脳出血から5年、そこではじめて自分が障がい者だと気づかされたこと
福祉センターに参加したある日「障害者手帳は持ってるの?」と聞かれました。
さも、当たり前のように聞かれましたが、私には青天の霹靂でした。
えっ? なんで? 私、障害者なの?
って困惑したのが、正直な気持ちです。
その頃の私は、高次脳だと診断はされたものの、高次脳機能障害イコール障害者という事は全く合致しておらず、急性期、リハビリ病院共に、私が中途障害者になったことを明言してくれていませんでした。
はっきり説明は受けていませんでしたので、具体的な症状にどんな物があるのか、福祉的には、どんなサポートがあるのか、全く知りませんでした。
障がい者相談支援センターに来て初めて、自分が障害者である事を知りました。
あまりにショッキングな出来事だったので、もしかして私が病院の説明を聞いていないだけかな、と思って、主人に確認したところ、主人も、障がい者になった事も、それによって、手帳が取得出来るかもしれないとこは、聞いていないということでした。
これは、とても残念なことです。
病院ー当事者、家族ー自治体
と連携が取れてない事はおろか、声を上げないから教えない、という、怠惰とも思える対応だな、と思いました。はっきり言って、憤りを感じました。
何も知らないまま、健常者でも無い、障がい者でもない、ただ生きづらい3-4年を送っていたのです。
ここから障がい者手帳を申請するために行政と病院に振り回される闘いが始まりました。
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2019/07/03に登壇させていただいた、東京都の高次脳機能障害者相談支援研修会の資料になります。東京都の行政・医療・福祉関係者向けでしたが、マンガなどを使ってわかりやすく書きました。
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