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モーリスラクロア レクラッシック アンティークウォッチ −MAURICE LACROIX LES CLASSIQUES− Antique watch

LES CLASSIQUES -Antiqueに魅せられて‐

今回はMAURICE LACROIXのアンティークウォッチのご紹介をさせていただきます。これは小さな小さな時計店とのちょっとした出逢いからでした。

LES CLASSIQUESについて

まずは、現行の「レ・クラシック」のモデルをご紹介します。

モーリス・ラクロアの伝統的なラインという位置づけで展開されているそうですが、このクラシカルでモダンなフォルムが特徴なモデルです。クラシカルなデザインはどんな場所でも使用することができ、時代の波に影響されることのなく永く付き合うことのできる一本ではないでしょうか。今もなお人気のモデルです。

出典: https://www.mauricelacroix.com/

このようなシンプルでクラシカルなデザインになればなるほどちょっとしたデザインのひずみが全体のバランスを崩してしまうこともありますが、全体をうまくまとめているのもこのモデルの特徴です。

信頼のおける高品質なスイス製ムーブメントを搭載し、モーリス・ラクロアの品質基準に見合った素材を採用しています。細部にまで妥協せず仕上げを施し私たちを愉しませてくれます。

LES CLASSIQUES -Antique‐との出逢いについて

さてここで、話を戻しましょう。今回ご紹介するのは私が小さな小さな時計店で出会ったこの「LES CLASSIQUES -Antique‐」です。
少し長くなるので目次からほかの項目を見ていただいても結構ですよ。

この子は店主曰く20年も店の片隅で日の目を見ることなく静かに眠っていた子です。
実は私が所有している別のブランドのクオーツ時計の電池が切れたので移動の途中で見つけた小さな小さな時計店に立ち寄った際に偶然に出逢った時計です。

キズミ用のホルダーにセットされたキズミルーペを片目にしながら「いらっしゃい。どないしました?」ととても気さくな店主。
何世代もずっとここで生業をしてきた地元を愛する時計店でした。
気さくな感じも気に入り迷わず電池交換をお願いしました。

私の前に腕時計の電池を交換している夫婦がいたので、しばしお店を物色。
何の変哲もない日常使いの時計たち。時代を感じるレトロなPOP。色褪せたポスターたち。
「○○時計に似た時計!!」と謎の手書きPOP。
このお店は大きく変わらず、ずっとこのまま移り変わりゆく世代を感じてきたんだろうなと思うほどでした。

ふと雑多に飾られたディスプレイの隅に「MAURICE LACROIX」の旧ロゴの立体POP。よく見ると台座のある50㎝×50㎝程だろうか。
大き目なディスプレイ棚でした。
これは正規店でしか手に入れられないだろうから、きっと昔はよく出ていたのかなと思いながら店主に聞くと、、、
「20年くらい前は取り扱っていたよ。20~30本は売れていたんだよ」と。
「今は扱っていないし、もう修理がメインなんだよ。」といいながら黙々と電池交換。

・・・・・

沈黙から約数分。

「あるわ!!あるかもしれんどこかに。確かメンズモデルで紺色のが残っていた記憶があるわ。10年くらい前までは。でも見つけるの1日かかるかもやで。」
私は「なら仕方がないですね。それも縁ですから」と言いながら店主の顔を見つめる。
店主はまた黙々と電池交換・・・・・

でも気になるんですよね。少なくても10年前のモデル。
しかもラクロアファン。。。
意を決して店主に「あれば見せてほしい」と懇願しました。
少しの希望を載せて。。。

店主動く

キズミルーペを外しながら、店主が動きました。
「そこに無かったら、探すのに時間かかるし、無いかもしれん。その時はあきらめてやぁ!!」なんて言いながらディスプレイ棚の裏の戸棚を開けたり閉めたり。簡易的な箱を出しては閉じたり閉めたり。
箱なんて半分「空」。。。
「無いなぁ」「ここにも無い」「空ばっかりやな」
そこは店主の片付け方では!?と思いながら見つめる。
「ここに無かったらあきらめてや!」
先にお願いしていた電池交換の夫婦を置き去りにしながら。
(夫婦も何やら興味津々でした)

・・・・

「あったで。」
その一言はドラマ『HERO』名ゼリフ「あるよ」にもちかい、どや顔で。

「しかし動かんかもやな。20年ほど前のやつやで。。。20年もたつとメーカー保証切れとるけど、まっ動かなくても直せるで、おっちゃん時計屋やからな!」

で、見せていただいたのが、下の外見レビューに掲載しているこの子。
一目で気に入りその場で購入の意思をお伝えしました。
店主は約20年このブランド名を口にしておらず、私が20年ぶりに口にしたのではじめは「何だったけ!?」と思われたそうです。
しかも店主は当時の記憶で、こんなブランドを知っているなんてと時計好きなんやなぁなんて言いながら驚かれましたが、今のモーリスラクロアアイコンの人気をお伝えしたところ「えーそうなんだ!!飾っとけばよかった!!」なんておっしゃっていました。
無事ご夫婦の電池交換も終わり、私の電池交換と「LES CLASSIQUES -Antique‐」の調整も終わり私の元に来てくれました。

これも縁ですね。
さて外見レビューをしたいと思います。

外見レビュー

ケース

深いブルーの色合いとサンレイダイヤルのローマ数字のクラシカルでモダンなフォルムがとても美しいモデルです。
約20年ほど⁉前のモデルと思えないほど綺麗です。

旧ロゴのコロンとしたデザインもかわいいですね。

デイト表示の枠がこれまたたまりませんね。

装着イメージはこんな感じです。
ケース幅は34㎜、ケース厚6㎜のSSです。

腕の収まりもよくバランスの取れたモデルです。
このまま発売されてもいいくらい私は好きですね。

ベルトは若干焼けもありましたが(ベルト通しの一部が特に焼けてましたが、店主がこっそり回転させ裏に向けていたのは秘密です。)デットストックでこんな出逢いですから大満足でした。

今はないからこそ楽しめるのも一つです。
現行の「レ・クラシック」も素敵です。是非お近くのお店で見てみてください。

公式サイト:
MAURICELACROIX(モーリス・ラクロア)
お近くのお店でAIKON(アイコン)を探す

基本情報

モーリス・ラクロア
商品名:レ・クラシック
ムーブメント:クオーツ
ケース素材:ステンレススティール
ベルト:レザーストラップ
サイズ:34mm

SNS

Instagram ▶ @koji_nkzw
Instagram ▶ @mauricelacroixwatchclubjapan
FaceBook  ▶ @MAURICE LACROIX Watch Club JAPAN(非公開サロン)

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