Uターン日記 2021年2月
1(月)
起床、朝食。
ミツバチの巣箱をバーナーで焼いて炭化して持ちが良くなるようにする。
家の前の畑の片付けと、堆肥のすき込み。
山パラへ行き、草刈りと豆類の蔓を誘引。
トウガラシとモロヘイヤの種の収穫。
放っておいたヒョウタンカボチャは全部ダメになっていた。秋以降に受粉して実ったやつは熟す前に枯れてしまうことがわかった。
お隣の畑のM浦さんと久々に会って話をする。ニンニクとタマネギにもう肥料をあげた方がいいと言われる。あと柿の剪定をもうした方がいいというのと、ジャガイモは買ってきた種芋でなければ、三月末で良いと言われた。
3月中旬まで忙しいのでほっとする。
昼食にヨーグルトを食べて、養蜂の山へ。
今日は暖かいので、ミツバチが外に出てきていた。花粉を集めて帰ってきているやつもいる。
巣箱内に給餌していた砂糖水は、半分ほどになっていた。もう10日程そのまま置いているので、食べたのか蒸発して少なくなったのかわからない。
ジャンボエンチョーへ行き、巣箱用の木材のカットをお願いする。
帰宅して、巣箱の天板と底板を作って、バーナーで焼き入れし、今年採れたミツロウを塗る。
待箱が8セット完成して、ほっとする。
あとは3月までに山に行って、良い感じのところに設置すれば終わり。
風呂に入って、夕食。
台本を読んで就寝。
2(火)
起床、梅ちゃんの小屋掃除。
朝食、台本を読む。
雨だったので母に駅まで車で送ってもらい劇場へ。
トレーニング。
今日から、SPAC他作品のリハーサルも始まる為に一緒に合同トレーニング。
観劇してみたことのある俳優、妖怪の国の与太郎で共演した俳優、僕からしたら選りすぐりの錚々たる面子でワクワクする。
朔会。宮城さんの話は面白い。今コロナ禍で排他的な空気になるなか、ぼくたちアーティストは少しでも窓を開けて空気が入るようにしておかなければならない。
ストレンジシードの詳細な条件が送られてきて蓋を開けたらギャランティがめちゃくちゃ少なくて、正直交通費と諸々で無くなってしまい、やりがいだけでこの仕事を受けるのか迷う。更に今の宮城さんの話を聞いてしまうと窓は閉じずにやりがいでやるべきなのか、それともこのジリ貧の状況に甘んじてやらず、運営側に考えてもらうべきなのか、でも偉そうだけど僕が受けなくてその条件でもやるアーティストだけが参加するということは、それだけの心意気やりがいを見出せるか、もしくはそのギャランティでももらえるだけで充分というアーティストだけでやるということで失礼な言い方だけど質が落ちて、結局どんどんストレンジシードというフェスティバルが弱くなるんじゃないか、とか思ったり。静岡でこれからアーティスト活動をしようとしているのに、現状はこんな感じなのかと悲しくなった。この仕事、受けるべきか辞めるべきかそれが問題だ。
Dチームの場当たりを宮城さん抜きで自主で行う。
途中から宮城さんも参加してオープニングからやっていく。
途中で時間になって終わるが、そのまま自主で場当たりを続ける。
宮城さんもその場に残ってくれて多少のnotesはくれるものの、もっと欲しかった。
自主の場当たりを終えて、帰り際に宮城さんにnotesやアドバイスを求めるかどうか迷って結局やめる。まず自分で納得いく形までもっていって提示できるようにしようと思う。
電車で掛川へ。
歩きながらセリフを言いながら帰宅。
夕食。今日は節分で手作りの恵方巻きが置いてあったので頂く。
風呂。
姉は遅くまで、新しく始めたゴルフ用品販売店で習ったことをノートにまとめている。最近は仕事に行った夜はいつもこの作業をしていて、偉いなあと思う。
就寝。
3(水)
起床、朝食、梅ちゃんの放鳥をしながら台本を読む。
歩いて駅へ。台詞を言いながら。
トレーニング。
場当たり続き。
けつを叩いて太鼓にしていたが、俺の味が濃すぎるから1/10000位に薄めてほしいとnotesをもらう。俺が濃いなら周りも濃くすればいいというのがこれまでやってきたことだったのと、これを宮城さんはSPACの作品として認めてくれるかどうかということは俺にとって今後SPACにどんな風に関われるかという判断基準として大事だったので、少し寂しかった。中高生鑑賞事業として、芸能人でもない40手前の叔父さんがけつを叩いて生きていられるということ、生きていく可能性を見せたかった。
場当たり後の自主稽古で、H代さんに「いつまでも僕出来ませんじゃなくて、しっかり引き受けろ」ときつめに言われて、言われたことをやってみる。良くなったと周りのみんなも言ったし、「新しいことをゼロから獲得しようとしなくても、今までやってきたことで出来るんだよ」と言われたが、それがやりたいことではなく良いと思えていないから今模索しているんだけど、対外的に観るとそうなのか、と少し混乱する。言葉は語弊があるかもしれないが熱くやれということなんだろうか。
単純に意見をもらえることはありがたい。自分が外から見たらそこまで出来ていないんだと思った。
昔長塚圭史さんに、「お前何にもわかってないみたいにするけど、本当はわかってるんだろ、いちいちゼロに戻すな」と言われたことを思い出した。
中途半端なことを提示せずに、しっかり決めた上で提示しないと意味がないとも思った。悔しいので、まだリハーサルだし、振り切って自分が思ういいものをやろうと思う。
やっぱりヒットではなくホームランを打ちたい。
帰宅して風呂、夕食、就寝。
4(木)
起床、朝食、徒歩で駅へ。
リハーサル室でトレーニング。
ヘアメイクのTさんにメイクをしてもらう。
昔東京の現場で一緒になり、打ち上げの後家が近いということで一緒に終電後に天下一品でラーメンを食べて一緒にタクシーで帰って以来。再会できて嬉しい。
メイクしながらドキュメンタリーの撮影をさせてもらう。メイクの為、マスクを外していたがめちゃくちゃ話をしたくて小声で話していたら、Tさんに「なんで?大丈夫ですよ、コロナじゃないですから」と言われて、すご!となる。Tさんはそういうことが見える方なので安心して、でも気にしつつ話をする。
「幸せって、なんだと思いますか?」と聞くと最初はノーコメントと言っていたが、「自分の幸せって事で言えば、自分に都合が良いって事じゃないですか?」と言われてその通りと思う。
「みんなの幸せが成り立たないうちは個人の幸福は成り立たない」ということをこの一年で実感していたが、「逆じゃないですか?」と言われて、「え?」となる。言葉で考えればその通りで、確かに。そこは長い話になりそうなので置いといて、最後に「地球ってこのままで大丈夫だと思いますか?」と聞いたら、「それは即答できるけど、この子は大丈夫」と言っていてショックを受けた。本当に大丈夫なら、僕は安心して、自分の幸せ、楽しいことを追求できる!と思った。
僕のメイクに許されていた時間は20分だったのでもっと話したかったけれど時間切れ。
なんか握手会とかキャバクラみたいだなあと思った。良くシステム知らないけど。
よくよく考えると「この子は大丈夫」って、それは人間が絶滅しようと、環境の変化でどんな苦しい状況に置かれたとしても、という意味であれば地球は大丈夫だと思う。
やっぱりじっくり話さないとダメだ、スッキリしない。
演奏稽古をして、アップをして、スタンバイ。
今日はSPAC内覧会で初めてDチームが劇場で本番という形でスタッフワーク込みでやるのでドキドキする。とりあえず、迷わず今できることを提示しようと思う。
