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第10回SCCしずおかコピー大賞 独りごと反省会

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SCCが開校する「コピーの学校」。その教頭として「第10回SCCしずおかコピー大賞」のファイナリスト作品で反省会をしています。 全60作品を教頭はどう考えるのか!? 独断と偏見、…
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2020年5月の記事一覧

《第10回SCCしずおかコピー大賞 独りごと反省会。》 vol.34

課題4 女性が新しいことにチャレンジしたくなるコピー  ・Lady, GO !! ディズニーだ。 エルサだ。 レリゴー(Let It Go)だ。 このコピーを残したのは、私たちの審査班でした。まさに、いま思い出しました。(汗) コピーライターなら(コンプラ的にも)まず落とすと思いますけど、たくさんの応募があったんだから一番良さそうなのを残しましょうよ、という運びに(ポピュリズムみたいで、あまりよろしくはなかったですね。ちょっと反省。汗)。そして、決まったのが、このスペルと

《第10回SCCしずおかコピー大賞 独りごと反省会。》 vol.35

課題4 女性が新しいことにチャレンジしたくなるコピー  ・爪を隠すな。 「能ある鷹は爪を隠す」と言う。『女性が』という問いに、なぜ鷹の『爪』なのだろうか。このコピーの佇まいからは、女性が指先を飾るきらびやかな「ネイル」のことを言っているようには聞こえてこない。 平均的な女性は平均的な男に、体力では(身体的に)勝ちにくい。体力に勝る男に襲われたなら、只じゃすまない。だからこそ、身を守るための武器を持つ必要がある。 男みたいに刀とか槍とか、装飾までして威張りくさった、とっさの

《第10回SCCしずおかコピー大賞 独りごと反省会。》 vol.36

課題4 女性が新しいことにチャレンジしたくなるコピー  ・わたし、ブレイクするー。 ダジャレかーーーー。 解説をするーしたい、、。(苦笑 しずおかコピー大賞は、ほんと、ダジャレが好きだ。気持ちのハードルを下げるとか、親しみがわくとか、リズムが面白いとか、いろいろと選ぶ人は正当化しますが、果たして正当化できるのかは、市場に投げ出されてみないとわからない。というのが本当のところだと思っている。 特に中年の男性が反応するダジャレが、女性たち、特に若い年齢層や女子とカテゴライズさ

《第10回SCCしずおかコピー大賞 独りごと反省会。》 vol.37

課題4:女性が新しいことにチャレンジしたくなるコピー  ・女性の人生には、お色直しが効く。 結婚式の披露宴は、お色直しを1回はしたい。という妻の申し出は実現したのだが、ほんとは2回(計3着)くらいはやりたかったんだろうな〜。と、昔のことをふわっと思い出した。 結婚は女の人生そのものではなく、一部になった。今、女性たちは、男性への依存を減らす途上にあることは確かだろう。 専門学校の先生が、がんばって応募してくれたコピーである。若者たちと毎日過ごしている方の作品である。だが、