入院時に聞いていた説明について、後になって思ったこと
症状について
「壊れた脳は戻らないが、リハビリで日常生活は送れるように回復できる」 「どこまでできるかは個人次第」
「新しい事が覚えづらくなる」
など言われたと思いますが、あまり覚えていません。後遺症が残るのかな、くらいに思っていましたが、障害だとは認識してもいませんでした。
回復について
体のマヒについての話はT病院でもリハ病院でも聞いていました。
が、それは「歩く」「話す」「箸で食事をする」など、本当に一般的なことだけ。 主婦の日常の中にある、料理、洗濯、洋服をたたむ、買い物に行く、ほかにも たくさんの名前のない家事について、何が難しくなるのか、まったく考えていませんでしたし、病院ではそこまでは教えてくれません。
病院では家事育児を「リハビリ」とはとらえていないのかもしれません。
困ることについて
入院直後に言われても覚えていられないし、でも病院としては言わないと治療に進めない。
今思うと、退院してからの生活について「こんなことが困るかもしれない」
「困ったら誰に・どこに相談に行けばいいか」を言ってほしかったし、どこに繋がればよいかを教えてほしかったです。
それも「当事者用」と「家族用」で分かれた冊子があれば、保存もできていたと思います。
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2019/07/03に登壇させていただいた、東京都の高次脳機能障害者相談支援研修会の資料になります。東京都の行政・医療・福祉関係者向けでしたが、マンガなどを使ってわかりやすく書きました。
高次脳機能障害になった主婦の体験談
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30代で脳出血から高次脳になった普通の主婦が当事者として感じたリアル体験談や悩みを綴ります。有料価格を設定していますが、中のノートはほぼ全…
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