迷わずできたが、台詞を何も考えずに言っちゃったり、不用意に動いてしまったりしてしまった。
宮城さんからの初notesが送られてきてドキドキしたが、SPACの俳優ルールとしての初歩notesだけで「セリフを言いながら首を振らない、立ち位置を変えない」ということだけだった。まずはそこを最低限やりなさいってことですねと理解する。
もっと欲しかったが、まだそこにも行けていない。
僕がアンダースタディをしているNちんが、色々アドバイスをくれる。ほんと面倒見が良いなあと思う。ありがとう。
Tチームの通しの観劇。何度も見ていると別のことを考えてしまう。
オフィーリア役のFさんは、昨日宮城さんが言っていた「観客が覗き込みたくなる演技」をしているなあと思った。その場で判断をしている、考えているということ。ああなりたい。
帰りがけヘアメイクのKさんTさんがまだいたので、「飲みでもお茶でもモーニングでもいつでもいいから都合は?」と聞くと、今は飲み屋は19時ラストオーダーらしいので、僕のリハスケジュールでは無理だと分かったので、どうしても気が済まなかったら、お二人がいるうちに車で宿舎に行きますと伝えて帰る。
帰宅して風呂、夕食、就寝。
6(金)
起床。
山の宿舎にTさんとお話しに行き、サウナしきじでお泊まりになるかもしれないと思ってお泊まりセットと、人にあげるハチミツを用意してリハーサルへ。
メイク室でKさんTさん用にハチミツをあげる。喜んでくれて嬉しい。
トレーニング。
前回共演したY植さんに菊芋パウダーが糖尿にどうだったか聞くとあまり数値的には良くわからなかったそうで残念。
リハーサル。
動いている時は気にならないが、止まっていると体への意識がなくなる、体が弱くなる、それは何とも関係性がとれていないからとアドバイスを受ける。あと、家で考えてないでリハーサルで人を捕まえてやらないとと共演者に言われる。
ただ何も勝算やプランがない上でやって意味があるのかと思ってしまい、試したいことがあるところを付き合ってもらって自主練する。
だんだん台本とどう向かい合えばいいのか、ぐるぐるして五里霧中という感じになってきている。
リハーサル後、全体でツアーのブリーフィング。
リハーサル後、メイクのTさんKさんに会いに行き、少し調子が悪い気がするから今日はお話しに行かない旨を伝えて少し話をする。
地球が大丈夫かどうかということが気になったのでそこを質問すると、やはりこのままでも地球は大丈夫らしい。Kさん曰く、これからアセンション、次の次元に進もうとする人と留まる人に別れて行き、大丈夫とのこと。他の星から来たライトワーカーがどうとか、インディゴブルーがどうとかという話になりよくわからなくなるが、ググってくださいとのことなので、その場はそれで納得することに。
あと愛だとのこと。愛とはまず自分を愛すること。
Tさんが終始携帯に目を向けていてこちらを向いてくれないのがさみしかった。
帰りの電車でライトワーカーについて調べてみると、少し話がわかった。かなりスピリチュアルな話だった。
ライトワーカーだろうとなんだろうと皆を幸せに導こうということでどちらでもいいか、と思う。
自分がコロナかどうか、自分の体調、体のことを冷静に考えればわかる、というようなこと。
帰宅して風呂、夕食、仮眠。
起きて台本を読む。また新たな発見があった。寝る前に映画のハムレットのレアティーズの場面だけを何本か観る。
作品ごとにレアティーズ像は異なるなあと思う。
就寝。
6(土)
起床、朝食、徒歩で駅へ。
東静岡の劇場へ。
トレーニング前に俳優K島さんに一昨日Tチームの通しを見てもらっての感想を聞く。
1番気になっていたシーンについてやはり指摘があり、どういう風にやっているのかという話で「言おうとして台詞を言っている」と伝えるとやっぱりとなり、「言おうとしている言いたいこーじの一枚しか見えない、役というものが無くなってしまうとそれまで積み上げてきたものが切れてしまうから層を足さないと」とアドバイスを受けて、頭が少しクリアになる。
トレーニング。
トレーニング後、消毒、K島さんがくれたアドバイスを参考に自主練。
脇で演奏の自主練をしていたT野さんが、「下まで階段で降りて登ってきて心拍数上げた状態で今探っていることをやってみたら」とアドバイスを受けたので、B1まで降りて6Fまで上がってくるダッシュをしてからやってみる。確かに体感は変わるし、全然異なる感じになるが、これをどう処理して活かせばいいのかわからない。
F子さんが昨日あげたハチミツのお礼と言って、キルギスの白いハチミツをくれた。本当に白くてすごい。
Dチームの自主練。
Tチームの一般公演初日の観劇。オフィーリア役のFさんがやはり覗き込みたくなる演技だなあと思う。
Dチームの自主練として通し稽古。
H代さんが良くなっていると言ってくれたので嬉しい。
だがまだまだ行きたいところに行けないので探りたい。
リハーサル後、芸術監督室へ行き宮城さんに演技に関して質問する。
「詩の体」というワードだけ聞いて、気になったのでどういうことなのか聞いてみる。僕が思っていたものとは違ったが、おもしろい。以前、宮城さんが参考としてメーリングリストで送っていた「最弱の体」ということだった。電光掲示板のニュースを皆で見ていてたまたま1人が声にしたというような、全く観客と同時に体験するみたいなことだった。ただそれは最も敏感な状態じゃないといけなくて体に少しでも力みがあると、一瞬遅れて、そうすると観客は当事者にはなれず、俳優だけが当事者になってしまい、それを見る観客という関係になってしまうとのこと。SPACの宮城作品に関わりだしたばかりのビギナーの俺には難しいことだなあと思うが今回の役に活かせるならトライしてみたい。
それと気になっていたエリザベス朝時代の演劇に関して聞く。シェイクスピアの時代は心の中は全て描写できるという考え方で、逆に書いていないことは心のなかにはない、書いてあることだけということっぽい。おもしろい。
逆に現代の演技は、心の中にあるものは書いてないっていうことが主流。
最後に同じ役のNちんの演技のことを聞く。僕は当初、Nちんの真似をすることに全く引け目を感じていなかったので踏襲しようとしていたが、ふと踏襲できない、感情というものに自分の身が恥ずかしくて任せられない壁に当たってから、どうやって感情ではなく自分がやれるのかということを探っている。
感情と言葉(意味)というのはX軸Y軸みたいに別のことで、ヨーロッパの俳優は感情に言葉を乗せた座標が大きいほど良いというので、それが上手らしい。
日本人はそれが感情によりがちだけど、Nちんは感情が大きくても、言葉はちゃんと飲み込んだりせず全て発語しているからいいらしい。なるほどと思う。
俺は感情が大きくできないなら、言葉(意味)をしっかり大きくしないとと思うが、技術ないなあーとハードルの高さが怖いが、まだ本番は先なのでトライしてみよう。
とりあえず宮城さんに聞きたいことが聞けて良かった。芸術監督室がTHEって感じで見れてよかった。鈴木忠志さんがいたんだから、そりゃ扉も他の部屋と違うわと納得。
電車で帰宅。トライしたいことが明確になって良かった。
帰宅して夕食。
