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家系図作成の付随的楽しみ
家系図作成が楽しくなり、さまざまな戸籍を取った。
数を集めると、整理が必要になる。読み解くために、いくつかの視点がいるなと思った。
時系列を整理する
まず、時系列だ。同じ高祖父でも家によって世代交代のスピードが違う。
西暦表記ではないので、手元に元号と西暦の対応表がないとピンとこなくなる。
場所を調べる
次に、場所だ。戸籍と居住地は違うことがある。生まれたときに届けられた場所が住んでいた場所に近い。また、亡くなった場所、それを届け出た人でもわかることがある。
僕の場合は、樺太、満州、南方で戦死などが見つかった。一方、驚くほど西日本との接点がないことにも驚く。
まだ、亡くなった日が同じなどがあれば、その土地で起きた日付などと紐づけると、例えば大火の日に大勢亡くなったなどとわかることもあるかもしれない。
先祖の人生史を書き出す
年表を書くことだ。キーマンをみつけたら、何歳で結婚して子供を生んでといった人生史も書ける。子供が出ていったから再婚したんだなとか。養子を取った理由は、なぜ養子に出されたかとか。
婚歴や双子の有無、夭逝、長寿等もわかるので、悲しみや、子供の独立に伴う再婚など色々な人生模様も見える。
歴史を学ぶ
制度の影響も見える。戸籍の変遷、旧仮名遣いの廃止によるものや行政区分、そうしたことも読み解ける。
当時の流行りの名前や、住所から知る古地図など、広がりが無限大にある。誰にとっても楽しいものかは分からないが、戸籍は時間経過とともに破棄されるので、今しかできない財産だと感じる。
2024.11.10追記 氏名の傾向(右衛門とか)についてなんでこんな名前なんだろうと思って以下を読んだら答えが書いてあった。
各種の楽しみ方は「なぜこうなっているんだろうか」という問いから生まれる発見なので、問いが立たないと単なる紙だが好きな人にはミステリー並みに楽しめると思う。
最近、制度も変わり、僕のように全国旅をする必要がなくなりました!
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2023年6月に下書きしていたものです。