《第10回SCCしずおかコピー大賞 独りごと反省会。》 vol.34
課題4 女性が新しいことにチャレンジしたくなるコピー
・Lady, GO !!
ディズニーだ。
エルサだ。
レリゴー(Let It Go)だ。
このコピーを残したのは、私たちの審査班でした。まさに、いま思い出しました。(汗)
コピーライターなら(コンプラ的にも)まず落とすと思いますけど、たくさんの応募があったんだから一番良さそうなのを残しましょうよ、という運びに(ポピュリズムみたいで、あまりよろしくはなかったですね。ちょっと反省。汗)。そして、決まったのが、このスペルと空きと記号で表現されたコピーです。
審査員からして「これがファイナルに残るとはーーー。(苦笑)」と思っていたものが、協賛賞まで届くとは・・・。予想外です!(その昔のソフトバンクCM風に)
では、なぜファイナルに残ったのか?!
客観的に言えば、響きはピカイチです。このコトバの響きのリフレインが、あの曲を世界中でヒットさせたと言えるくらい耳に残ります。
そして、そろそろ、パロディとして使ってっもいいだろう!? というくらいの時間が経ちました。流行っているときだと、さすがに白々しい感じがしますけど、いい具合に粗熱がなくなって日常のコトバにコンバージョンできるタイミングでした。
そして、なぜ協賛賞に!?
こればっかりは、わかりません。(笑)
まあ、静岡あたりに会社は、最新とか最先端よりも、これくらいのユルさやヌルさのあるパロディが丁度よかったんじゃないかと思います。
でも、逆に考えると、何十〜何百億もかけたキャンペーンのキャッチフレーズに使ったなら、上記の理由もあったりで、けっこう世の中を牽引できたんじゃないかとも思います。
言いやすく覚えやすいから、みんなで真似したり、パロディが良いとか悪いとかでバズったりしつつ、疾走し、挑戦する、女性たちの行動を後押ししたのではないかと思ったりします。(小さい会社の小さいキャンペーンでは、全く使いものにならない気もしますが。)
私個人としては、前述のように全く反応できませんが、こういうコピーも時には残るし賞も取れる! ということで、気軽な応募も増えてくれるとうれしいですね。
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