工事原価管理システムについて 1
一般的な工事の場合、以下の流れになります。
(1)見積書を作成する前に、原価を見積もる(見積原価)
(2)算出された見積原価に利益を乗せて見積書を作成する(見積=契約金額)
(3)工事が成約し、工事の実行予算を作成する(実行予算)
(4)工事に着工し、工事の原価が発生する(工事原価)
「工事原価管理」というと、予算に対する実績の差異((4)-(3))や、利益額((2)-(4))ばかり取りざたされますが、実際に利益を出すためには、(1)をできるだけ正確に、そして(3)実行予算で、できるだけ(1)見積原価を減らす努力により、いっそうの利益が生まれます。
実際の利益額は(2)-(4)ですが、この利益を生むためには(1)、(3)が非常に重要になってきます。
弊社システムでは、見逃されがちな(1)の金額も重要視しており、着工した後の工事関連帳票にその数字が現れます。
続く
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