建設業のIT化について4
こんにちは!BHです。2月もあと少しで終わります。どこからか梅の花の香がただよってきたりして、少しづつ日がのびてまいりました。いかがお過ごしでしょうか。
今回、IT化をしたい経営層の皆様に向けて建設業のIT化について書いていきます。建設業界ではない方も、もしかしたら同じような状況であればお役にたつかもしれません。ここでは、IT化を阻むのはいったい何なのかを解き明かし、IT化をすべき理由とメリットを解説します。
今回は 「4. 建設業業界がIT化するメリットについて」です。
前回の記事はコチラ↓
目次
1.こんなことを言っていませんか?
2.建設業IT化の現状
3.建設業界がIT化すべき理由
4.建設業界がIT化するメリット
5.建設業界が工事原価管理システムを導入するメリット
6.補足・マッキンゼーのレポート
4.建設業界がIT化するメリット
【1】携行品が少なくすむ
建築業界がIT化するメリットの1つ目に携行品が少なくてすむことが挙げられます。
作業に必要となる写真や図面データなどもタブレットで管理できるようになるので、紙状のファイルを持ち歩く必要がなくなり、作業で現場に行く際も携行品を最低限に抑えることができます。
また、現場に持っていく携行品を減らすことで作業効率を向上できるメリットがあります。
【2】資料整理が効率的にできる
建築業界がIT化するメリットの2つ目に資料整理が効率的にできることが挙げられます。
図面や工事、見積書、発注書データなどをIT化しておけば、タブレットやパソコンを用いてクラウド上で管理や共有が素早くできるので、どの作業を優先していけばよいかが把握しやすくなり、業務全体の効率化に繋げることができます。
現場監督として仕事をしている場合は、作業にICTを導入することで業務全体を効率化していきましょう。
【3】情報の共有がしやすい
建築業界がIT化するメリットの3つ目に情報の共有がしやすくなることが挙げられます。
工事に必要な写真や図面をデータ化しておけば、クラウド上で管理できるようになり作業に必要な情報の共有がしやすくなるので、作業効率を向上させていくことができます。
管理品質を向上させていくためにも、作業に必要なデータをIT化していくことを検討しておきましょう。
4】施工や品質が向上できる
建築業界がIT化する4つ目のメリットに施工や品質の向上が期待できることが挙げられます。
工事に必要となる図面や各種データをIT化して管理できるようになれば、図面やデータを活用する際に正確な数値を導き出すことができるので、施工における品質の向上にも繋がります。
他社との差別化を図りたい現場監督者や管理責任者はITによるデータ管理を検討してみましょう。
5】用紙やインク代のコストを削減できる
建築業界がIT化するメリットの5つ目に用紙やインク代のコストが削減できることが挙げられます。
工事に必要な図面や写真、各種記録をプリントアウトして紙でファイリングするとインク代や用紙のコストが発生しますが、図面や記録をIT化してタブレットでクラウド上から管理すれば、印刷に掛かる経費を削減していくことができます。
6】安全面を改良しやすい
建設業界がIT化する6つ目のメリットに安全面を改良しやすいことが挙げられます。
監視カメラや温度、室内の明るさを感知するセンサーを建設現場に設置することで、集めた画像データからAIが可搬重量や室内の温度・明るさなどから危険を予知することも可能となり、作業員の安全面における改良案が立てやすくなります。
作業員側に立った安全策を講じるためにも、監視カメラによる現状把握を行なっていきましょう。
7】移動時間が減る
建築業界がIT化するメリットの7つ目に移動時間が減ることが挙げられます。
工事の工程が進んでくると関係者や現場監督を集めて会議室で打ち合わせをしなくてはならず、課題が出てくる度に関係者が集まっていましたが、ITを導入すればインターネットを介して会議を行うことができるので、会議のために集まる手間やコストを削減することができます。
8】人手不足の解消に繋がる
建築業界がIT化するメリットの8つ目に人手不足の解消に繋がることが挙げられます。
写真や図面をIT化しておかないと現場に赴く際、携行品が増えてしまうだけでなく効率的に図面などの確認が行えませんでしたが、データをIT化しておけば作業の手間が減るので休日出勤が減り、その結果、離職者が少なくなるため人手不足を解消していくことができます。
今回はIT化のメリットについて説明しました。
次回は「5.建設業界が工事原価管理システムを導入するメリット」について書いていきます。
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