脳出血になったときのこと
当時、一週間ほど、激しい頭痛が続いていました。
その日は、息子の定期検診のため、総合病院に行き、その帰りに母の家に寄り、昼食を食べました。昼食を食べ終わり、立ちあがった途端、左半身に力が入らなくなり、膝から崩れ落ちました。
「危ない!」と思って体勢を立て直そうとしましたが、足が全く踏ん張りが
利かず、手は痺れて、しゃがんだまま、立ち上がれなくなりました。
ただごとではないと感じ、
「お母さん、救急車呼んで!」
と言いたいのに、呂律が回らず、舌がもつれる自分に驚きました。
幸い、異変に気付いた母が、すぐ救急車を呼んでくれました。
救急車で運ばれてから、検査などを経て入院に至ったと思いますが、治療薬を投与された時の身体中を駆け巡る熱さ以外、尋常ではない、頭痛と吐き気で、記憶があいまいでしたが、途切れがちな意識の中、「死ぬかもしれない」と思っいました。
息子と夫の顔と名前だけは忘れないように、それだけに意識を集中させて、頭に思い浮かべていたのを覚えています。
入院したときの話はこちら↓
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2019/07/03に登壇させていただいた、東京都の高次脳機能障害者相談支援研修会の資料になります。東京都の行政・医療・福祉関係者向けでしたが、マンガなどを使ってわかりやすく書きました。
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30代で脳出血から高次脳になった普通の主婦が当事者として感じたリアル体験談や悩みを綴ります。有料価格を設定していますが、中のノートはほぼ全…
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