オーナーとシップ-オーナーシップ(1)-
オーナーシップ。学校では学ばないが、ビジネスではときたま使われる言葉だ。
たまたまお仕事で考える機会があったため、書き残しておきたい。
オーナーシップとは
オーナーシップを分解すると、own-er-shipだ。部分にわけると、所有者としてのあり方という意味になる。
オーナーとは
まず、オーナーのところから見ていこう。オーナー、つまり、所有者は、自分の所有するものを、より良くしたり、悪くならないように保全することをほぼ意識することなくできる。
私たちは自分の体の所有者だ。風邪を引いたら薬を飲むし、病院にかかるだろう。こうした保全を意識せずに行う。
また、大切なものはしっかり金庫にしまうだろうし、大事にする。
シップとは
シップはあり方という意味だ。あり方は、思考レベルのものなので、行動として顕在化するものは、厳密にはオーナーシップではなく、オーナーシップ行動(behavior)と考えた方がよい。
リーダーシップもリーダーとしてのあり方であり、リーダーシップが行動として顕在化したものをリーダーシップ行動という。
行動しているという一面をみて、オーナーシップやリーダーシップがあるかは判別はつかない。そうしたものがシップだ。
オーナーシップは私たちが生得的に具備するものだ。だが、それが特定の場面では発揮されない。
次回は自分にオーナーシップを発揮できない話を書く。
その次はオーナーとマスターの違いあたりを書く予定。お楽しみに。