キン肉マンとドラゴンボール:2大バトル漫画の違いと共通点!
はい、どーも。りゅうパパです。
本日は、漫画『キン肉マン』と『ドラゴンボール』の共通点と違いを考察したいと思います。
文章を読むのが面倒な方は、以下の動画をご覧ください。
連載時期
キン肉マン
まずは簡単に『キン肉マン』の説明です。
ご存じのとおり、『キン肉マン』は、原作担当の嶋田隆司先生と作画担当の中井義則先生による漫画家ユニット・ゆでたまごの国民的バトル漫画です。
1979年の5月から『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始され、1987年の4月に連載が終了しました。漫画連載は約8年間続きました。TVアニメ化(第一期)は1983年4月から放送が開始され、翌年の1984年7月に初の映画(劇場版アニメ)化されました。TVアニメは1986年10月まで続きました。(※キン肉マン超人大全集より)
皆さんもご存じのとおり、その間、アニメ化の影響もあり、キン消し、TVゲーム『マッスルタッグマッチ(1985年11月)』、森永のお菓子など、子供たちの間で人気が爆発しました。
(もっと言うと、1985年には3月、7月、12月と映画が公開され、その人気の異常さが確認できます。)
連載は、現在も続いており、2024年7月からTVアニメも始まりました。(以下、アニメ公式サイト)
ドラゴンボール
続きまして、『ドラゴンボール』の説明です。
『ドラゴンボール』の作者、鳥山明先生は今年(2024年3月に)亡くなってしまいましたが、『ドラゴンボール』は今もスマホゲーム、トレーディングカードゲーム、映画、アニメ…鳥山先生以外が描いた漫画『ドラゴンボール超』など、多方面で現役の国民的バトル漫画です。
『ドラゴンボール』の連載は1984年11月に開始され、約10年後の1995年に終了しました。TVアニメ化は連載開始のたった3か月後の1985年2月から放送されています。(※wiki調べ)
ちなみに、鳥山先生は『ドラゴンボール』の前に『Dr.スランプ』を連載しており、こちらは1980年に連載が開始、1984年まで続きました。ドラゴンボールと同じく当然TVアニメ化もされており、1981年に放送が開始し、1986年に終了しています。
2大漫画家の関係性
ちょっと調べてみると、鳥山先生は社会人経験があるため、ゆでたまご先生より年上です。しかし、ジャンプでの連載開始はゆでたまご先生の後輩になります。ただし、『Dr.スランプ』は『キン肉マン』より先にアニメ化され大成功を収めているため、この2大漫画家の関係性は非常に複雑な印象を受けます。
実際、鳥山先生が亡くなった際、ゆでたまご嶋田先生が以下のようなコメントをしています(下記リンク参照)。
上のコメントのとおり、『キン肉マン』と『ドラゴンボール』、この2大バトル漫画は、1984年から1987年の約3年弱の間、週刊少年ジャンプの中で激しい人気バトルを展開していたようです。次の章では、そんなお話をしたいと思います。
バトル漫画の世代交代
漫画『ドラゴンボール』は、1984年の連載開始直後は人気が高かったようですが、物語序盤での読者アンケートでは12位になるなど、人気が低迷していた時期があったそうです。
以下、ソース元(Yahooニュース)。
そんなこともあり、『ドラゴンボール』は、編集の鳥嶋和彦(ドクター・マシリト)の指示もあったかもしれませんが、冒険アドベンチャーものからバトルものへと漫画の方向性の舵取りをし直しています。それが、天下一武道会になります。
『ドラゴンボール』にとってラッキーだったのは、この時期(1985年9月-11月)にあの人気絶頂だった『キン肉マン』が、ゆでたまご嶋田先生の腰痛による入院のため、3か月の連載休止となったことです。
鳥山先生にそこまでの強い欲があったかは分かりませんが、おそらく鳥嶋氏の指示のもと、この間に『キン肉マン』ファンを根こそぎ奪い取ろうという気持ちはあったのではないかと思われます。それだけ人気商売、それもジャンプの世界では弱肉強食だったと想像します。
そんなこともあり、『ドラゴンボール』は方針転換に見事成功し、その後、1991年にはジャンプアンケートで史上最大得票数を記録し、ずっと人気をキープし続けています。
DBがパクった?共通点?
