人間の体は極限状態にどこまで耐えうるのか?
この記事が興味深かったので取り上げます。
ようは、
人間は、空気がほぼ乾燥している場合、乾燥時は54℃、相対湿度が50%は気温43℃で限界に達する、
という話です。
結構今の40度クラスの猛暑ニュースを聞くと、ギリギリまで来ているのかなとぞっとしてしまう数値です。
乾燥度合いで違い、それを湿球温度と呼ぶそうです。初耳でした。
上記記事から要約すると、暑さと湿度を1つの数値に組み込もうとする指標のようです。湿度は確かに快適度を左右するのは経験的に納得できます。
こういった科学的調査は過去にも行われており、関連記事を引用しておきます。
あくまでこのグループの研究結果(仮説)ですが、
地球の人口の約30%が現在、少なくとも毎年20日間は人命に影響を及ぼす温度と湿度の組み合わせにさらされており、温室効果ガスの排出量が今後劇的に減少したとしても、その割合は2100年までに半分近く増加するそうです。
一旦暑さを忘れて、常に極寒の場所に思いをはせてみます。
極寒、つまり最も寒いと断言できる場所は、極地(北極・南極)ではありません。
宇宙空間です。
平均すると-270度といわれています。
宇宙の中でも観測によって最も寒い・熱い場所があり、1つ記事を紹介します。
上記によると、
最も寒い場所:ブーメラン星雲で-272℃。地球から約5,000光年離れたケンタウルス座に位置しています。
最も暑い場所:おとめ座にある3C 273クエーサーで、20兆~40兆℃の範囲で変化します。
です。
極限すぎて人間からかけ離れるので地球から月までの空間を考えます。
当然宇宙服がその気温差を守ってくれており、当然ですが酸素も供給してくれます。
もし仮に宇宙服を脱いだら凍死は必至ですが、もう1つ無視できない地上との差があります。
「圧力」の問題です。
まさにそのシミュレーションについて紹介した記事がありました。
宇宙空間は地上よりはるかに圧力が低いため、その差で数秒で意識をなくして血液が沸騰してしまいます。
あまり想像したくないですが、改めて宇宙服のありがたみを感じた今日この頃です。