コーディング工程を爆速に終わらせる方法
おおむねシステム開発の工程は
要件定義⇒基本設計⇒詳細設計⇒コーディング⇒単体テスト⇒結合テスト⇒ユーザーテスト⇒リリース
という順番でそれぞれの工数を出して、スケジュールを決めると思います。
こうなると各工程が完了してから次に進むことになります。
つまりコーディングは詳細設計を基に作ることになり、コーディング中の動作確認は作成者がデータを仮に作って確認することになります。
コーディングの後の単体テストでもテストデータを作ってテストするので、
つまりテストデータは何度も作ることになります。
ここが無駄なのです。
テストデータ作成は開発規模が大きく複雑になれば、量もパターンも増えていき、工数も意外と無視できない大きさなのです。
わたしが以前いた現場で、詳細設計の工程に入ると、チームを二つに分け、一つは詳細設計を作り、製造工程を進めるチーム。一つはテスト設計を作り、テストデータを作るチーム。で進めました。
製造工程に入ると、テスト仕様書やテストデータがそろっているので、そのデータを使って動作確認をしながら、どんどん進めていきます。
特にDBのデータを初期化するSQLが用意されていると、それがない場合と比べて開発スピードは目に見えて違いました。
テスト工程もすでに動作確認済のデータを使うため、ほとんどエビデンスを撮って終わりです。
なので開発工程に入る段階で、テスト仕様書、できればテストデータだけでも準備しておくと、開発後にテスト仕様書とデータを準備するより、圧倒的に工数も品質も違ってきます。
お試しあれ。