イシイジロウ著『IPのつくりかたとひろげかた』にも記載があるとおり、『ドラゴンボール』の天下一武道会は『キン肉マン』の超人オリンピックから、強さの数値化は『キン肉マン』の超人強度を参考にしたと言われています。
まあ、『キン肉マン』だって過去の漫画からインスパイアされているでしょうし、『キン肉マン』のほうが「スゴイ!」とか言うつもりはありません。それだけ『ドラゴンボール』の編集である鳥嶋氏が『キン肉マン』を意識していた、またはその人気の秘密を研究していたと言えるわけです。
2大漫画の違い
てな感じで、キン肉マンとドラゴンボールで共通点がありながら、逆に違う点も沢山あります。
強さのインフレ
その一つに「強さのインフレ」があります。
例えば、『ドラゴンボール』では、初期の仲間でありライバルたち(Z戦士?)であるヤムチャ、クリリン、天津飯などは、現在は戦力外となり、一緒に戦うことはありません。このメンバー以外にも、最近の映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』では理由をつけてピッコロと悟飯が活躍していますが、前作『ドラゴンボール超 ブロリー』では、かつては強敵だったピッコロさえも戦力外として戦いに参加することがありませんでした。
もう、まともに強敵と戦えるのは悟空、ベジータ、ブロリーぐらいで、フリーザでさえギリギリかと思います(『ドラゴンボール超』の原作では再びフリーザが強敵になっているようですが)。
それに対して、『キン肉マン』は現在も連載が続いています。ちょっと前のシリーズ「オメガ・ケンタウリの六鎗客編」では、初期に少し登場したウルフマン、カレクック、カナディアンマン、ベンキマン、ティーパックマンなどが活躍しました。
最近でも、ジェロニモが活躍したり、キン肉マンビッグボディ以外にも同チームのレオパルドンが活躍して、読者を喜ばせました。敵が神々であってもこれができるのは、『キン肉マン』の強みかと思います。
でも、フォローすると、強さのインフレが激しい『ドラゴンボール』も、その過剰な進化が楽しいところもあるので、どちらがスゴイという話ではありません。
主人公の交代劇
また、『ドラゴンボール』はセル編の終了後に悟飯を主人公にしようとしましたが、人気が落ちたのか、すぐに悟空が主人公に返り咲きます。
それに対して、『キン肉マン』は一度連載が終了したこともあり、初期シリーズの続編『キン肉マン二世』が存在し、アニメ化、映画化までされています。『ドラゴンボール』でも成し得なかった息子への世代交代を成功させています。
これらの話から分かるとおり、漫画『キン肉マン』はキン肉マンが主人公でありながら、主人公自身の人気はそこそこです。人気投票をすれば7位くらいであり、他にも魅力的な超人がたくさんいるのです。
だから、最近の読者であれば、自分の推しを見つけて応援することも可能な漫画です。
バトルシーンの違い
最後に少しだけ。
そんな重要な話ではないですが、『ドラゴンボール』のバトルが「ドーン!バーン!ガーン!」といった演出であるのに対し、『キン肉マン』のバトルはプロレスなので、打撃、寝技、投げ技と技のバリエーションは豊富です。しかし、舞台はリングに限定されるため、『ドラゴンボール』のように山や惑星をぶっ壊したり、宇宙まで行ってしまうような過剰な演出はできません。
だから、『ドラゴンボール』は常に前回の戦いのスケールを超える必要があり、その分しんどさがあると思います。一方、『キン肉マン』は限られた舞台の中で迫力のあるバトルを表現しなくてはいけない制限があり、これもまた違ったしんどさがあると思います。
まとめ
そんなわけで、本日は、『キン肉マン』と『ドラゴンボール』の共通点と違いについて考察しました。
どちらがスゴイという話をするつもりはなく、ジャンプの王道バトル漫画の歴史として、この2大漫画の仁義なき戦いをまとめてみたかったのです。そして、その歴史を紐解きたかった、そんな気持ちです。
『ドラゴンボール』は、鳥山先生が亡くなった現在も続いており、『キン肉マン』は、63歳(2024年8月現在)のゆでたまご先生が現役で連載を続けています。興味のある方には、ぜひ読んでみていただきたいです。
結論…どっちの漫画もスゴイんです!
それでは、また。