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ワーホリ準備でしておいてよかったこと

一通りは"ワーホリ準備"で検索していたもちです。実際に行ってみると色々学びがありました。
今回はワーホリ準備についてやっておいてよかった…!と思ったことについて書いて行こうと思います。



医療保険に入る

これは、入国前に加入しておいて本当によかったことNo.1です。
実は出国前直前まで加入すべきか悩んでいました。周囲の経験者からは、「保険は確認されなかった。」「ビザ発行の時に書類の確認は全くされなくて楽勝だった。」という意見ばかりで、クレジット付帯の保険があるし必要ないんじゃない?と。
実際、オーストラリアでのワーホリではクレジットカード付帯の保険で乗り切れた経験もあります。(骨折しちゃったんですが、その時も色々あってセーフでした。)
しかし、カナダのビザの要件に医療保険加入とある上、ワーホリ早々にトラブルに巻き込まれたくないという気持ちも勝り、保険に加入していきました。
ちなみにわたしはブリッジスインターナショナル(Bridges Int’l Insurance Services)、通称BIIS に加入しました。

そして空港でのイミグレーション時、めちゃくちゃ厳しい担当者にあたりました。移民局から送られてきたビザ引換用の通知書のコピー、貯金残高証明書、医療保険の加入証明書全て隅々まで確認されました。
そしてわたしの痛恨のミスなのですが、5月半ば入国したのに医療保険の期限が5月1日になっており、ビザの期限が5月1日までとなってしまいました。なお、念の為にとクレジットカード付帯の保険加入証明書(3ヶ月)も印刷して準備しており、試しにBIISの加入証明書よりも先に見せてみましたが、これじゃ不十分で駄目だと突き返されました。これは旅行保険で医療保険じゃない的なことを言っていた気がしますが記憶は不確かです。 

わたしよりも前に呼ばれていたアジア系の子が居たのですが、医療保険に加入していなかったようでかなり怒鳴り口調で怒られてしまっているようでした。そして最後には、ビザは発行できない、国に帰りなさいと一喝されていました。その様子を見ながら、イミグレってこんなに厳しいの?楽勝って言ってたやん友よ。とわたしも半泣き。
そしてイミグレーションの待合は静まりかえりピリピリとした雰囲気になりました。
担当者の口調にあまりにも迫力がありすぎて、小心者のわたしは心の臓が止まるかと思いました。どきどきもいいところです。何度も何度も必要書類が揃っているかを確認しました。本当はその子に自分の入っている保険について当日加入もできそうであったため教えようと思ったのですが…まだ自分のビザが発行されていない上確実がわからないし、日本人じゃなかったらどうしようなどと色々考え込んでしまい、無力さを感じて何もできず情けなかったです。今でも何かできたなと後悔ばかりです。という経緯もあり、保険の話は必ず記事にしようと思っていました。
なお、VancouverやToronto入国の人たちは全く確認されなかったと言っていたので空港にもよるかと思います。わたしはCalgary から入国しています。

海外運転免許証をとる

カナダでは運転免許証は身分証にもなるということだったのと、運転する機会がありそうだと思ったこともあり、取得してから出国しました。アルバータ州の運転免許証には恐竜の化石のイラストが付きます。めちゃくちゃ嬉しかったです。


自分の肌に合う化粧品を揃えておく

個人的にはマストです。Banff はめちゃくちゃ乾燥しており、保湿クリームがないと本当にきつい。私の場合、バームファンデがパウダー無しでもテカったりベタつきなく使えるようになり感動しました。逆にパウダーを使うと地割れを起こすため、全くつかっていません。日本へ帰国した際はフェイスマスクを追加で持って来ました。

複数クレジットカードを準備

これもやっておいてよかったと思った点です。元々楽天カードのみ持っており、紛失時や使えなかった時のことを考えて、海外保険付帯で年会費無料のEPOSカードを発行しました。無職でも作れたのが非常に有難かったです。カナダでは普通に楽天カードを使えていたのですが、別の国へ旅行中に突然使えなくなりました。どうやら楽天カードの場合は海外旅行申請をしないと不正利用の可能性で使えなくなってしまうようでした。手続きには二重確認で日本の電話番号のSNSにパスコードが送られてくる形式。何故かうまく行かず、その滞在中はタッチ決済かインサート決済でしか使えなくなってしまいました(使えないことも多々あり)。同行していた友人は持っていたのは楽天カードのみ。わたしも同じ状況が起きて2人であたふたしていました。そこで思い出したのがEPOSカード!本当に助かりました。いや、ちゃんと調べて海外旅行申請してから出国しなよっていうのが正論ですが…要は予備があると安心って話でした。
楽天カードの人は海外旅行申請してから出国してくださいね!

日本で加入中の保険関係の整理

わたしの場合、車を所有しており、ワーホリ中は実家に置かせてもらっています。実家の家族が使えるように保険加入を継続するか迷ったのですが、いつ帰れるかわからないのと、2年までは可能ということだったので中断してもらう方向で契約し直しました。帰国後に保険を復活させる予定です。


海外転出届の提出

海外転出届が必要な場合は、出国する日までに、居住地の自治体で届出を行います。(代理人申請については自治体によって条件等異なる場合があるようなので確認してください。)
海外転出届を提出すると、現住所での住民票は「除票」となり、住民税の支払いの対象外となります。
出国の海外転出届の提出時期は、出国する日の約14日前から当日までです。(これも自治体によって異なる場合があるようなので確認してください。)
私は今回がワーホリラストチャンスなのでしっかり1年カナダに居て、帰国時にはしっかり寄り道して帰ろうと考えています。そのため1年以上日本を離れる予定であり、要件を満たすので海外転出の手続きを済ませ出国しました。


