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「惑星知能」!?競争から共創の時代へ

「知能」と聞くと人類やその種に近い霊長類を連想します。(私はそれ以外にタコも連想します☺)
そんな中、「惑星知能」という変わった言葉につられて下記記事と出所元を紹介します。

要は、
生物の集合的な認知活動が地球を変え、「心」も持つことができるのではないか、
という話です。

多分これを聞くと、地球を生命とみなす「ガイア理論」を思い浮かべる方がいるのではないでしょうか?
本文記載のとおり、ガイア理論を元に今のテクノロジーを組み合わせてストーリーのようです。

ガイア理論は結構古く1960年代からNASAの科学者によって提唱され、要は地球は全体であたかも生命をもっているかのごとく自己制御できる仕組みがある、という仮説です。
もう少し言えば、提唱者は環境活動家としても有名で、やはり地球環境への配慮からこういった考えが生まれました。

個人的には、この手の議論は「生命」という定義自体があいまいなのであまり深めたくはないです。

ただ、人類を中心とした生物の活動が地球規模、つまり気候への影響を与えている、というのはIPCCの報告に関するニュースを聞く限りは確からしそうです。(本当はもう少し緻密に判断したいところですが、ちょっと専門性が必要で敷居が高いです・・・これが気候変動の難しさですね。)

人類があたえる地球への影響が大きいということで、非公式ですが「人新世(ひとしんせい)」という用語も使われています。
Wikiによると、2000年の地球規模の生物圏のありかたを考える科学者間のシンポジウムでの質問に、
「完新世というより、もう今って人新世じゃないの?」
とさりげない一言で会場が静まり返り、そのあと反響が広がって普通に使われるようになりました。(意外にこういった流行語ってありそうですね)

いずれにせよ、地球の自己制御能力有無の議論よりは、まず確実に直面する「エネルギー問題」への対応として、環境との共生は必須だと思います。

これは国をまたがる人類共通の重い課題なのでここでは割愛しますが、未来の地球文明発展形態についての仮説を思い出しました。

以下の3段階のステップです。

タイプI文明は、惑星文明とも呼ばれ、その惑星で利用可能なすべてのエネルギーを使用および制御できる。
タイプII文明は、恒星文明とも呼ばれ、恒星系の規模でエネルギーを使用および制御できる。
タイプIII文明は、銀河文明とも呼ばれ、銀河全体の規模でエネルギーを制御できる。

出所:画像と共にWiki「カルダシェフ・スケール」


これは、カルダシェフという方が唱えた説です。これに倣うと地球はまだタイプⅠにも到達してませんが、論理的には地球のエネルギーは今のままだと長期的には枯渇するため、至極納得できる話です。

ちょっと娯楽ですが、タイプⅡはSFネタでも表現を変えて出てきます。

フリードマン・ダイソンという科学者が近いことを唱えたのが始まりで、今はそれを発展させて「ダイソン球」とSF作品でも呼ばれています。
要は、我々の恒星である太陽をすっぽり包んで全てエネルギーに変えるイメージです。

いずれにせよ、文明という長期視点で見ると、国同士で「競争」しているのが本当に悲しいです。
人類・生物、そして地球との「共創」時代に向けて小さくても出来ることを探したいと思います。

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