zoomでストレンジシードの打ち合わせ。予算のことについてメールで率直に思ったことを送ったが、運営側と話をして、心意気を感じたので受けることにする。
入浴。
台本を読みながら寝落ち。
7(日)
起床、朝食、電車で劇場へ。
メイク室へ行き、ヘアメイクのTさん、Kさんとだべる。今日でお別れなので色々お話をして撮影もさせてもらう。
やはり2人はライトワーカーだった。他の俳優さんに何やってるの?と聞かれてKさんが「日向ぼっこ」と言っていて、そうだなあと思う。僕が2人の光を浴びてます。
Tさんが「結局みんなが思う暗い未来と明るい未来のあいだくらいになると思いますよ、結局海面は60mは上がらなかったけど2m上がったし」「地球は大丈夫だけど、土地というのもそこにいる人のエネルギーの影響を受けるから良いエネルギーというか、楽しんでそこに居ればいい土地になる」みたいなこと言ってて、とにかく楽しんで自分を愛そう、そして周りの人を愛そうと思う。
お二人は今日の公演が終わったらお別れだけど3月にまたSPACの仕事で来るようなのでその時に時間を作って会えたらと思う。
トレーニング。昨日宮城さんに聞いたことができるように意識をする。どこか明確に行きたいところがあると楽しい。
Dチームの自主練で通し。昨日宮城さんと話したことで、全体的なプランに揺らぎが出たので、いいところもあれば悪いところもあるという感じで、だけど新しい発見もあって良かった。やはり何か試さないと発見はない。
Tチームの一般公演を観劇。何度もみていると色んなことを考えてしまって集中して見れない。みんなの言葉を聞こうと目を閉じて聞いていたら夢現という感じで2/3は過ごしてしまう。同じ役のNちんは昨日とだいぶ異なっていて、日々精進しているんだなあと思う。
制作さんが、宮城さんの誕生日が近いので、宮城さんからですと一人一人にお寿司をくれた。宮城さんが自分の誕生日あたりにお寿司を振舞ってくれるというのが恒例らしい。当初は皆で宮城さんへのサプライズをしたりしていたらしいが、今は宮城さんが振る舞っているらしい。サプライズをしたときの宮城さんの嬉しそうな顔を見たかったなあと思う。
終演後、小道具、楽器の梱包作業。
電車で帰宅。
夕食、風呂。
文旦をとりにきた山パラの地主さんから、Googleマップに登録しているYAMAZAKIPARADISEを見つけて固定資産税の関係で話がしたいというのと、子供が来ているようだけど怪我をしたら困るという旨で地主さんの息子さんと話をしてほしいと母から聞く。
明日電話しようと思うが、気が重い、自由にしすぎたか。
文化庁の助成金用に事務作業。
彼女と電話。
ビールを飲んでアニメを見ながら就寝。
8(月)
起床、梅ちゃんの小屋掃除。下に敷く新聞がなくなってしまったので古屋の大きさに合わせてたくさんカットする。
部屋の掃除をして、布団を干す。
楽天カードが既に持っているということで発行できないが持っていないので、ネットで調べて楽天銀行に電話するが、そこにも口座はなかった。
楽天カードの問い合わせに電話するが、自動音声案内では対応していないケースだからオペレーターの方に掛けるが待ち時間が長そうなのでやめる。
山パラの地主さんに電話。
思っていたより深刻ではなく、ただ農地を農地として誤解がないように使ってということだった。心労を掛けて申し訳ない。とりあえずカラフルな連続旗を付ける前で良かった。
ミツバチの待箱を完成させ車に積む。
おじいちゃんのお墓の側に置いておいた待箱は入らなそうなので、回収する。
ホームセンターへ行き、巣箱の重し用のコンクリートブロックと、屋根用の波板を買う。
帰宅して波板を巣箱の大きさにカットして、昼食。
昼食後、養蜂をしている山へ。
今年の分蜂用に、今の一群の周りに7カ所巣箱を設置して、分蜂した際に一時的に引越す前に蜂球を作る場所、分蜂集合板を近くの木に取り付ける。
数百メートル離れた場所にも待ち箱を設置した方が良いようなので、山崎山周辺にも3つ
設置。
田んぼの方にも設置しようと思って行くが、見当をつけていた場所があまり良くなさそうなのと許可を取るのが面倒そうなのでやめて、田んぼの麦の具合をチェック。
裸麦マンネンボシと小麦セトキララを蒔いて置いたが、遠目でみると小麦の方が青々して元気に見えた。
SPAC俳優による麦踏みをやるかもと思って、畔波を外しておく。
帰宅して夕食。風呂。
久しぶりにポテトタイムをやる。
1時間20分しゃべる。
就寝。
9(火)
起床、朝食。
文化庁の継続支援事業の提出書類や領収書の計算。まだ残っているお金で何を買うが検討。
楽天で買い物することが多いので、楽天カードを作りたいがやはりどうして作れないのか原因が分からずやめる。
昼食。
家の前の畑に牛糞堆肥をすき込む。
山パラの文旦を収穫。
cinraから僕の今の生活への取材依頼がくる。ドキュメンタリー映画を作っていて、ちょうど公開に合わせてcinraとかに広報的に何か依頼できないかなあと思っていたのでナイスタイミング。僕の農村生活を取材したいとのこと。農村に住んでいるわけじゃないし、どういう趣旨か電話で話すと、狩猟や養蜂というより福岡正信さんの「わら一本の革命」やビルモリソンの「パーマカルチャー」を読んだ上でそれを実践に移しているという農業に関してのことらしい。移住希望者などがいるなかどんな風に実践したのかや、僕がnoteに書いているような事を現地で聞いて、外に発信したいとのこと。忙しいのでどうしようか迷ったが一日の取材で終わりそうなので二月中にお願いすることに。ともかくありがたいし、初めて僕の今している世界平和への活動への興味を持ってくれての取材依頼なので嬉しい。
メイク道具を買いに百均へ行くが財布を忘れて帰宅。
台本を読む。やはり何をどうしたいのか混乱していることがわかる。
夕食。
久々に友人のKちゃんとジュアンでお茶。顔を見るなり「会いたかったよ〜」と満面の笑みの僕に笑っていた。メイクのKさんTさんが言っていた「まず自分を愛して自分が幸せになること、そうすれば周りも幸せにできる」ってのを実感した。ただだべりたかったので楽しかった。
帰りに百均に寄ってメイク道具を買って帰宅。
帰宅して、ネットで文化庁の助成金で欲しいものを買う。チェーンソー、マスク、蓄電池用のソーラーパネルなど。
出演が決まった静岡でのフェスティバル「ストレンジシード」の作品タイトルや内容、アーティストプロフィールなどの情報提供依頼のメールがきていた。
今は考えられないので先延ばしにしようと思ったが、一週間延ばしたところで変わらないなと思って記入。
以下記入した内容。
作品タイトル「世界平和」
作品タイトル(英)「WORLD PEACE」
作品内容
みんな思っていると思いますが、僕も世界が平和になればいいなと思っています。とりあえずここでは大風呂敷を広げて恥ずかしげもなく世界平和とか愛とか言っておきます。そしてゴールデンウィークに僕は世界が平和になるように何かやります。老若男女、犬、猫、カラス、お堀の鯉も微生物も、松竹梅が駿府城公園にあるのか知らないけど植物も、とにかくみんなのために何かやります。
作品内容(英語)
I just want WORLD PEACE.
I'll do something for WORLD PEACE.
I'll do performance for living things all over the world.
