大気から直接CO2を除去する最大・最小装置の話
今年も観測史上最高温度を記録しました。
因果関係は分かりませんが、気候変動の影響ではないか、という説もあります。
気候変動のうち話題になるのは地球温暖化現象で、主要な原因はCO2といわれています。
上場企業を中心にCO2削減を目標に掲げるところも増えています。
ただ、CO2を削減する方法については、なかなか決定打を聞きません。
そんな中で、おっと思うこちらの記事が目に留まりました。
ようは、米国が大気から直接炭素を回収する施設を計画している、という話です。
下記がその装置です(タイトル画像もここより引用。イメージ化実像かは記事からは不明)
今後上記の装置を4機設置する予定で、それぞれ毎年100万tのCO2を除去することができます。
参考までに、人間が放出するCO2は年間約38Gtといわれており、そこからみるとまだまだ十分ではありません。
気候変動を調査する国際的な科学者団体IPCCによると、炭素除去装置全体で2030年までに毎年10億t削減する必要があるとのことです。
ただ、塵も積もれば山となるで、今回の大規模装置と真逆のアプローチをとる日本の研究者もいます。
タイトルがすべてですが、この装置を発明した村木さんは小学4年生(!)のころからこのテーマに取り組んでいたとのことです。
上記記事内によると、きっかけの1つはスティーブン・ホーキング(とその娘)の子供向け小説だったそうです。
そこから、本人曰く、二酸化炭素マニアになったとのことで、なかなか変わった方ですね☺
この方が発明した世界最小のCO2除去装置が「ひやっしー」とよばれる下記です。
原理を簡単に触れると、ひやっしーの中にCO2を吸収するアルカリ性の薬品が入ったカートリッジが入っています。
高校生の時の実験が実った成果です。改めてすごいの一言です。
しかも、個人的に共感したのは下記のコメントです。
まさにこの「当事者意識」ですね。
勿論大型の装置のほうが効果は高い一方で、なんとなく遠い世界の話に聞こえてしまいます。(自身の弱さです・・・)
こういった、ある意味親しみやすいものがあると、自分でも貢献できそう、という気持ちの情勢にもつながります。
気候変動は文字通り地球に住む全員が関係者ですので、自分にできることを小さくても実践していこうと思います。