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創業初年度の心震える話-創業15周年(1)-
創業から15年を迎えた。
こうした節目は創業から今までを振り返るタイミングでもあると思う。
noteなので、オフィシャルには絶対に書けない話を書きたい。一部18禁です。
次回はこちら
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2008年は、創業初年度であり、人生の分かれ目だった。もっとも世間に翻弄され、少し間違っていたら今はないようなことの連続だった。
創業から登記まで約3ヶ月あったのだけれど、そこでのハチャメチャをまず書きたい。
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起業というと、高邁なビジョンがあったり、立派なビジネスモデルがあるというイメージを持たれる。
ただ、万人がそうとは限らない。僕の場合は、単に起業を夢見る会社員だった。実行する勇気もお金もなく、腐っていたところがあると思う。できることややりたいことはたくさんあったが、ビジョンも何もなかった。唯一決めていたことは、研修内製化とゲームという今と変わらない事業領域だけだった。
ただ、結局何事もタイミングだ。やりたいことを見つけ、整理していたところに、友人の女子(めぐ)の紹介で、S社というベンチャーの社長から役員にならないかとオファーをもらう。
その会社が役員報酬として前職の給与分を3年間は支払ってくれると約束してくれたことで、お金の問題がなんとかなった。
また、同時に起業の支援もしてくれて、その会社の場所に登記もさせてもらえることになった。
あとは人脈と営業力でなんとかなるから独自の売り物はゆっくり考えればいい。そんな軽い気持ちでの起業だったのだ。僕は熱意を外に出すタイプではないので、青い炎で心を奮い立たせながら色々と前途を夢想する日々だった。
この起業のきっかけがなければ、今の僕はないので、紆余曲折はあったものの、そのご縁には感謝している。ただ、初年度は順風満帆だったとは言えなかった。
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まず、登記のところで躓いてしまったのだ。創業直後から家なき子ならぬオフィスなき会社となるのは想定外だった。良く言えばノマドワークだが、いったいなぜそうなったのか。
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