英語の方が僕の語彙が少ない分、言いたいことがシンプルになって僕っぽいなと思った。海外の人が読むというより、日本人がこれを読む方が感じが伝わる気がする。
明日からの「ハムレット」下田ツアーの荷造り。
風呂に入って、床につくが、雨戸の音がうるさくて眠れなかったのでAirPodsで睡眠導入音楽を聴きながら就寝。
10(水)
起床、朝食。
梅ちゃんに3日分のご飯をあげる。
朝食。
コーヒーを飲んで一服してから母に駅まで送ってもらう。
駅前で共産党市議会議員候補の街頭演説。コンビニ前でタバコを吸っているあいだだけ、聞く。今の市議会も3/4が自民党議員みたいなことを言っていた。
僕の幼馴染も自民党の市議会議員。とりあえず僕が票を入れなくても当選すると思うから、誰か別の人に入れようかなと思って、ビラを受け取る。
読んでみると、現在の共産党市議会議員の人のコメントが書いてあったが、自分がどんな発言をしてどうなったのかは一切書いておらず、ただ議会で決まったことで良いことをそこに書いていて、主語がない。これを観た人はさもこの人がやったことと思うんじゃないだろうか。なんかやり方が気に入らない。僕は友達から市議会の話を聞いていた多分そこら辺の人よりは知っているつもり。演説で自民党を批判しておいて、その自民党議員が多い中で決定されたことを自分がやったことのようにする(そんな意図はないかもしれないけど)、でもその方と議員としてそこに参画していたから言う権利はあるけどね。
僕も自民党は好きじゃないから、共産党頑張れと思いつつ、これじゃあなたには票を入れないわと思った。
電車でSPACへ。
SPAC前でバスに乗り、公演会場下田へ。
バスの中で台本を読み、混乱を解こうとするがなかなか進まず堂々巡り。
劇場に12:20に入って12:30トレーニング開始。道路の渋滞で小屋入り予定が遅れたのと、テクリハの予定があるのでしょうがないが、もう10分もらえたらよかったが、そこの判断を宮城さんはそういう風にするんだなあと思う。
トレーニング後の消毒作業をしようとしているMちゃんにさタバコを吸いに行こうとしたところを呼び止められて「ひま?」と聞かれたが、余裕がなかったので、リフレッシュのためタバコを消毒作業の前に吸いに行かせてもらう。
吸いに行ったものの申し訳ない気持ちでいっぱいになり、余計良くない状態になる。
戻って消毒に加わるが、昼食も取らずにやっているMちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱい。
このパツパツ感が、結構自分の心に余裕を無くしたようで、その後「めんどくさ!」と何度も口にしていてイラついてて嫌だなあと思う。
Tチームのランスルーを観劇。
同じ役のNちんは、感情を入れたままどんどん言葉もしっかりしてきていて凄いなあと思う。
俺も早く自分の立ち方を見つけたい。
ホテルへチェックイン。
マックスバリューへ、買い物へ。
帰って、風呂に入って、台本を読む。
宮城さんが今回の稽古前に送ってくれていた「最弱の体」についての動画を見る。
いつのまにか寝落ち。
11(木)
起床、台本を読む。
朝食に昨日買ったパンとバナナと山パラからとってきた文旦を食べる。
再び台本を読む。フォーカス、受動か能動か、言葉を細かく捉える、役の目的は何か、身体はどんな状態か、自分の言った言葉が自分の体にどんな影響を与えるのか、色々ありすぎて、何かをとれば、何かとバッティングする。これらがお互い邪魔せず一つになるところを見つけなければ。それが台本に書かれていることなんだろう。
台本で整理しようとしても、途中で止まって、また戻り、となってしまうので、ともかく途中で止めずにしゃべり切ることだと思って、ホテルの部屋で立ってセリフを言う。
劇場へ行きトレーニング。
トレーニング後に消毒。
出会い頭に音響スタッフのTチヨに会って、Tチヨがいつも飄々としているこに珍しく感情がこもった元気な「わあ、びっくりした!」みたいなことを言って、それのおかげで嬉しくなって元気になって「Tチヨの元気な声を聞けて良かったよ」とふと口に出して、こういうことから世界平和に繋がるんじゃないか、俺が楽しく過ごしていれば周りも楽しくなるんだと感じれて良かった。ナチュラルにいつも元気にいたいなあと思った。そうしたらみんなのことも元気にできる。
休憩時間に外に出て、セリフを言う練習。
Tチームのリハーサルを見学。
ローソンに行き、昼食を買う。買いたいもの食べたいものがなくて困る。
タマゴサンドとパンを買う。
昼食をとって、再び外でセリフを言う練習。
14時からTチームの一般公演を観劇。
何回も見すぎて何がいいのかわからなくなる。いい演技ってなんだろう。演劇って何だろう。と思う。
Dチームのリハーサルの為、迷っているところをとりあえず決めて提示しないとリハーサルの意味が無いと思って、外で頭の整理をしながら自分の今のベストは何かとりあえず納得できるものを探す。
結局リハーサルでは、自分がメインのところまでまわって来ず終わる。
正直確信して納得してのプランではなかったのでまだ探ろう。
早く解散になり、1人どう過ごそう、とりあえずスーパーでご飯買ってホテルで台本を読んで納得いく形を見つけようと、ホテルに戻ると、Mちゃんが出掛けるところで、予定が無ければM子ちゃんとご飯食べるから一緒にご飯に行かない?と誘ってくれて、喜んで着いていく。ありがとう。誘ってくれたことで今日は最高にハッピーな気分になれた。ありがとう。
3人でご飯を食べる。2人の話を聞けてよかった。演技の技術も大事だと思っているけど、同じ舞台上に立つ上で信頼したいし、その為にはその人がどんな考え方をしている人知りたいと思う僕としては、ホテルで一人で台本を読んで考えるより、とても今回の作品の為になる時間だった。
帰宅して風呂に入ってテレビをつけるとイッセー尾形が、団地の前に舞台を組んで、同じ団地に住む外国人と日本人とのことを描いた団地の人を観客にの演劇をやっていて、とても素晴らしくて、団地のみんなのコミュニケーションの場を作っていて、ほんと世界平和ってこういうことから始まると思うし、自分がいたやりたいことをやっていてとても参考になるし、自分がやろうとしていることは世界平和に繋がっていると実感できて良かった。今日は良い一日だ。毎日を良い1日にしよう。
本当にパンクする前にやれることをやれるうちにと、一踏ん張りして七間町ハプニングのパフォーマンスの流れを考えて、台本にしてプロデューサーのY木さんに送る。
一つ心のつっかえがなくなり頑張ってよかった。
明日の朝は散歩して衣装のSちゃんが教えてくれた島に行こうと思う。
体が冷えて眠れないのでもう一度湯船に浸かって、にほんむかしばなしを聞きながら就寝。
と思ったが、眠れない。
2時間ほど掛かってやっと眠れた。
12(土)
起床、朝食。
散歩、衣装のSちゃんが教えてくれた犬走島へ。
風は強かったが気持ちよかった。釣りをしている人がいて羨ましい。
彼女に動画を送る。昔、一緒に伊豆に旅行に来て、IZOOや河津駅を一緒に見て金目鯛を食べた。
帰りに天守閣跡に登ってホテルへ。
チェックアウトして劇場入り。
今日は幸せで笑みが溢れてくる。
トレーニング、消毒。
SPACの休止中の養蜂部を春の分蜂の時期に合わせて活動再開させたいと思い、色んな人に誰にアクセスすれば良いのか聞く。制作のS本さんに聞けばよいらしい。1516に会えそうなのでそこで話を進めたい。
