戦場のリーダーシップ
自分は受託のゲーム開発というお仕事をしていまして、昨年の秋までリーダー、というポジションにいました。
こういったポジションは初めてでしたが、幸いなことに、ソフトウェア開発におけるリーダーシップは、多くの先人たちの知見があり、自分もTeam Geekやアートオブプロジェクトマネジメントといった書籍の力を借りて、リーダーの心構えのようなものを、身に付けることが出来ました。
しかし、それとは別に大きく影響を受けたのは、GORUCKというイベントでした。
少しイベントについて説明すると、GORUCK社が主催するフィジカルトレーニングのイベントであり、チーム単位で進めることになるのですが、そのイベント中に「チームの一人も脱落せずにゴールを目指すべし」というリーダーシップ的な思考を持つよう、教官から言い渡されます。
全員がそのリーダーシップに従いつつミッションを遂行するのですが、教官が軍人上がりの強者ということもあり、徹底した理解を求められ、それが行動で示せるまで何度でも体を使う課題を繰り返すことになります。
(それはそれとして、体育会系のノリで、気まぐれに課題が課されたりもします…笑)
恐らく、軍隊ではまず生存が優先されるから、こういったリーダーシップを全員に求めるのだろう、とイベントを通じて感じたのですが、これは開発の現場でも活かせる考え方だなあと思いました。
自分がわりと平凡なエンジニアで、リーダーとしてぐいぐい引っ張るよりは、優れたメンバーの力を活かしたり、個々の能力を見て背を押していくようなリーダーを目指していたことも、そう考えた理由の一つだったと思います。
あとは、実際に戦場みたいな現場を経験したこともあるので、生存を優先する、みたいなところを重要に感じたのかも知れません(苦笑)
もし、これからリーダーをやるぞ!という方は、是非、一度GORUCKのイベントに参加してみることをオススメします。
(自分はIngressというゲームを通じてGORUCKを知ったので、合わせてIngressもオススメしたいですが、こちらは改めて記事にしてみようかな…?)