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お仕事探し

渡航前にネットで情報収集したり、実際にBanff で働いていた人にお仕事探しについて尋ねたりと、しっかりと準備していたはず…と思っていたのが甘かった、もちです。
今回はお仕事探しについて得た教訓と学びを書いてみようと思います。



渡航前に準備したこと(お仕事編)

正直なところ、したつもりでできていませんでした。
話が脱線しますが、実は渡航前に知り合いのツテでBanffのジャパレスを紹介してもらえ、そのまま電話面接、採用と連絡をいただいていました。お仕事もスタッフアコモデーションもゲットできて順風満帆、幸先良い…!と思っていた3月でした。
ジャパレスの方とのやりとりの中で5月半ばの出発を決め、フライトを予約したり、制服用の黒パンツを購入したりと準備を進めていたところ、4月末にまさかの不採用の連絡。キッチンのスタッフの雇用が必要になり、わたし用のスタッフアコモデーションが用意できなくなってしまったという理由でした。  ま、厄年だしそんなもんでしょと気持ちを入れ替え、4月頭にindeedを検索して以来、全くしていなかった情報収集とResume作成にトライすることにしました。 
わたしは日本ではペンションやゲストハウスでバイトしていたこともあり、経験があったためBanff ではHousekeeping のお仕事を探すことにしました。


教訓1:Resume はJob resource centre で添削してもらうあるいはアプリを使用 

 Resume は先人の方々の情報を元に何とか作成しました。電話番号はどうしようかと友人に相談したところ、楽天なら海外でも使えるしカナダはWiFi 環境だから大丈夫でしょ、と友人から助言をいただきそのまま使用。
友人談では、
Banffで直接Resume配って自分は2件目で受かったし、向こうはたくさんホテルあるし仕事で溢れてるから余裕よ👍
という助言により謎の余裕も生まれ、しっかりあぐらをかいていたわたしです。 
4月にたくさん募集あったし、どこにResume落としに行こうかなとindeed を確認。

5月はフルタイム&アコモ付きの求人がほぼありませんでした。

ホテルのホームページでも確認し、第一候補だったホテルがまだ募集していたため、焦ってオリジナルのResume を添付し送信。
Banff 行きのバスの中でホテルからお祈りメールをいただきました。 
少し憂鬱な中、Resume 配りのためコピーをしにJob resource centre へ向かいます。
コピー前にオリジナルのResume を見せると少し困惑した表情をされます。
内容がおかしいですか?と尋ねると、悪くないけどユニークね、と言われてしまいました。
添削が必要であればお手伝いしてくれるとのことで、英語にも自信がなくResume もネットで拾ってきた情報を組み合わせて超オリジナルなもの(かなりダサい)を作ってきていたため、お願いすることに。
1時間ほど格闘してくれ、戻ってきたものを見てびっくり。全く違うResume になっていました。
彼女曰く、
・電話はカナダの番号にする
・写真はつけない
・内容はシンプルに
・変なボックスとか要らない
・ビザの期限とか要らん情報載せない
と、指摘してくれました(本当に感謝)。
その日はJob resource centre は閉館時間になってしまったので翌日もResume 作り。
ああ、とんでもないResume を第一候補のホテルへ送ってしまったんだな、そりゃ落ちるわと落胆。ご縁がなかったと思い、切り替えます。また、esim が使えるなどメリットが多かったphone boxをすぐに契約しました。
※Resume を渡す時にビザの期限を聞かれることが多かったので、ビザの期限は載せておいてもよかったのかなと思いました。

ちなみにJob resource centre では様々な支援を行っており、わたしのようにResume の添削やInterview の練習(Bow Valley adult learning centerのwork shopのひとつで要予約)、就職活動用として無料でコピーやスキャンをしてもらえます。パソコンも借りることが可能なので、私物のパソコンを持っていかない人はUSBさえあれば色々できます。
12時から13時までお昼休憩があるのが注意点です。