エールアートプロジェクトでSPACでの養蜂のことも入れておいたので予算を使えるかもしれない。
タバコを吸っていたら、音響チーフのS田さんが、「キャパシティを超えるときつくあたってしまう」みたいな演劇の話ではなく話しかけてきてくれて嬉しかった。
舞台の消毒作業。
コンビニでパンを買って昼食。さみしくなる。
空いた時間で、SPAC養蜂部を再稼働に向けてY宮さんやF子さんに一緒にやろうと声をかけたり相談する。
Tチームの中高生観劇事業げきともの初日を観劇。
皆の声に張りがある感じがする。中高生に向けての意気込みか、観ている場所が2階で初めて観る真正面だからスピーカーの具合か。
終演後、小道具、楽器の片付け、消毒、梱包をしてバスでSPACへ。眠ることもできず、本も持っておらず、移動時間が長くて酔う。
劇場に楽器を運び込み、解散。
23時に電車で掛川駅に着いて、母の迎えで車で帰宅。
夕食、風呂、就寝。
13(土)
起床、朝食。
車で清水のスタジオジビエに打ち合わせへ。
1年ぶり以上の二回目の訪問。
以前は夜に来て猪の解体を手伝ったが、今回は朝で、全然感じ方が違う。
外に置いてある、毛皮や骨、流石に生業にしているだけあって沢山ある。
スタジオジビエのS野さん、七間町ハプニングのプロデューサーのY木さんと打ち合わせ。
イメージを共有できたので、あとはS野さんにお願いしている鹿役の僕を解体するパフォーマンスは当日にリハーサルをしましょうとなる。
飼っているウズラや、骨や皮で作ったナイフや靴など、色々見せてもらい楽しい。
大型冷蔵庫には、解体前のイノシシ、タヌキ、ハクビシンがいた。
皮を剥がれたタヌキは、細く意外な姿。イヌ科らしく、イヌっぽい。ハクビシンは皮付きで初めてみた。
そして解体前の個体をそのまま保管できる大型の冷蔵庫は50万しない程度と聞いて、安くて驚く。あったらめちゃくちゃ便利だが、これは流石に食肉としてお金にしないと持てないなぁと思うので、僕は持たないだろう。
昼過ぎに帰宅して昼食、帰り道に睡魔に襲われていたので昼寝。
15時ごろ起きておやつを食べてまた昼寝。
17時頃におきて、流石に仕事をしようと思って、文化庁の助成金で買ったものの荷解きと領収書の整理。
理容院の予約。
養蜂の届出書類の準備。
夕食。
ドキュメンタリー用の映像素材の整理。
七間町ハプニングのレクチャーパフォーマンスをする大学教授にメール、小道具をネットで手配。
テレビを付けると福島、宮城で震度6強の地震ニュース。
LINEを見ると彼女から大丈夫ですとの連絡が来ていた。よかった。
タイに住む友人N藤さんから、会社を起業したもののすぐ頓挫してしまったとのLINE。がんばれー。
寝る前に落ち込んでたら良くないなーと気になって、電話をする。
会社が頓挫したわけじゃなく、案件が一つ頓挫しただけだった。とりあえず、タイで結婚して、微笑みの国タイにいるんだから、美味しいご飯と果物食べて、暖かくて良いところだから楽しんでーと伝える。
就寝。
14(日)
起床、梅ちゃんの小屋掃除。
七間町ハプニング用に狩猟道具の整理。
髪を切りに殿へ。
丁寧な仕事で、気分良くレアティーズのオールバックができそう。
山へ行き、ミツバチの待箱を2個追加。ついでに内検をすると、巣が大きくなって来ていて、今日はとても暖かく、働きバチも活発に花粉を運んできている。
カインズホームでアイボルトをバードコール用に買う。
ジャンボエンチョーにはアイボルトがなかったので、足りない分を注文。
バードコール用にヒノキの材と、ミツバチの巣箱用にスギの材を買って、ミツバチ用はカットしてもらう。
帰宅して、バードコール作り。
思っていたより簡単に作れたのでほっとする。
姪が「ハッピーバレンタイン」とチョコをくれる。
お隣さんもガトーショコラを焼いて持ってきてくれた。
長女家族が来て、姪がバードコールに興味を示したので試してみると子供の力にはボルトを回すのに少し固いようなので調整する。
ヤスリを掛けるのは面倒だからやめようと思っていたが、最低限ささくれが刺さらないようにはしておこうと思ってヤスリがけ。
巣箱の屋根を作る。
夕方になり作業を終えて、彼女からのLINEに返信。昨日の夜は大丈夫そうだったが、一夜明けて流石に震度6強だと、町に混乱はあるようで、撮影のヘリが飛んでいたり、スーパーは行列になっていたり、不動産屋として管理している物件も倉が壊れたりしているらしい。
彼女は非常グッズの整理や、おむすびを作ったりしているらしい。
静岡は地震がくるくるとずっと言われているのにこず、福島ばかり大変だ。
夕食。
領収書の整理。
メールのチェック。
SPAC関連で動画が二つアップされていたので、鑑賞。
去年の春に観た「風車と悪魔と風車小屋」。生で観たときと映像作品として作られたもので感じ方が全然違った。
今ハムレットで共演している人が沢山出ていて、他の一面を観て素敵だった。自分がいま気になっていた体も見れてよかった。ハムレットでどう立つかの参考になりそう。頭が働きそう。
「この世界で起きる奇跡に驚き続けること」一年たってこの最後のセリフを忘れていたけど、また聞けてよかった。それさえあれば生きていける。
もう一本はSPACメンバーの自主企画作品『これで駄目なら、どうしろって?〜あなたに言っておきたい3つのこと』。カートヴォネガットが行った大学の卒業式での講演のテキストらしい。初めてSPAC作品「マハーバーラタ」に触れたときに、ファンになった看板女優のMさんが出演。飾らない感じで素敵だった。
録音の感じが残念だった。自分の作品も気をつけないとと思ってマイクを買おうと思う。届いてくる言葉と一度では理解できない言葉があった。
妊婦「子供をこんなに混乱した世の中に赤ちゃんを産み落とすことは間違いなんじゃないか?」その問いに対する答えは、「私にとって生きていることに価値を見出せたのは聖者たちに出会ったからですよ、聖者って猥褻な社会できちんと立派に振る舞う人のこと、ここにいる私たちの多くが年齢や富のあるなしに関わらず、生まれてきたその子にとっての聖者になりうるのです。」
希望が持てるし、自分の今のアーティストとしての感覚にしっくり来た。俺も誰かの聖者でありたいと思った。
作品は一つでも本当に言葉が届けば成功だと思う。
未明から雨が降るようなので、雑草堆肥に水分補給をするために、懐中電灯を持って山パラへ行き、被せてあったホロを外す。
帰宅して人にあげる蜂蜜の小分け。
彼女から電話。いつも災害や緊急事態時に電話をしない俺への不満があるらしい。なんと声を掛けていいかわからなかった。無事ならばそれで良かったと思ってしまう。ゆっくり休んでとしか言えない。なんと声を掛けて良いかわからない。無事で良かったしかない。死生観なんだろうか。死ぬ時は死ぬ、でも無事に生きていてくれて良かった。冷たいんだろうか。思考停止。
気持ちを切り替えたくて風呂に入る。
台本を読む。混乱を紐解くように一つずつ考えていく。ともかく自分が納得して、やれる!と思えることが大事。
就寝。
15(月)
起床、朝食。
コーヒーを飲んで一服して、台本を読む。
一晩寝かしたらしっくりこなくなっているかもと思ったが昨日の考えで迷いはない。
大雨なので、母に駅まで送ってもらう。
トレーニング。
ドキュメンタリー用に撮影をお願いする。
宮城さん参加のリハーサル。特にnotesなし。というか見てもらいところをまだ見てもらっていないので、明日のリハーサルに期待。
