〜府中牝馬Sとエリザベス女王杯〜


エリザベス女王杯の過去10年で馬券に絡んだ30頭のうち20頭が前走GⅡ組


その中でも前走府中牝馬S組は12頭と好成績を残している。



2023年 
ルージュエヴァイユ 
2着(5人気)34.3🥈 府中牝馬S2着(4人気)32.7🥈
2021年 
アカイイト
1着(10人気)35.7🥇 府中牝馬S 10着(8人気)33.4🥉
2020年 
サラキア 
2着(5人気)33.7🥇 府中牝馬S 1着(7人気)35.7🥇
ラヴズオンリーユー
3着(3人気)33.8🥈 府中牝馬S 5着(1人気)36.5
2019年 
ラッキーライラック
1着(3人気)32.8🥇 府中牝馬S 3着(2人気)34.3
クロコスミア 
2着(7人気)34.8 府中牝馬S 5着(3人気)34.7
2018年 
リスグラシュー 
1着(3人気)33.8🥇 府中牝馬S 2着(2人気)32.6🥈
クロコスミア 
2着(9人気)34.7 府中牝馬S 5着(6人気)33.8
2017年
クロコスミア 
2着(9人気)34.3 府中牝馬S 1着(5人気)33.7
2016年 
クイーンズリング 
1着(3人気)33.2🥇 府中牝馬S 1着(3人気)33.5🥈
シングウィズジョイ 
2着(12人気)33.7 府中牝馬S 7着(8人気)34.7
2014年
ディアデラマドレ 
3着(6人気)33.1🥇 府中牝馬S 1着(4人気)33.2🥈


京都開催のエリザベス女王杯に絞ってみる


20~22年の3年間は阪神競馬場での開催となった。
そのため、京都開催のエリザベス女王杯過去5年の出走馬のうち、府中牝馬Sを経てエリザベス女王杯に出走した馬に焦点を当ててみる。


2023年
ルージュエヴァイユ 
エリザベス女王杯2着 34.3🥈 府中牝馬2着 32.7🥈
ライラック 
エリザベス女王杯4着 34.2🥇 府中牝馬3着 33.0🥉
イズジョーノキセキ 
エリザベス女王杯8着 34.4🥉 府中牝馬9着 33.3
シンリョクカ
エリザベス女王杯9着 34.7 府中牝馬10着 33.7

2019年
ラッキーライラック 

エリザベス女王杯1着 32.8🥇 府中牝馬3着 34.3
スカーレットカラー
エリザベス女王杯7着 33.6 府中牝馬1着 33.2🥇
クロコスミア
エリザベス女王杯2着 34.8 府中牝馬5着 34.7
サトノガーネット
エリザベス女王杯9着 33.2🥈 府中牝馬8着 33.7🥈
フロンティアクイーン
エリザベス女王杯10着 34.2 府中牝馬2着 34.0🥉
レッドランディーニ
エリザベス女王杯14着 33.9 府中牝馬7着 34.5

2018年
リスグラシュー
エリザベス女王杯1着 33.8🥇 府中牝馬S 2着 32.6🥈
クロコスミア 
エリザベス女王杯2着 34.8 府中牝馬S 5着 34.7
フロンティアクイーン
エリザベス女王杯7着 34.7 府中牝馬S 3着 32.9
ミスパンテール
エリザベス女王杯12着 35.3 府中牝馬S 9着 33.3
アドマイヤリード
エリザベス女王杯14着 34.5 府中牝馬S 9着 32.7🥉

2017年
クロコスミア
 
エリザベス女王杯2着 34.3 府中牝馬S 1着 33.7
ヴィブロス
エリザベス女王杯5着 34.3 府中牝馬S 2着 33.2🥉
クイーンズリング
エリザベス女王杯7着 33.9🥉 府中牝馬S 4着 33.3
トーセンビクトリー
エリザベス女王杯10着 34.4 府中牝馬S 5着 33.7
デンコウアンジュ
エリザベス女王杯13着 34.7 府中牝馬S 8着 33.5
クイーンズミラーグロ
エリザベス女王杯14着 35.5 府中牝馬S 12着 33.9
ハッピーユニバンス
エリザベス女王杯14着 34.6 府中牝馬S 7着 33.0🥈


2016年
クイーンズリング
エリザベス女王杯1着 33.2🥇 府中牝馬S 1着 33.5🥈
シングウィズジョイ
エリザベス女王杯2着 33.7 府中牝馬S 7着 34.7
シュンドルボン
エリザベス女王6着 33.5🥈 府中牝馬S 5着 33.3🥇
アスカビレン
エリザベス女王杯10着 33.5🥈 府中牝馬S 4着 33.5🥈
メイショウマンボ
エリザベス女王杯12着 35.0 府中牝馬S 13着 34.8
シャルール
エリザベス女王杯15着 35.2 府中牝馬S 10着 35.1


