Salesforceでの開発環境について
SalesforceでLightning Web Componentなどを開発する環境についてご紹介します。
まず、開発PC側についてです。
Salesforceには開発者コンソールというブラウザで開発ができるものが付いています。ほんの少し前までこれが主流でした。
今は、以下の環境を準備する方が便利です。
・VisualStudio Code
・Salesforce Extension Pack(VisualStudio Codeの拡張機能)
・Salesforce CLI(sfdx)
次に、Salesforce側の環境についてです。Salesforceでは以下の環境が準備されています。
・本番組織・・・実際に運用する環境
・Sandbox組織・・・開発及びテストを実施する環境
・DevHub・・・開発及びテストを実施する環境(担当者ごとのイメージ)
開発をすることを考えると、Sandbox組織、DevHub組織のいずれかになります。
理想的には開発環境は以下のようにするのがいいです。
DevHub
DevHub上に担当者ごとのScratch組織を作成して機能の開発を行う。
開発、単体テストが完了したら、Sandbox組織にリリースする。
Sandbox組織
結合テスト、システムテスト、お客様による受け入れテストとして利用する。
テストが全て完了したら、本番環境にリリースする。
これを実現するためには、いくつかの条件があります。
・機能間の関係が整理されていて分離可能であること
・AppExchangeからインストールしたものを参照していないこと
いずれも、開発を始める前にしっかり設計して置くことが大切です。
これらの条件が揃わない場合は、Sandbox組織を開発、テスト用として利用する事になります。
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