5時こーじという「仮装」の魔力
おはようございます。
22時に寝て、5時に起きる5時こーじです。
幼少期からの早寝早起きの習慣がきっかけで、早起きコミュニティ「朝渋」を3年前に立ち上げ、現在300名の全国コミュニティメンバーと活動をしており、本の著者を招いたトークイベント「著者と語る朝渋」はこれまでに140回のイベント開催。イベント参加者は累積1万人を超える規模になりました。そして、この度3/27に #早起無敵本 を出版することになりました。
「幼少期から早寝早起きの習慣が、今の仕事に繋がってます!」
と、一見ブレないスタイルで生きているように思われがちですが、実は何度も挫折経験があります。そして新卒社会人生活を5年経験し、学んだことがあります。それは、「誰かと比較する人生からの脱却」です。キャリアやプライベート、人生においての優先順位などに悩んでいる同年代にこの記事が少しでも何かのキッカケになれば嬉しいです。
「早寝早起き」のマイルーティンが通用しない社会人生活
22時に寝て5時に起きる。これは幼少期からの習慣でした。家族全員5時起床。中学時代は友人の話についていこうと、深夜番組を朝5時から倍速で視聴。高校時代は部活動の朝練が辛いと思ったことは無く、大学時代は朝6時からカフェのアルバイトをするほど、朝型生活が当たり前で生きてきました。
しかし、社会人になった途端。
僕の中で世界が一変しました。
19時定時に退社することはできず、21時過ぎに仕事が終わり、そのまま飲み会に行く日々。24時を過ぎて帰宅し25時に就寝するも、この生活だと5時に起きることは当然無理。結局8時すぎに起床し、10時出社のために満員電車に揺られながら出社する生活が始まりました。金曜日は花金を楽しみ、平日の睡眠負債を取り返すかのように土曜日は昼過ぎに起きる生活。日曜日の夕方には明日からの日々に憂鬱モードになる、そんな社会人生活でした。
朝型な私の仕事集中モードは朝の6時から13時くらいにもかかわらず、出社は10時で夜型生活に順応しようと奮闘するも、やはり19時すぎてからの仕事のパフォーマンスはとても悪く、仕事の成果も思うように結果がついてきませんでした。時間軸がずれただけで、こんなに生きづらいものなのか。。そんなことを毎日考えていました。
誰かと比較する人生の始まり
世の中の役に立つ仕事がしたい。
学生時代に漠然と考えていた想いは就職をしてから毎日少しずつ消えていきました。そしてこの時から誰かと比較する人生の始まりでした。
営業部署だった私は、月末の売上成績発表が毎月恐怖でした。
目標達成をしている月は神様扱い。目標未達成な月は人でない扱いをされる。「今月は○○さんより成績がよかったから、なんとか自己肯定感が保たれる!!! 」大げさな表現かもしれませんが、当時は部署全体で売上を達成することよりも、まずは自分が「人として」扱われる目標達成を目指して、仕事に打ち込んでいたような気がします。
会社以外でも、友人と集まるとマウント合戦、周りとの比較が始まります。どちらが充実した仕事をしているか、どちらが給与を沢山もらっているか、そんな話を遠回りに探りながら、社会人としての偏差値のようなものを比べる日々でした。ベンチャー企業に転職してからも、大企業の友人と話すときは「お前は仕事楽しそうに、土日も仕事大変だけど羨ましいわ」など言われながら、心の中では「土日も仕事で安月給なんで、ベンチャー企業大変だな、なんでその選択肢をしているのか考えられない」と言われているような感覚になり、なにかギクシャクしたことを覚えています。
誰かと比較することはやめよう。
社会人2年目の夏。会社でもプライベートでも「人との比較」ばかりしていた自分は誰かと比較することはやめようと決意します。仕事では、独学でコミュニティマーケティングを勉強し施策に落とし込んだり(今の朝渋の原点)、飲み会の予定を全て断ってみたり。人との比較ではなく自分の感情に素直になることを意識した結果、自分の幼少期からのスタンス「早寝早起き」は崩してはいけないことだと感じるようになりました。
会社には6時台に出社して、午前中で仕事を終わらせる気概でタスクに取り組む。夜の飲み会は勇気を持って断り、毎日22時までに就寝する。
22時に寝て5時に起きる「5時こーじ」のスタイルの誕生でした。
5時こーじという「仮装」の魔力
早寝早起きの染み付いた習慣は、周りの大人にも面白がられました。早起きコミュニティ「朝渋」を始めたのも誰かとの比較をやめたこの頃でした。そこから現在に至るまで、3年半が経過していますが、周りに流されずに自分のスタンスを守り続けられた要因が一つあります。それは5時こーじという「仮装」の人物の存在があったからです。
振り返ると、朝渋をスタートした2016年9月からつい最近まで、僕の言動は「仮装」だったと思います。言い換えると、この期間は自分の人生を「5時こーじ」という理想の自分に置き換えて行動していたということです。
「22時に寝て5時に起きる5時こーじです!」と毎週のイベントの冒頭や、コミュニティの月1のオフ会などで毎回お決まりの自己紹介をしているので、この生活を徹底していないと、5時こーじとしてのスタンスは崩れてしまいます。
雲の上の存在だと思っていた方とイベントにてトークができたり、300名を超えるコミュニティメンバーのリーダーとして振る舞えるのは、実名井上皓史としてではなく「5時こーじ」という仮装の自分だったからです。
毎回自分に問いかけている言葉があります。それは、「5時こーじだったらどうするか?」です。
二度寝しそうなとき。19時をすぎてもダラダラと残業をしているとき。21時を過ぎている飲み会に誘われた時。
何度も沢山の誘惑が日々ありましたが、5時こーじとしての振る舞いを優先して意思決定するようにしました。
5時こーじという人生に忠実に生きる。この意思決定の連続により、仮装としての5時こーじから卒業ができ、いつしか誰かと比較することも無くなりました。
仮装に追いついた2020年
なぜそこまでして5時こーじというスタンスにこだわるのか?
答えはシンプルで、迷いや雑念が無くなるからです。
1日の始まりの起床から、全ての意思決定に「5時こーじ」としてのスタンスを取り入れれば良いので、毎日めちゃくちゃ意思決定がスムーズになります。そして、自分のスタンスを明確にすることで、共感や支持してくれる人たちが自ずと集まるので、この生活を止めようと思うことはありません。
今回は「早寝早起き」というスタンスの話でしたが、このnoteを読んで、自分はどのスタンスを選択して自分の人生を歩んでいくのか。少しでも考えるきっかけになれば嬉しいです。
5時こーじ出版企画、始まります!
5時こーじとしてのスタンスを貫いている一つの成果として、この度小学館から書籍が発売します! これまでの早寝早起きに対する想いを全てぶつけた本になってますので、是非読んでみてください!
(予約購入お待ちしてます!!)
私は「早寝早起き」という習慣で人生無敵モードで突っ走っている最中ですが、出版を記念して明日から僕が尊敬をしている様々な方々に、「仕事で成果を出す為に大切にしている習慣」をお聞きしたいと思います。
是非このハッシュタグで毎日追いかけていただけると幸いです。
それでは皆さん良い1日を!行ってらっしゃい!!
お読みいただき、ありがとうございました! 現在全国にてコミュニティメンバーを大募集! https://community.camp-fire.jp/projects/view/243458 是非一緒に朝活しましょう^^