上記の中で過去5年の馬券内馬を見てみる


2023年 
ルージュエヴァイユ
 
2着(5人気)34.3🥈 府中牝馬S2着(4人気)32.7🥈
2019年 
ラッキーライラック
1着(3人気)32.8🥇 府中牝馬S 3着(2人気)34.3
クロコスミア 
2着(7人気)34.8 府中牝馬S 5着(3人気)34.7
2018年 
リスグラシュー 
1着(3人気)33.8🥇 府中牝馬S 2着(2人気)32.6🥈
クロコスミア 
2着(9人気)34.7 府中牝馬S 5着(6人気)33.8
2017年
クロコスミア 
2着(9人気)34.3 府中牝馬S 1着(5人気)33.7
2016年 
クイーンズリング 
1着(3人気)33.2🥇 府中牝馬S 1着(3人気)33.5🥈
シングウィズジョイ 
2着(12人気)33.7 府中牝馬S 7着(8人気)34.7


2018年の2着馬クロコスミアと2016年の2着馬シングウィズジョイを除いて8頭中6頭が府中牝馬Sで掲示板内を確保した馬となっている。
また、2014年の3着馬であるディアデラマドレも府中牝馬Sにて1着となっているため、同レースで最低でも掲示板を確保できるということがエリザベス女王杯で好走するための条件であることがわかる。



府中牝馬S掲示板内に入った馬で上がり32.9秒以下の早い上がりを使えた馬


2023年
ルージュエヴァイユ 
エリザベス女王杯2着 34.3🥈 府中牝馬2着 32.7🥈
2018年

リスグラシュー
エリザベス女王杯1着 33.8🥇 府中牝馬S 2着 32.6🥈
フロンティアクイーン
エリザベス女王杯7着 34.7 府中牝馬S 3着 32.9


同ローテでエリザベス女王杯に向かう馬で、府中牝馬S掲示板を確保し32.9秒以下の速い上がりを使えた馬は、過去10年遡っても3頭のみ。
この中で、2018年のフロンティアクイーンはエリザベス女王杯で7着と掲示板を外しているが、上がり3位以内に絞ると2頭のみで2頭ともが馬券に絡んでいる。


では今回、府中牝馬S掲示板を確保し32.9秒以下の速い上がりを使えたという馬はどの馬なのだろうか。


今年の府中牝馬Sからのローテとなるのは以下の7頭


シンティレーション 2着(10人気)32.8🥇
ルージュリナージュ 5着(11人気)32.9🥈
モリアーナ 8着(3人気)33.3
コンクシェル 9着(7人気)34.9
コスタボニータ 11着(6人気)34.3
ライラック 13着(9人気)33.8
ハーパー 15着(5人気)35.2


この7頭が今回のローテを使う馬たちである。



その中で、府中牝馬S掲示板を確保し32.9秒以下の速い上がりを使えたのは以下の2頭。



シンティレーション(想定8番人気)

 

ルージュリナージュ(想定14番人気)

 



過去10年遡っても4頭しか該当しなかったが、今年は2頭も該当してしまった。


どちらも、記事編集中の火曜日時点では8番人気想定と14番人気想定と穴馬となっている。

ただ、このローテ組の恐ろしいところは、人気薄でも好走する馬が多いということだ。


京都開催時
2023年 
ルージュエヴァイユ 2着(5人気)
2019年 
ラッキーライラック 1着(3人気)
クロコスミア 2着(7人気)
2018年 
リスグラシュー 1着(3人気)
クロコスミア 2着(9人気)
2017年
クロコスミア 2着(9人気)
2016年 
クイーンズリング 1着(3人気)
シングウィズジョイ 2着(12人気)
2014年
ディアデラマドレ 3着(6人気)

むしろ3番人気以下の馬しかおらず、人気薄でも好走していることがわかる。

※阪神開催時の2021年にはアカイイトが10人気ながら1着
同じく阪神開催時の2020年には5人気のサラキアが2着、
3人気ラヴズオンリーユーが3着と好走。


ルージュリナージュ



個人的な注目はルージュリナージュ
前走でも狙ったが、ひと叩きした今回こそ買いたい。

府中牝馬Sでは出遅れながらも上がり2位(32.9秒)という強烈な末脚を発揮。

過去17戦に出走して上がり最速は6度、2位は4度、3位は2度と安定した上がりを使えることがわかる。

1800m以上の距離では[4-1-1-7]と勝利したすべてのレースが1800m以上で、1600mでは[0-1-0-3]と成績が落ちる点からも、今回の2200mは得意な距離になると推測。

週末の京都競馬場は天気が怪しく雨が降る可能性があるが、稍重以上の馬場では[1-1-1-1]と重い馬場でも苦にしないタイプであると予想。

馬券に絡んだ7回のうち、3枠2回、4枠2回、7枠3回と、成績に偏りがあり、極端な内枠や外枠であった場合割引が必要に感じるが、本番でも本領を発揮できれば馬券に絡める可能性は大いにあるとみる。



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