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【琵琶湖】頭に入れておきたい北湖の秋

7~8月と9月は別物の北湖

こちらの記事の続編となっています
動かざること岩のごとし、1スポットから見えたこと

猛暑が続くような状況下でも、夕立、夜から朝にかけての気温の低下があると表水温が下がりベイトフィッシュの動きに変化が起こりやすい。それにつられてバスもシャローで動きを見せる傾向は昔から明らかに感じて来た。

しかし、パターンを組むときにここでよく考えないといけないことは、7,8月と9月は別物なるということ。

この考え方キーポイントはバスのスポーニングに関わる行動にあります。北湖のスポーニングは7月入っても行われており、7月の後半にかけてもある程度の数の個体がスポーニングをしていると思っています。そのため、それらの個体がその後アフタースポーン状態を迎えます。そのため8月初旬頃までは比較的浅い水深に大型の個体が残っている可能性が高いのです。

私は昔から、丸々と太ったフットボール体系の50㎝以上のバスは極端に高水温を嫌う傾向にあると考えています。逆にこれらの個体は低水温強い傾向にあるとも考えています。冬になるとこのような個体のバスが釣れやすくなることがこのことを裏付けていると思います。

北湖のバスが高水温を避けようとした時に向かう場所は、河川でもシャローカバーでもなく、ボディーウォーターに絡むディープ一択になると思っています。

これらのバスがこの条件から外れやすくなるタイミングがスポーニング期になります。本能の動きからは避けて通ることが出来ません。

このことから、8月中旬ごろまでのシャローからミドルにはスポーニングから回復しきっていない個体が残っているので、夕立や朝晩の表水温の冷え込みによって動いたベイトフィッシュにつられてシャローへ入ってくる大型のバスが9月に比べ圧倒的に多くなると考えています。

逆に言うと9月に同じような事が起こって、8月までに起こった好条件を求めても同じような事が起こる可能性は低く、またバスのサイズやコンディション的にも8月までとは劣ってしまうと思います。

このような考え方から、9月の北湖でシャローを狙うことはセオリーではないということに繋がっています。メインパターンはやはりディープウォーターになると考えます。

9月のパターンが崩壊するタイミング

この9月の条件が変化するタイミングは時期で言うと10月に入ってからです。きっかけになるのは、気温、水温の低下と台風の到来が変化のキーとなります。特に直撃級の台風が通過し、サーモクラインが破壊されると一気に秋のパターンが深まると思います。傾向としては台風の影響を大きく受けてた1発目は状況がそこまで好転せず、2発目以降の台風はそのたびに高活性に好転する傾向が過去ありました。これは、1発目で最初のサーモクラインが破壊されたときのターンオーバーの影響が強く出てしまうからだと思います。(これまで溜まっていたボトム付近のデッドウォーター(悪い水)の影響を1発目は大きく受ける)このため、琵琶湖・北湖では台風の当たり年はタイミング次第で好釣果に恵まれることが多いです。

台風の直撃が9月中におこるのか、もしくは台風が来ないのかによってこの状況をいつ迎えるかのポイントになると思います。今年のような残暑の厳しさと、台風が来ない状況であると水中の秋の深まりが遅くなる傾向だと思います。

北湖の最盛期が始まる

個人的には9月のパターンよりも10月以降のパターンに期待するので、出来ればなるべく早く秋が深まってくれることを望みます。
これは私の考えですが、25年以上琵琶湖でガイドを行ってきた経験から導き出した一つの答えです。少しでも釣行の参考にして頂くことが出来ましたら幸いです。


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