年金の手続き

海外転出をしない方は手続き不要です。
海外転出届を提出することで、国民年金の支払いは任意となり、支払わなくても問題ありません。しかし海外滞在期間に国民年金の支払いをしないと、満額支払っている人に比べて将来受け取れる年金の金額が減額されてしまうというデメリットもあります。

私の場合、どうせ払うなら最大割引額で払いたいという考えのもと、日本でのお仕事を退職後から前納していました。やや面倒なシステムなのですが、海外転出予定かつ前納している場合あるいはワーホリ中も継続して支払いたい場合、出国するまでに役所窓口で手続きが必要です
海外にいる間に滞在期間が長くなる予定となり、海外転出が必要になる場合もあるかと思います。市町村によってはメールでの手続き対応をしてくれるところもあるので確認してみてください。出国日にさかのぼって海外転出届を申請できます。またその際に年金を任意加入したい場合は、申請をさかのぼって行うことができず年金は出国した日から海外での申請日までは未納扱いになるそうです。定年を過ぎてからの追納というかたちで未納を埋めることができるそうですが…。


準確定申告を済ませる

私の場合、出国までに収入があったため税務署で予約を取り行いました。この予約がなかなか予定を合わせることができなかったため、収入が確定した時点で早めに行うことをおすすめします。
準確定申告を自分で行わない場合、確定申告が必要になるため納税管理人を立てておく必要があります。
また、車を所有しており自動車税の支払いが必要になりますが、自動車税の支払いは口座引落にしているため特に納税管理人を立てないでよいと言われました。引き落としできなかった場合、納付書が届きました。(オーストラリア時にやらかしました。住民票の住所が実家であったため、親にお願いして納付してもらいました。)ですが、確実ではないので自己責任でお願いします。不安な方は納税管理人を立てるか、税務署に確認してください。
税金関係は複雑で面倒ですが、きちんとしておくと後々助かります。未納が一番怖いのですっきりさせてから出国しました。

ちなみに調べたところ、
①海外転出せず日本での収入がある場合
②海外転出せず親の扶養に入っている場合
③海外転出したが日本での収入がある場合(日本にある不動産から得た収入など)

については収入金額によっては確定申告が必要な場合があるので注意してください。
なお、海外転出していない、つまり日本の居住者は、所得の生じた場所が国内であるか、国外であるかを問わずすべての所得について日本で課税されます。 
ちなみに何故わざわざ②を加えたかと言うと、友人がまさに該当する人だったからです。住民税と所得税を混同してうっかり忘れそうだなと率直に思いました。しかもカナダの方が時給も高く貨幣価格も高いことを考えると、数ヶ月働けば簡単に扶養を外れてしまいまうと思います。

また、国外で生じた所得について外国の法令で所得税に相当する租税(以下「外国所得税」といいます。)の課税対象とされる場合、日本およびその外国の双方で二重に所得税が課税されることになります。この国際的な二重課税を調整するために、一定額を所得税等の額から差し引くことができる外国税額控除が適用できます。タックスリターン後に税金が戻ってきた場合、この控除がどのように適応されるかまではよくわかりませんでした。


薬の処方と歯科受診

定期的に内服しているお薬があったため、多めに処方してもらい持参しました。入国審査で薬について聞かれることがあるとどこがで見たため、念の為英訳した薬の説明書(くすりのしおりで英訳版のものをダウンロードすることができます)をコピーして薬と一緒に忍ばせました。しかし入国時に尋ねられることはありませんでした。
また、医療保険はBanff でお仕事が決まった後にAlberta health へ切り替えたのですが、Alberta health は歯科治療がカバーされません。歯科受診して安心感を得ました。実は人生で一度も虫歯になったことないんですが…それでも受けてきました!!


航空券チェック

航空券を購入したのは4月1日と出発1ヶ月半前です。年始ごろにZIP Air の増便ニュースを知り、2月頃までたくさん便が残っていたのに安心しそれ以降調べていませんでした笑。
3月になっていよいよチケット取るぞ!と調べるとZIP Air は売り切れており、他の航空券は2-3倍の値段に跳ね上がっていたため購入する気がすっかり失せてしまいました。
さすがにそろそろと思った4月頭、ちょうどWest Jet のセールと重なったのか片道5万ちょいで予約できました。しかもWest Jet はCalgary 直行便!良心的な値段にも関わらず機内食も2食付くのも魅力的です。航空券はこまめにチェックするのが良さそうです。


眼鏡の調整

これは一時帰国時に行いましたが、始めからやっておけばよかったと思ったことです。
大したことではないのですか、眼鏡の金具が緩くなりずれ落ちが気になり始め、ある日鼻パッドのシリコンが無くなってしまいました。アマゾンではめるタイプの鼻パッドを注文しましたが、見た目に違和感しかない。ちゃんと手入れしておけばよかったなと後悔しました。

いかにも付けてますよ!って感じなりますが付け心地は悪くありませんでした。


日本食の購入

バラマキ用にと思っていたのですが、心の安定のために必要でした。
友達に配るよりも自分での消費量が多かったです。グミのクオリティは日本に勝てません。カナダのお菓子類の甘さにげんなりしていたのですが、ふと日本のグミを思い出して食べ始めると止まらない……!Rummy なんて最高すぎる…!!
またぷっちょが大好きなのですが、Banff のアジアンマーケットで購入すると1本6ドル!!ぷっちょが恋しくて一度だけ買いましたがもう買いません。一時帰国時に山程購入して戻りました。

こんなところでしょうか。長文を読んでくださりありがとうごさいました。
大切なことをもう一度言います。
私は医療保険の加入をおすすめします。
ビザの要件には従うが無難です。一か八かでたった一度のカナダでのワーホリのチャンスを逃すほど悲しいことはないです。
それではおやすみなさい。


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