岩手から世界へ
2月になりました。
個人的に10日くらい前から腰痛が再発して、昨日の記録的な大雪による雪かきのダメージを受けて腰痛悪化、、、
やりたいことや、練習、思うような指導が出来ずに落ち込んでいます、、、
そんな中、クヨクヨ落ち込んでもいられないビッグニュースが!!
東京、世田谷にある
ALMA FIGHT GYM LIFE
グラント先生が企画した
「若手選手応援プロジェクト」にアカデミーの伊藤さんが選ばれて、スポンサーからの支援を受けてIBJJF世界柔術選手権に挑戦することが決まりました。
世界柔術選手権は5/31〜6/4にかけて、アメリカ、ロサンゼルスで開催されます。
アカデミーとして、また岩手の柔術選手として初めての世界柔術選手権への挑戦。
残り4ヶ月で、私としても、またアカデミーとしてもできる限りのサポートをしたいと思います。
会員の皆さんもぜひ応援よろしくお願いします!!
当然ですが、伊藤さんが大学1年生の時に入会した時はこんな選手になるとは思っていませんでした。
彼にだけ特別な指導や待遇をした訳でも、最初から選手として育成しようとした訳ではありません。
他の会員さん達と同じクラス、同じ環境で練習を続けてきました。
(オープンマットで試合前にトレーニングに付き合ったり、試合に向けてのメンタル的なアドバイス、対戦相手の研究を一緒にしたことはありますが、それも望む会員さんには誰にでもします)
おそらく柔術を練習していく中で、少しずつ柔術が楽しくなり、好きになり、夢中になって練習して試合でも勝てるようになってきて、さらに柔術に夢中になり、、、
昨年の秋、東北柔術選手権が終わったあとに伊藤さんから言われました。
「将来、柔術で生活したいと思ってます」
正直、驚かなかったです。
今、自分が彼と同じ状況だったら同じように考えると思ったからです。
私が今の伊藤さんと同じ21歳の時、仙台から岩手に就職することを決めて、ブラジリアン柔術を続けるのを諦めかけた時期がありました。
それを思い出して羨ましい気持ちも湧いて来ました、笑
「柔術で生活したい」という言葉には、お給料をもらうとか働くという意味を超えた柔術に対する愛と決意と覚悟を感じました。
伊藤さんがいつまで岩手で柔術をやるかは分かりませんが、いずれ近いうちにはもっと素晴らしい環境に羽ばたいて行って柔術をやってほしい、そこで選手として精一杯やれることを頑張ってほしいと願っています。
「来年、世界柔術選手権に出たらどう?」
私は伊藤さんに提案しました。
世界トップの柔術家達が人生を賭けて勝負する舞台、ワールドに出るということ。
その経験が絶対に必要だと思いました。
昨年末には伊藤さんからもワールドに挑戦したいという気持ちを伝えられ、2人で色々と話す中で今回の若手選手応援プロジェクトに応募してみようという話になり、彼は原稿用紙何枚もに柔術に対する想いを書いてグラント先生に提出したようです。
日本の他の地方都市でも柔術に情熱を注いでいる若者は沢山いると思いますが、今回支援の対象選手に選んで頂いたのはただのラッキーではなく、伊藤さんの柔術への想いが確かに伝わったからでしょう。
会員の皆さん、伊藤さんのアカデミーとして初めての世界柔術選手権への挑戦を。
どうか、どうか応援よろしくお願いします!
アカデミーとしてできるサポートの手段をこれから考えて、発表して行ければと思います。
伊藤義隆(21歳)
戦績(全てJBJJF公式大会)
◾️2021年
北日本柔術選手権
アダルト白帯ライトフェザー級優勝
アダルト白帯オープンクラス優勝
◾️2022年
東日本柔術選手権
アダルト青帯ライトフェザー級準優勝
全日本柔術オープントーナメント
アダルト青帯ライトフェザー級優勝
東北柔術選手権
アダルト青帯ライトフェザー級準優勝(決勝は同門シェア)
関東柔術選手権
アダルト青帯ルースター級、3位
伊藤さんのデビュー戦、2021年の北日本柔術選手権の時に試合前の彼にカメラを向けた。
ちょうど岩手から日本、岩手から世界を見据えているような構図に見える1枚が撮れて。
もしかしたら運命はもうすでに決まっていたのかもしれない。って今だから思いました。
行くぞ、世界!!
押忍!!
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