昼休憩で、SPACの制作さんで養蜂を芸術公園でSPACとして始めようとしていたS本さんとお話し。
なかなかいろんな要因があって簡単には始められなそうだった。ぜひ今年の三月末頃には巣箱を置ける状況まで進めて欲しいとお願いする。去年の公演時は巣箱の展示のみだったが今秋の「ミツバチ共和国」公演の時にはそこにSPACのハチミツがあったら素敵。
チームDの自主稽古。通し。
頭は整理してきたのに、自分から出てくる声が力なくイメージと異なりがっかりする。
明日はちゃんとアップをして、声も準備体操をして出しておこうと思う。
楽器の自主練をして帰る。
SPACの隣にある静岡県文化プログラム事務所に寄って、助成をもらっている企画の実績報告書について相談する。
電車で帰宅。
先週1年ぶりくらいにみたしいたけ占いがけっこう当たっていたので、今週の分も確認してみる。今週はいい感じみたい。自分の実力以上と思うような大きな仕事が来たりするチャンスらしい。来たらいいな。
駅から歩いて帰宅。
ライトを持って山パラへ行き、雑草堆肥にホロをかけ直す。
帰宅して風呂。
夕食を食べながら、母が楽しそうにお笑い番組を見ていて一緒に1時間ほど見てしまった。
今日のリハーサルの記録動画を見る。
迷いなく挑んだつもりができてなさに迷う。
明日は昼入りのリハーサルなので、午前中に木材を買ったり、農作業をしようか。
就寝。
16(火)
起床。
昨日ピキッときた首が痛すぎて、目覚ましを止めるのもやっと。
3ヶ月ほど前に、鉄棒で頭から落ちた時に痛めたやつだとわかる。
梅ちゃんの小屋掃除、水浴び。
朝食。
これまでの通し稽古の記録動画を見直して、外から見た目どれが自分のイメージに近いか確認する。
一週間前のものが比較的イメージに近い。
10時にホームセンターへ。
巣箱用の木材と、巣箱台を作るために、鉄製のアングルやフラットバー、丸棒を購入。
木材のカットをいつもお願いしているY桁さんに、いつも切ってもらって作った木材のお陰で蜂蜜がとれたのでと、お礼に蜂蜜を持っていったが今日はいなかったので持ち帰る。
帰宅して荷下ろしして、徒歩で駅へ。
電車でリハーサルへ向かう。
トレーニング。
宮城さん込のリハーサル。
やっとレアティーズの演出を受けられる。
色々気になっていて判断が付かないことが多かったが、はっきり課題が見えてよかった。明々後日の初日に向けて具体的にがんばろうと思う。
ただ宮城さんの演出が、体のフォルムは変わらなくても、体の中がシロアリに食われてスカスカとか、中は空洞でも、外がしっかりした木ならとか、声帯だけが残っていても、それの外がどうなっているかで響き方が変わるから、声を変えようとしなくても体が変われば変わるからというのが、具体的に自分の体をどうしたら、どんな作業をすれば実現できるのか分からず色んな人に聞いてみたら、それぞれ違うが結構具体的にやっていたので、自分に合うやり方を探そうと思う。
明日の小屋入りのため楽器、小道具の梱包、積み込み。
電車で帰宅。隣に座ったおばさんが、心の中の声が全て漏れてしまっていた。我慢していたが出てくるものがネガティブなものだったので気分が悪くなり席を変えて距離を取る。ああやって出すことで心の平穏が何とか保たれているのかも。
メイクの練習。買ってきた道具がイメージと違い良くない。
風呂、夕食。
就寝。
17(水)
起床、メールをチェックすると、SPACの宮城さんより出演依頼メールが来ていた。1/10に一度送ったものらしいが届いていなかった。
東京にいた頃にオーディションで落ちた「三文オペラ」と来年始作品のもの。
三文オペラは、池袋西口公園が野外劇場になる前の最後の作品であり、快快で二度公演をしたところであり、その際に西口公園で観ていたホームレスの方が「やったー!!」と声をあげて、終演後にバナナとお酒を差し入れしてくれた思い出がある。
だからこそ最後の西口公園公演に出演したくて、オーディションを受けた。
とても嬉しく即断で快諾したが、スケジュールを確認すると、結婚のための結納式が本番一週間前に予定されていたのを思い出し、慌てて彼女に電話をして、結納式の次の日の福島旅行を俺はいないがうちの家族のアテンドをお願いできるか聞いてみる。
とりあえずうちの家族の意見を聞いてからということなので確認すると全然OKとのことだったので、彼女に相談して、二日間NGだったのを一日NGにして、再び宮城さんにご相談メールをする。
ふと先週から見始めた「しいたけ占い」に書いてあった通り、少し自分には有り余るような仕事が舞い込んだ。当たるな、しいたけ占い、と思う。
七間町ハプニング関係のメールも来ており、台本データが添付できていなかったとのことなので再送。
今日からの浜松ツアーの荷造りをしてから、昨日もらったnotesを解消するために考える。
歩いて駅へ。
盲目の方が排水溝の蓋の溝に棒を沿わせて歩いていて、それ用ではないけど上手いこと視覚ではなく街を捉えているなあと思う。この人が見ている街の景色はどんなものなんだろう。
コロナ禍で盲目の方が、迷子になりやすくなっているという話を友人がしていたのを思い出す。聴覚の情報が人の生活様式が変わったことで街の音が変わってしまったかららしい。
電車で浜松へ。久しぶりに浜松方面の電車に乗ると、袋井駅と磐田駅の間に新たに御厨駅ができていて驚く。京都の御厨くんを思い出す。
浜松駅について劇場へ。
浜松には高校生の頃に毎日ボクシングジムに行く為に通っていたが初めて向かう方向だった。
劇場入り。
楽器小道具の搬入。
トレーニング。
Dチーム場当たり。ハムレット役のYさんに、これまで何も言わなかったのでそれで良いと思っていた演技に対して、宮城さんから多くのnotesが出て驚く。
あとセリフがちゃんと客席の後方まで届いたのを確認しながらセリフを言わないといけない、というのが面白かった。当然のことだけど意識しないと忘れてしまう。そして忘れてしまうと舞台と客席が切れてしまう。
Tチーム場当たり。今回は紗幕が無いので新鮮。
後半、音響のS田さんのオペの仕事を観察。今回全員がマイクを付けているので、ずっと休む暇なくやることがあり、とてつもなく集中力が必要な作業を2時間ぶっ通し、頭が下がる。
Tチームの衣装をファブってホテルへ。
アパホテル、室内が変なレイアウトでめちゃくちゃ過ごしづらい。
コンビニへコーヒーと水を買いに行き、戻って風呂。
台本を読んで就寝。
18(木)
日の出前に起床。
「体が変われば言い方も変わる」というnotesを解消する為に練習、どんな影響を受けてどんな体になるのかを部屋で試す。
やっぱりこの部屋は居心地が悪いので、電気を消して見えなくなると集中できた。
朝食、ちょうど同じタイミングにいた衣装のSちゃんと俳優のT石さんと一緒に食べる。
二人のことが好きなので嬉しくて楽しい、いい朝食時間だった。
再び台本を読んで考える。
劇場入り。
合同トレーニング。
スタチューという鈴木メソッドのトレーニング(一瞬で体の形を作る)で、俺が手の力で動いてるとK島さんからアドバイス。丹田が最初でその力が手に伝わっていく感じらしい。ともかく俺は腕でばっと動くみたいな癖がついている。
Tチームのリハーサル。
その後自主練。
Tチームの本番を観劇。
後ろから見ていて、寝落ちしている生徒がいなかった。去年から中高生鑑賞事業を何十回と後ろから見てきたがこんなのは初めて。
今回の会場が客席と舞台を隔てる紗幕がなかったことが大きいのか、芝居が良かったのか、学校の雰囲気か。
