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留学生活編「大連遼寧師範大学付近の居酒屋の中の様子続き」153番目

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そして、やっと決して中国では、めったに冷蔵庫で冷やす事のない生ぬるいビールをお互いに注ぎ合いながら、注ぎ終わった所で「硝子のコップをカチーンと音を鳴らして乾杯して」一口のみ干しました。

そして、注文した中国料理がいくつか出て来て、テーブルの上が賑やかになりました。

美味しい料理を食べながら、ビールを飲みながら、私は、福田さんがアルバイトの悩みや学校の悩みを改めて聞きました。
私は、福田さんに対して、なんと言っても自分がふらふらしていては、どんな助言も役に立たないから、まず、自分と言うものを確りと持たないと駄目だと強く言いました。

そして、怒る事は全て自分にとっては、必然な事ばかりだから、いやな事があったら、「ありがとう」と言って、嬉しいことがあったら、「感謝します」と即間髪入れずに言わなくてはいけないよと念を押すように何回も言いました。

今日は薄着で着ていた福田さんに寒くないのと聞くと、寒いです。少し服装間違えてしまいましたと言われました。

周りの中国人の多くのお客さんを見ると、例の底が錆びている古い鉄製のカップでビール飲んだり、ジュース飲んだりしています。
本当に丈夫な人ばかりなのだと其のパワーに脱帽です。

また、帰る人たちがみんな日本で言う買い物をすると入れてくれる普通のナイロン袋に余った汁気のあるおかずや油物を全部入れて、店員さんが渡しているのです。

そうなのです。お客様がみんな残り物を袋に入れて貰い、持ち帰るのが習慣のようです。

私は、トイレへ行きたくなり、店員さんに聞いて、教えてもらったトイレへ行くと、は入り口がぐちゃぐちゃで滑って転びそうになったので、ゆっくりと左足から運んで次に右足を添えるように運んで、狭い小さな汚い便器を見ながら、本当に日本のトイレは、素晴らしく綺麗だとつくづく感じました。

そして、テーブル席へ戻り、福田さんがトイレへ行くと言われるので、自分が見てきたそして、少ない時間に体験した事を隅々まで話して伝えました。納得したように笑顔で頷いて福田さんは、トイレの方へ行かれました。

福田さんが、自分は授業をよく休んだから、1月にある学期末試験が受かるだろうかと心配そうに言うので、私は、30日に帰国するので、
受験は出来ないけれど、試験の範囲は、この前に先生達が教えてくれた事を確りとメモして置いたから、解り易い様に説明してあげるから、大丈夫だよと言って、勇気付けてやりました。

すると、心配そうな顔が素敵な笑顔に戻り、ほっとしたようで、私も一安心と言う所で、もう1本ビールを生ぬるいのに慣れてしまったのか、慣れは恐ろしいもので、つい再度、注文して飲んでいました。

こういうときの時間は、1時間が10分のように感じられ、時の過ぎ行くのは物凄く早く。もう9時30分を時計の針は指していました。

私は、福田さんの住んでいるアパートの方の道が外灯もない事を聞かされていましたので、遅くならないうちにと、この店を出る事にしました。案の定、店員さんは、大きなナイロンの薄い袋を2枚持って来て、残った物を汁物も入れてくれて渡されるので、貰わないわけにはいけない雰囲気を感じ、私達は、手に持った外へ出ました。

外はもう全く寒いと言うものではない寒さで間違いなくマイナス12度以上だろうと話しながら、割とゆっくりと歩道に靴を並べて売っていたり、焼肉を焼いていい香りを回りにさせながら売っていたり、いろんな出店を見ながら、この寒い中、よく商売しているな~と感心しながら、福田さんと分かれる分議点まで来てしまいました。

2人で其の場所に立ち止まり、寒いのも忘れて、何分か止め処もない話をしていたように思います。私は、清水の舞台から、飛び降りる勢いで、また、優しくこの日の楽しいひと時を感謝しながら、お礼を福田さんへ言うと、福田さんも嬉しそうに、私頑張るからと如何にも甦ったように力強く返信が帰ってきました。

もう大丈夫と私は、1人で勝手に思いながら、その場を福田さんは左の方向へ、私は右の方向へ歩きだしました。

部屋へ20分位歩いて着きました。私は、早々にメールを中国語で携帯から発信しました。

朝食8元 昼食15元 夕食85元 (合計、108元 日本円で、1620円位です。)

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