ママチャリは敵か味方か!?
一緒に子育てを戦う友だと思っていたママチャリが、ときどき仕掛ける攻撃。
ママチャリは敵なのか味方なのか?
それとも?
保育園までの送り迎え、スーパーへの買い出し、通勤。
と毎日一緒に戦うたのもしいやつ。
電動式で前後子どもイスがついた3人乗り。
荷物もあわせて80キロ近くの重量物を運ぶ、すご玉だ。
新品当初は毎度自転車カバーをかけていたが、今となればどんな雨風が強い日でも野ざらしのまま気にもとめない。
その為か、子どもイスのクッションはかたくなり、最近2歳次男が座るのをやたらと拒否しはじめる。
イヤイヤ期まっただなか、体重12キロの次男が体をそり返して力いっぱい抵抗する。
「あ、わんわんいるよ!」とか、
「ゴミ収集車いるかなー?見つけるの競争ね」とか、
次男の気を紛らわす事を口では優しくいい、実は自転車を転倒させないよう必死で踏ん張る。
ママチャリは、毎日私と一緒に戦ってくれているのだ。
そんなママチャリが時々私に攻撃をしかける。
あせっている時に限って、ペダルがスネを直撃するのだ。
「痛っ!」
「もう!次男は暴れまくっているし、スネは痛い。おまけに昨日は子どもの夜泣きで眠れず頭も痛い!!」
「なんで私ばっかり」(怒)
早く出発して、あばれる次男の気分を変えなければ!
そんなときに限って、ペダルは弁慶の泣き所に正確にぶつかってくるのだ。
おかげで、左足のスネには年中青あざがたえない。
ママチャリは敵なのか、味方なのか?
いやいや、100%自分の不注意が原因だ。
例えば紙の資料を大量にあつかうとき、不注意のため紙で指をきる。
その痛みはふとした瞬間、日常の水仕事のたびに思い出される。
地味にとっても痛い。
それと同じように、すねの青あざもふとした瞬間、子どもにプラレールで殴られるとか、そんな時に強烈に思い出される。
ママチャリの攻撃ではないにしても、やっぱり何かを伝えているのではないか。
「毎日いいように利用しているけど、当たり前だと思わないでよ」とか。
確かに子供2人を乗せたとき、ママチャリのどこかの部品がとれて、イスがはずれたり、転倒したとする。
その時たまたま車と並走していたら大惨事だ。
「いつも当たり前にそこにあると思うな」
ママチャリの安全も、いつも行くお店や会社も、そこにいる人たちも。
日常も、親の健康も、子どもの成長も。
いつも当然のように、そこにあると思ってはいけない。
だとしたらあなたはどうする?
だとしたら少しだけ感謝して、少しだけ次男のイヤイヤに付き合ってあげてもいいと思える。
ママチャリはペダルを私のすねに当てることで、それを伝える。
100%自分の不注意だが、
きっとそう伝えているのだ。
絶対そうだ!
私のスネの青あざ、戦う勲章になんの意味もないなんて納得できない!!
とりあえず、次男の子どもイスのやわらかいクッションを買った。