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snow peak レインボーストーブの芯交換で非常に苦労した話

私が使っているレインボーストーブについて

レインボーストーブは、冬のキャンプだけでなく、自宅でも使える優れた暖房器具です。私は2019年のスノーピーク雪峰祭で購入した限定モデルを長年愛用しており、その使い勝手の良さに満足しています。ブラックのカラーリングもおしゃれで、部屋の雰囲気にもぴったりです。寒い季節でも心地よい温かさを提供してくれるので、快適な時間を過ごすことができます。スノーピークのレインボーストーブは、冬の暖房にお悩みの方におすすめのアイテムです。

毎年冬の終わりには灯油は使い切り、タンクに古い灯油は残さない等、ストーブを長く使い続けるための最低限のことは注意していましたが、これまでちゃんとしたメンテナンスはやっていませんでした。

突然の不調

今年も寒くなり、いざ使おうとしたところ、なぜか火がつかない状態になっており、点火用の電池切れでもないため、色々と調べていると芯の交換が必要ということがわかりました。

石油ストーブの芯交換なんて、これまで一度もやったことが無く、正直めんどくさいな・・・と思いつつ、まずは必要な替え芯の型番を調べるところから始めました。大事に保管してあったレインボーストーブの取扱説明書には、芯の交換手順は記載されているのですが、肝心な替え芯の型番が記載されておらず。

ご存知の方もいると思いますが、スノーピークのレインボーストーブはトヨトミのレインボーストーブのOEMのため、トヨトミの替え芯を入手する必要があります。スノーピークとしてのストーブの型番(KH-003BK)ではなく、トヨトミの同型ストーブの型番が必要になると考え、調べ始めたのですが、明確な答えが得られず。※以下は型番違いですが、スノーピークレインボーストーブ2020年モデルの取扱説明書です。

https://snowpeak-ec.s3.amazonaws.com/sys-master/AmazonS3Images/hf9/h66/8881369841694/KH-004-IV_manual.pdf

明確にストーブの型番が判らない状態で、替え芯のサイズだけを頼りにトヨトミの公式オンラインショップでたどり着いたのが「替えしん123種」(先に言っておくと誤りです)でした。

早速購入して、ネット等で交換手順を確認しながら芯交換をやってみました。想像していたより簡単にできたのですが・・・ここから先が長い話になります。

芯交換しても正常に炎が出ない

芯交換をして、しっかりと灯油をなじませるために、15分ほど放置。その後点火したところ、いい感じで炎が出ています。これで良いと思っていたのですが、あるタイミングで「あれ?なんか炎の勢いが弱いな。。。」と感じ、芯の高さ調整ツマミを回してみたりしていると、さらに炎が弱くなってしまいました。

その後は何をやっても炎を勢いが戻りません。

レインボーストーブをお使いの方はわかると思いますが、正常な状態では、炎が円盤から1〜2cm程度はみ出るはずなのに、炎が円盤に隠れる状態になっています。

明らかに異常が認められるため、改めてネットの情報などを調べたところ、どうやら「芯の空焼き」が必要なのではないか?という考えに至りました。空焼き自体は芯の定期的なメンテナンスに必要な作業ですが、替えたばかりの新しい芯に対して必要なのか?という疑問が残りつつ、やってみることにしました。

芯の空焼きも不発 無駄に時間だけ浪費してしまう

芯の空焼きをするためには、タンクにある灯油を全て使い切る必要があります。ポンプで抜くのもめんどくさいので、点火したまま放置をしたのですが、そもそも炎の勢いが弱いため、なかなか灯油が減らない。

本来、20時間あれば灯油は全て使い切れるはずなのですが、まる1日以上使ってもまだ灯油が残っており、空焼きの状態に辿り着くまでに30時間ぐらいかかったと記憶しています。

やっと空焼きが終わり、改めて灯油を満タンに入れ、点火をしてみましたが、炎の勢いは変わらず弱いまま。今回の事象において空焼きは有効でないことが判ったため、次の対策を検討します。

替え芯の型番誤りが発覚

ひょっとすると、芯の取り付けに問題があったのでは?という考えに至り、今度は芯の取り付け直しをすることにしました。レインボーストーブを分解して、手が灯油まみれになりながら、芯を外して、また付け直す(今度は慎重に)。そして、取り付けて、芯の高さ調整ツマミを回して芯を出してみたり、眺めていると、あることに気づきました。

あれ?芯の高さが低い(芯が短い)。

そこで、別の考えとして、「そもそも替え芯の型番を間違えているのではないか?」という疑念が出てきました。

改めて調べていると、結局「替えしん23種」が正しいということがわかりました。早速ネットで替え芯を購入。


この冬、レインボーストーブを何度分解した事だろうか。。。

正しい替え芯使ってもうまくいかない

今度こそ・・・と新しい芯を慎重に取り付け、再度点火をしたのですが、なぜか黒煙がモクモクと出てきました。

芯を取り付け後に外炎筒が正しく設置できておらず、異常な燃焼状態になっていたのが黒煙の原因でした。再度、外炎筒を正しく設置し、点火したところいい感じに炎が出るようになったのですが、またもや炎の勢いが弱い。

異常燃焼で芯が痛んだのかも・・・と思い、再度手間をかけて空焼きをしたものの、全く改善せず。


芯をじっと見つめることも何度もありました。。

これまでのしくじりを教訓として再チャレンジ

三度目の正直ということで、再度「替えしん23種」を購入し、これまで間違ってきたことを思い出しながら万全の態勢で芯交換に臨みました。

 ①正しい型番の芯を使用する

 ②芯の交換後、組み立て直す際は外炎筒を正しく設置する

 ③灯油はしっかり染み込ませてから点火する


・・・と上記を実施したところ、やっと正常な状態に戻りました。
この冬、久々にレインボーストーブを出してからほぼ1か月、やっと元通りになりました。というだけの話です。

そして、今更ながら、レインボーストーブの型番と合わせて、替え芯の型番も記載されている事に気づきました。。。


よく見ると、ちゃんと替え芯の型番も書いてある。。。

この体験が誰かの役に立てばと思い、記録として残しておきます。

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