その後Dチームの場当たり、ランスルー。
宮城さんからどんなnotesが来るかドキドキしたが、notesはある台詞に対する一つだけだった。同じレアティーズ役のNちんに見ていて気になったことを聞く。真摯に考えてどうしたらアドバイスをくれる、ありがとう。
notesの直し。
ある台詞を「同じ音量で全身を使って全力で言ってみる(絞り出す)」というnotesだったが、やってみると「全然違う、もっと全身を使って全力で、コツを言うとブレスをもっとたくさん」とのことで、言われたことをやってみると相撲取りみたいな喋り方になって笑ってしまうが、「今のは出来てた、そんな感じ」と言われてマジか、と思う。もう予定の時間は過ぎていたが何度か試す。あと「はかない」をいかにもはかない感じで言うとありきたりになっちゃうからちゃんと言えとのこと。台本を読んで言葉のイメージをネックレスのように細かく捉えていった結果なんだけど、まだまだ宮城さんとのコミュニケーションというか求めるものがよくわからないと思う。
帰りにコンビニでご飯を買う。
先輩のK島さんがいたのでさっきのnotes解消稽古が理解できず言われた形をやっていただけで混乱していたのでホテルまでの帰り道でどういうことか尋ねる。
K島さんは質問すると、すごくしっかり教えてくれる。僕的には歩きながらちゃらっと教えてくれたらと思って質問したけど、ところどころで立ち止まって話す。
呼吸による体の状態の変化を求めてのことらしい。呼吸を使えていないということか。呼吸のこと忘れてた。
観客は言葉というより俳優の状態を見るし、状態ができていれば台詞の言い方とかは勝手に変わるからとのこと。
あと刀が軽いと言われる。Nちんにも同じことを言われたので解消したいと思う。
ホテルに着いて、コンビニ飯、風呂。
明日早いので特に演劇のことはやらずに就寝。
19(金)
起床。
コンビニのご飯を食べてるとオナラが多くなる気がする。
朝食でホテルのビュッフェへ。
今日は照明チーフのH口さんの隣へ。昨日の朝食時、マスクを取っている顔を見て、話したくなったから。
部屋に帰って、10:30からの公演なので、風呂に入って強制的に体を温める。
8:30劇場入り。
アップをするものの、はまり早くやってもまた冷えるなぁと思って途中でやめる。
オープニングの演奏稽古をして、アップ、メイク、着替えてピンマイク。
開演。
お客さんが入っているとやっぱりいい。
反応は分からなかったが、集中して見てくれているのは感じた。
リハーサル開始から約40日、観劇校のキャンセルなどがあって、やっと今日初日を迎えられほっとする。
宮城さんから僕に対するnotesは特になし。もっと自分が納得いく形にしようと思う。
次のTチームの本番までの間に宮城さんにドキュメンタリー用にインタビューをさせてもらう。
「幸せってなんだと思いますか?」という質問をしたら、「ここにいていいと感じられること、そもそも人間というのは地球の鬼っ子なんじゃないか?でも演劇を観た時にここにいていいんだと思える時があって、それを人にも感じてもらえたらと思ってやっている」らしい。
世界平和についても聞くと、「演劇というのは戦争の話が多い、そもそも人間は戦争がしたい生き物なのかもしれない、それの代わりに演劇でやっているのかもしれない」とのことで面白い。
僕は環境問題のことから人間というのは地球の鬼っこなんじゃ無いかと思っていたが、全然別だと思っていた宮城さんから同じような話を聞けて、意外だったしおもしろかった。
「宮城あきらさん」と一言目から名前を間違えて言ってしまい、とんだ失礼をしたが、インタビューできてとても良かった。
もっと話をしてみたいと思った。お茶でも飲みでもいいが、やはり世界的アーティストだと思うと尻込みしてしまう。が、俺が宮城さんをお茶に誘えば、とりあえずそこのお茶の場には宮城さんはいていいよってことだから幸せを感じてくれる、からいいのかも。
いつか誘ってみよう。
Tチームの本番は客席に空きがなかったので、モニターで少し観劇。
終演後、小道具と楽器の片付け、梱包。
皆はバスで静岡へ帰ったが、電車で掛川へ。
母と姪が迎えに来てくれて、そのまま閉店間際のホームセンターへ行ってもらい、発注していた次のパフォーマンスで観客に配りたいバードコール用の金具と養蜂用にビスを買っい、キャンペーンで入浴剤の掴み取りをやらせてもらう。姪が入浴剤を入れるのが好きなので付き合わせたお土産にちょうど良かった。
帰宅して夕食。やはり家のご飯がホッとする。
領収書の整理、ドキュメンタリー動画の整理などをして、入浴。
食事に出掛けていた姉が終電で帰ってくるとのことなので、コンビニに年金を払いついでに迎えに行く。
帰り道に、酔っているものの月が今日は綺麗だとしきりに呟く姉に純粋だなあと思う。幸せになってほしい。
年金のお知らせを見ると、免除の履歴が一年毎に全免→3/4→1/4と減ってきていて、次は収入的に免除なしだろうな、稼ぎが増えてるんだなと感じる。
帰宅してタバコを外で吸っている時にふと、人間が、人間やペット以外の生物がしている生きる為の仕事から離れて便利に暮らしているだけ、どこかでその歪みが生まれているんだよなあと思う。
俺が今送ることができている生活も、慎ましやかな方だと思うし自給的な面は増えているけれど、世界のどこかの人、日本人、すぐ近くの人など色んな人とのバランスでこの便利な生活が成り立っている。
ほんと偉そうなこと言えないな、と明日のcinraの取材に思いを巡らせる。
就寝。
20(土)
起床、ミツバチの待箱を追加で作る。
久しぶりに山パラへ。
暖かくなり、草が繁生してきたので、負けそうな野菜の周りだけ草刈り。
帰宅して巣箱作りの続き。
cinraの取材で、掛川駅に来てくれたM原さんとN島さんを車で迎えに行き、とりあえず「さわやか」にげんこつハンバーグを食べに行く。マスクを取った二人の顔を見て、いい顔をしていたので信頼できるなあと思った。
その後、山パラへ案内して、田んぼ、山崎山、蜂場と案内して、喫茶店ジュアンでゆっくり話をする。
二人ともおもしろい人でそのまま飲みに行きたいくらいだったが、車だったこともあって駅まで送って帰宅。
ミツバチ待ち箱をバーナーで炙って完成させる。
小道具のバートコールも42個作って日暮れ。
夕食、疲れて横になる。
ふと、今日巣箱を内検した時に初めて蜂子出しが3匹あったのを見つけたのでネットで調べるとけっこう一大事らしい。
市内の養蜂家さんに写真を送って相談すると、これだけいれば大丈夫でしょ!と言われて少し安心するが、念のため明日確認しようと思う。
風呂、就寝。
21(日)
起床。
山パラへ行き、じゃがいもの植え付け準備で、溝を掘り、そこに雑草堆肥を入れておく。
柿の木の剪定。
アスパラガスが出てきていたので収穫。春を感じる。
ブロッコリーの収穫。
ミツバチの待箱に蜜蝋を塗って完成させて、山へ設置に行く。
O平さんに蜂蜜を届けて挨拶。O平さんの梅の木のところに待箱を置かせて下さいと伝える。
山崎山の下の梅の木にところに待箱を設置させてもらって、蜂場へ。
今日は暖かく、沢山の蜂が外に出て飛び回っている。内検すると今日は子だしが無くほっとする。巣が伸びてはみ出してきていて、分蜂を迎えるまでのあと1ヶ月スペースがもちそうになかったので継箱をする。
持ち上げると軽め。冬越しに大部分の蜜を消費したんだろうなあと思い、少し砂糖水の給餌をする。
