2021年の締めくくりに
もうあっという間に年末。今年のクリスマスはゆるラン&忘年会。
ちょうど一年前は、天6アタックの開店に向けて準備を進めていたころ。地鎮祭のために山まで笹狩りに行ってました。そこから考えるとこの一年でできたことは多くない。去年も同じようなこと言ってるんですけどね。
ブリュワリーの立ち上げサポートを今年は3件できました。これはコロナの中で大変ありがたい仕事で、経験的にも技術的にも経営的にも大変学びの多い事業でした。
ほぼほぼ店舗営業がまともにできてない中で、物販やOEMの受注を積極的に確保できたこと。これも大変ありがたい仕事でした。
直営飲食事業だけで経営を成り立たせていくということがそもそもハードモードに突入していく中で、自社の収益のポートフォリオをいかに組んでいくか。
これは、参加している飲食コンサルチームのこれマネでもさんざん言われてきたことで、ブリューパブは積極的に色んなポートフォリオを組みやすいことがよくわかりました。誰でもできるというわけではないと思いますが、この一年で見えた部分でもあります。
2022年もまだまだ厳しい状況が続きそう。
2021年で築いた戦術をもう少し強化したいとは思うものの、やっぱり直営飲食が盛り上がらんと本末転倒な気もするという気持ち。
結局自分のやりたいことを最も表現できる場は自社の店舗なんだ。
2022年はそこもしっかりやっていきたい。そもそも天6アタックに関してはオープンしてから一度もまともに営業できてなかったわけで、改めて一からオープンな感じです。
ほぼ2年間まともに働けなかったことは、経営的ダメージというより、外食文化と人的リソースに大きなダメージを与えたと思います。
こちらのポートフォリオが変わるということは、消費のポートフォリオも変わるということで、完全に元に戻るということはない。
この一年で色々感じてきた外食の価値のパラダイムシフトに、自分たちがどうやって適応していくかが2022年の勝負。厳しい戦いやで。
とはいえ別にこちらも無策というわけでもないのですが、自社がどうというより、業界全体の変革期にいかに自社のポジションを築いていけるか、というすぐには結果の出なさそうなことにリソースを割いてきました。
クラフトビール製造事業者の数が200社から500社に一挙に増えたことで様々なカオスが生まれてます。
コロナで既存のマーケットは冷え切っていたものの、日本のクラフトビール製造の地熱は確実に広がりました。このままではせっかく生まれた熱も結局は冷えて固まってしまう可能性がある。ここに何か新たなチャンスを見いだせればと思っています。
まぁでもなんか報われたいって思うのが人情。
こんなんいつまでも続くとやっぱキツいですね。
自分は自分で始めたことなのでやるしかないけど、いつ報われるかわからない戦いをスタッフがいつまで耐えられるかは正直わからない。結局なんとかするのが自分の仕事なんだなと思う日々です。
2022年は報われる年に。来年の抱負はまた後日。