ちなみにですが、台湾の同僚のResumeがあまりにもおしゃれで見やすく、自分で作ったの??と聞くとアプリで作ったそうです。
セカンドジョブ以降はわたしもこのアプリにお世話になっています。

https://www.canva.com/

有料なものもありますが、無料のもので十分です。パソコンが苦手なわたし的にはデキる人になった気分で(思いきりアプリのおかげです)、なかなかテンションがあがります。これでResume 作成が楽しくなりました。


教訓2:夏季シーズンに働くなら2-3月には求人を漁る

Job resource centre の求人情報にも2-3件ほどしかHousekeeping など比較的トライしやすそうな求人はありませんでした。
Resume を30件配っても返事があったのが今勤めているホテルと、その他2件のみ。しかもその2件は採用後1週間後に1件、その数日後に1件と連絡が来ました。
同僚いわく、2024年の雇用は前年度と異なり、多くのホテルで夏季シーズンのフルタイム雇用は3-4月でほぼ終わっているとのこと。またお土産屋さんの雇用も前年度までは5月頃から見かけていたが今年は遅いとのこと。
コロナの影響で客が押し寄せていた2020-2022年は人手不足でたくさん人を雇ってもまわっていたが、2023年は同様に雇った結果、訪問客が落ち着いていたため、働き手が余ってしまったそう。そのため、今年は慎重に雇用しているのではないかというのが彼女の意見でした。

本当かどうかはわかりませんが、少し納得です。確かに大手で人気のある会社は、現時点(2025年1月)でspring/summer season の雇用を始めており、また条件良くホワイトな会社に就職している友人は、3月にindeed で見つけそのままzoom面接ののち4月から働いています。春のうちに雇用を始め、準備し、シーズン直前に再度募集というのが2024年度の夏季シーズン雇用の傾向のようでした。同僚の彼女の言う通り、6月からフルタイム&スタッフアコモデーション付きの求人が出始めました。

教訓3:住居さえあれば仕事は見つかる

特に夏季雇用についてです。
6月以降、パートタイムジョブの求人で溢れていました。ただ、やはりスタッフアコモデーション付きのフルタイムジョブはパートタイムジョブに比べると見つけにくい印象です。7月になるとさらに求人情報が増えましたが、パートタイムジョブばかりです。そして条件の良い住居はほぼ見つかりませんでした。見つかったとしてもすごいお値段でとても借りれません。
アコモ付きのメインジョブを始めて、セカンドジョブで色々トライしてみるのもアリだなと思いました。

冬季は9月半ば頃に近隣のスキー場が募集を始め、10月末には勤務開始していました。11月に確認したところ、まだフルタイムジョブは募集していましたがパートタイムジョブは募集していませんでした。
フリーのスキーパスがほしい&冬も何か挑戦したいという理由で応募しましたが、私用で11月中日本へ帰国することになり不採用となりました。面接時、もしかしたらパートタイムの雇用枠空くかもしれないから、こっちに戻ってきたら連絡ちょうだいと言ってくれましたが、タイミングが合わず断念しました。

また、9月半ばに入るといよいよ夏季シーズン終わりを迎え、たくさんの出稼ぎ勢がBanff を離れていきます。このタイミングでフルタイムジョブを変えたり、スタッフアコモデーションを出て部屋を借り始める人も周囲には出て来ました。シェアメイトを探したり、パートナーと一緒に住む目的で部屋を借り始める人が多かったです。

