総合格闘技の本格的スタート❶
総合格闘技(当時の言い方)のスタートはシューティングジム横浜。修斗の本流。世界で早い段階で、総合格闘技の練習が行われた場所。
当時は、修斗をやりたいと住んでいた北海道から関東にでなければできなかった。北海道出身の中井佑樹先輩の存在を知り、現実的に考える様になった。その頃の情報源といえば「格闘技通信」という月刊誌でその中にある、各ジムの連絡先コーナーを見て住所を把握し見学の予約をして上京した。
自分が上京した頃のシューティングジム横浜は、広さはリング一個分のスペース。そこにサンドバック、ベンチプレス、レスリングマットが敷かれていて、着替えはカーテン1枚がぶら下がっているだけだった。その中に、事務机からミット置き場があり中々のハングリーな環境。ジム自体がケージの様になっている感じで、その環境の中でいかに戦うかの訓練所。ジムの先輩方は、修斗の中心選手が多かったので目標や指標が測りやすかった。このプロの先輩から一本を取ろうという目標が立てやすかった。
何故横浜ジムを選んだのかというと、国家試験で来た横浜が気に入った事。横浜なら文化に触れる機会が多そうだという事。しゃれていると思った事。またしばらくは修斗の中心にあったジムだという事があった。全日本アマチュア修斗の王者を多数出していた事。横浜に決めた後に、佐山先生や中井さんは大宮に移動したことを知ったのですが、後悔などなかったし、大宮の同時期の選手には絶対に負けたくないと思っていた。 続く
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