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ニュージーランドの大学教員と院生の距離感

こちらの記事は私が2017年からニュージーランドで修士課程を履修していたときの記憶をもとに作成しています。

教授と学生の距離感

私が通っていたオタゴ大学ではこの距離感が非常に近かったのです。

私が入学直後まず驚いたのが教授に対してもファーストネームで呼ぶのが当たり前という風習でした。

ニュージーランド全域でそうなのかオタゴ大学がそのような校風なのかは分かりませんが、かなりカジュアルではないでしょうか。

当時娘を現地の小学校に通わせていたので聞いてみると、先生には必ず Mr. Ms. をつけて呼ばなければいけないようでした。

オタゴ大学では、 理学療法学科のビルにある教授の部屋のドアは少しだけ開けてありいつでも訪問することができました。大学院の学生のみ行き来が許されていたエリアなので学部生はアポが必要だったと思います。

Door ajar

英語には”Leave the door ajar”という言い回しがあります。ドアを少しだけ開けておくという意味です。ニュージーランドだけではなくカナダの大学院でも同じように少しだけ開いたドアの先に講師の先生方がいたので在室の合図でもあるのでしょう。

私の通った大学院ではオフィスアワーではない時間でもドアを開けてくれている教授もいました。いつでも頼ることができることで安心して研究・学習に励むことができたと思います。

お国柄もあると思いますが、学生と教授が緊張せずに話せる環境がより良い研究成果や、より健康な研究室の体質を生み出し維持するのに最適な方法なのかもしれません。

初めてお会いする教授やドクターに Sir と呼びかけるとこちらの先生方は決まってこう言いました。

No, no. Please call me 〜. (〜はファーストネーム)


フレンドリーな教員(イメージ)

一方でニュージーランドでは飲み会のような懇親会はなくランチやティータイム(イギリス式ですよね)でした。教員の先生方はあくまでも大学内だけで会える存在でプライベートとの境目がはっきりしていましたね。

私は国内で博士課程も経験しましたがそちらでは同じゼミ生や共同研究者の方々とたくさん飲み会をしましたね。とても楽しかったです。

ニュージーランドと日本どちらも一長一短だと思いますが、恵まれた環境で勉強していたんだなと改めて思います。


皆さんはどちらのスタイルが合ってますか?


読んでいただきありがとうございます。
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