教訓4:冬季もBanffで稼ぎたかったら夏のうちにセカンドジョブを確保

これは夏季のうちにBanff 3年目の同僚からもらったアドバイスです。
あながち間違えではありませんでした。夏季に比べ、夏季シーズン後は求人がぐっと減り、夏季シーズンの方が仕事が探しやすい印象でした。
毎日満室だったホテルはガラガラになり、お休みが週2日から3日になると聞いていましたが、本当でした。特に10-12月のクリスマス前までがとっても暇!そのおかげでブログを始められたので個人的には有難かったのですが…。勤務時間が5-6時間、週3日お休みといった感じで、就業時間が週30時間を切ることが多かったです。そしてクリスマスシーズンは夏季並みの忙しさに戻りましたが、年末年始を過ぎるとまた落ち着きます。
例年、クリスマスシーズンが終わるとまた暇になると聞いていますが、何故かうちのホテルは人手不足も重なり、週末のみですが夏季シーズン並みの忙しさです。他のホテルで働いている友人いわく、来週から週3日休みになるそうでホテルや雇用人数などによるようです。
とは言え、夏季シーズンほどの忙しさではないので、毎日8時間働くことができず収入はしっかり落ちました。しかしセカンドジョブ、サードジョブがあるのでゆとりは保てています。あと、個人的には暇すぎないことで仕事とプライベートのメリハリがつくのも、よい点でした。
ただ、セカンドジョブを始めるにあたり注意が必要なのが、雇用期間です。夏季にポストされる多くの求人が"夏季雇用"となっています。この場合、夏季シーズンが終わると雇用終了となります。もし冬季も継続を考えている場合は募集要項や面接時に確認するのがよいです。

なぜスタッフアコモデーション付きを好んで探していたのか?

一番の理由はシンプルで、かなり家賃を抑えることができます。
会社や経営者によりますが、おおよそ15-25ドル/日ほどで住むことが可能です。(友人談ですが、キッチン・冷蔵庫・電子レンジなしで一日6ドルと破格なところもあるようです。)
アコモデーションによっては、洗濯・乾燥機代が無料なところや、1回◯ドルと支払いが必要なところもあります。
他の職場で働く友人のスタッフアコモデーションにいくつかお邪魔したことがありますが、シェアメイトの人数が少なかったり綺麗なところはやや高めな印象なものの、値段相当かなと思いました。部屋を借りてる友人は1800ドル/月(駐車場・洗濯機・乾燥機込み)と言っていたので、それと比べるとかなり家賃を抑えることができます。
また、同居人に日本がおらず様々な国出身の同僚と住むことができたので、英語環境に身を置くことができるのもメリットでした。わたしの場合、部屋に籠もるのが好きで自分時間を確保しがちなので、強制的に英語環境に投じたいのもありました。
まずはスタッフアコモデーションに住み始め、合わなければ住居を探せばいいやと思っていたため、スタッフアコモデーション付きの求人ばかり探していました。
スタッフアコモデーションのシェアメイトに恵まれ、今のところ大きなトラブルもなく快適に過ごせています。
しかし、いびきなどの騒音問題、掃除問題、大麻喫煙者からの副流煙問題など、様々な問題もあります。わたしは一時期、耳栓を越える爆音いびきに夜間何度も起こされ辛い思いをしました。
どこまで自分が許せるか、また環境適応できるか、そして我慢できなくなった場合に問題と向き合えるかがポイントです。それぞれのメリットとデメリットを比較して決めることをお勧めします。

仕事探しで使っていたツール

基本的にはindeedですが、あとはホテルのホームページの雇用情報、Job resource centre の求人サイトから求人情報を得て応募していました。ホテルのホームページについてはGoogle Maps でBanff中のホテルを確認し、片っ端から調べました。
噂でindeedのほうがお仕事を見つけやすいと聞きましたが、わたしが得た仕事は、元々ひindeedやJob resource centreのサイトで見つけて応募したものの、どちらも同僚の紹介のため(マネージャーに応募したことを伝えてくれた&Resumeも直接渡してくれた)、実際はわかりません。
ただ、面接まで進んだ求人についてはホテルやスキー場のサイトから直接応募したものばかりでした。
またResume を渡しに行ったホテルのうち、あるホテルのスタッフから「indeed やホテルのサイトからも加えて応募するといいよ、チャンスは多いほうがいいからね!」とアドバイスを貰いました。なるほどと思いそのアドバイスに従ったところ、後日面接のメールをもらいました。

これからもし、Banff に来てお仕事探しをする方がいれば、この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
わたしもお仕事探しで心が折れている時、たくさんの人が助けてくれた為今があります。
笑顔でResumeを受け取ってくれ、大丈夫だよ、きっとうまくいくよ!と言ってくれた人にも感謝!どれほど元気づけられたか…。
うん、きっとうまくいきます。


※求人や時給などの情報について、毎日は求人サイトをチェックしておらず、また情報も変わっていることがあるため、あくまでも参考までにお願いします。


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