帰宅して、山パラのタマネギとニンニクに油粕で作った液肥で追肥。
帰宅して昼食、昼寝。
起きて、植木屋さんのH田さんに電話。ドキュメンタリー用に植木屋さんの仕事を手伝っているところを撮りたいと相談したものの、今は仕事が無いそうなので、逆に山パラの梅の木を剪定することはできるか相談して明日の朝、山パラに来てもらうことに。
剪定用にチェーンソーを組み立てる。初めてやることで説明書を見てもなかなか理解できなかったが、適当にやると怪我したり死ぬ機械だと思うので、時間を掛けて掛けてちゃんとやる。
夕食。
養蜂家Tさんから連絡が来ていて、巣箱が軽かったら、一番上の段の空の巣を取ってしまった方がスムシの被害が抑えられるとのことなので明日やろうと思う。
SPACから、SCOTのYouTubeチャンネルのリンクや鈴木忠志さんのインタビュー動画が送られてきたので観る。
SPACの芸術総監督が宮城聰さんになる前はSCOTの鈴木忠志さんがやっていた。そしてあのグランシップにあるSPACや、舞台芸術公園を作ったのも鈴木忠志さん。すごい。
鈴木忠志さんの鈴木メソッドというトレーニングは、宮城作品では習慣化されているし、鈴木忠志さんの元でやっていた方もSPACにいてお世話になっている。その方々にもらうアドバイスとか、今「ハムレット」で求められていることとか、きっとヒントはあるはずと思って全て見る。
おもしろい。
「ディオニソス」様式美で美しくて生で観てみたいと思った。
花火を野外劇場であげるとか、最高そう。
鈴木メソッドをやっている姿もあったが、クオリティがすごい。
インタビューで言っていることも真っ当。
最初は作品を観て時代錯誤?とか思ったりしたけど、笑えるし、そこに通底しているものが時代、流行り廃りというより、人間の根底という感じで入りやすさにくさはあるもののけっこう通じるんじゃないかと思った。これは利賀村に見学に行った時にも思ったが、「カチカチ山」のリハーサルをやっているのを観たときも笑えたし、度が超えてて笑える。
観て良かった。俺はまだまだ弱いなと思った。巡り巡ってなんだかんだ鈴木忠志さんには縁があるなあと思う。
就寝。
22(月)
起床。
月に一度の不燃ゴミの日なので、この間の強風で倒れて割れた陶器の傘立てや、折れた傘、蛍光灯の分電盤などをグラインダーで切ったりナグリで小さく割ったりして、ゴミ袋に入るようにする。
H田さんが梅の木を見に来てくれる。
山パラの梅の木は、H田さん宅にあるのと同じような状態でH田さんは放置しているらしく、「剪定しようとしたらけっこう大変だよ」とのこと。
とりあえず、剪定の仕方を伺うと、「梅は自分が裸でもやれる様に剪定する、つまり縦に出ているやつがあったら登れないし裸じゃ怪我するでしょ。縦のやつを切って、木に登りながら剪定できる感じで、横に出ているやつを残す感じ」とのこと。
「眺めが良くて良いところだ」と言っていた。
久しぶりに会ったので、最近どうか聞かれて、SPACで演劇の仕事が出来ていてありがたいと伝えると、H田さんからマハーバーラタというワードが出てきて驚く。「僕がSPACのマハーバーラタを見て感動してSPACに興味を持ち出したんだと伝えると、「あれは叙事詩で読んだことはある?」とか聞かれてほんとおもしろい人だなあと思う。
山へ行き、巣箱の上の段で、蜜が空になっているところをスムシ対策として回収しようとするが、開けてみるとまだ蜜がけっこう残って想定外だったが、回収するのをやめる。最上段にあれだけ蜜が残っていれば、あの群れは大丈夫だろうと胸を撫で下ろす。
山崎山に寄って、破れたハンモックを交換して、連続旗を木に付けて装飾する。良いのか悪いのか、ともかく雰囲気が大分変わった。
遠くからも、あそこには何かあると見てとれるようになった。ほんと遠くからしか見えないと思うから見つけてもここまで上がってくる人はいないんじゃないか。
帰りにコイン精米で精米をして帰宅。
文化庁の継続支援事業の領収書の整理をして、あとは送るだけの状態。一仕事終えた感。
前回の「ハムレット」初日映像の確認。
具体的に直したい部分が見つかって良かった。
昼食。
だらだら過ごす。3時間近く経っていた。
ドキュメンタリーの打ち合わせの為に色々確認事項を確認する。
ふと平日なのでもう一度楽天カードのことを問い合わせようと思ったが、30分以上電話で待つと案内され、しかも電話でしか解決できないことなので、ほんと嫌になってやめる。
こんなストレスフルならもうやめよう。
明日からまた小屋入りして忙しくなるので、梅ちゃんの小屋掃除。
ついでに掃除機のフィルターとかも手洗いする。
夕食。
ドキュメンタリー打ち合わせ。
期限が迫ってきたので色々話せて良かった。とりあえず、ドキュメンタリーの荒編を待つことにする。
一昨日取材してくれたライターでラッパーで現代美術作家のH矢くんに電話して記事の書き方について相談。
ついでに広報のことも出来るだけやりたいと思って、快快制作のAニーに電話。
会議中とのことでまた後ほどにする。
広報に協力してくれないかなと思ってナタリーをチェックしてみる。意外と名の通った人ばかりでアップしてもらうハードルが高いのかなあと思う。
ナタリーで次に関わる「ふじのくに⇄せかい演劇祭」と「ストレンジシード」のディレクターである宮城聰さんとウォーリー木下さんの対談記事を見つけたので読んでみる。
どんな心意気でこのフェスティバルが行われているのかわかってよかった。
Aニーから折り返しの電話。情報さえくれたら色んなところに投げてくれるとのこと。ありがたい!東京で知り合った仲間たちは心強い。
快快でも今年何かやりたいねと話をする。秋くらいに何かやりたいなあ。
七間町ハプニング用の衣装として買った進撃の巨人の巨人風風の全身タイツ(皮を剥がれて筋肉が丸見えな状態用)と茶色の全身タイツ(鹿になる用)を試着してみる。身長に合わせてLにしたが、やはりMでパツパツくらいが良かった。とりあえずイメージとそんなに異ならずほっとする。
風呂に入って彼女とLINEして就寝。いい夢をみようと思う。
22(月)
起床、今日からまたハムレットツアーが始まるので、台本を読んだりしてイメージを作る。
朝食。
七間町ハプニングの謝礼の話がやっとできた。やはり仕事を受ける際にちゃんとそこはクリアにしてやるべきだなと反省する。
ちゃんとアーティストへの誠意を感じる額だった。ありがたい。
今進めているドキュメンタリー、七間町ハプニング、ストレンジシード等、一人で進めることが多く、東京にいる間に一人で作品を作るということをやっておいて良かったと思う。
早起きしたのでストレッチをしたりしながら4時間ほどハムレットのことを考える。SCOTの映像を観てから、舞台上で説得力のある体というものへの意識が少し変わった気がする。とりあえず今日のランスルーは日常的な体ではなくガッツリした感じでやってみよう。
電車で焼津へ、駅から歩いて劇場へ。
焼津駅に降りたことがなかったかもしれない。焼津自体も小学生のころ焼津魚センターに社会科見学で行った以来かも。
駅前が少し熱海っぽい。
劇場入り、トレーニング、場当たり、ランスルー。
ちょっと何がしたいのかわからない感じになってしまった。あと劇場が広くなったことで、宮城さんのnotesで聞き取れないというのをたくさんもらった。
広いところでは残響があるからちゃんと言葉が客席の奥に届いたのを確認しながら粒立ててしゃべらないと。
一つ早めの電車に乗りたくて駅まで走る。
早いやつに乗れたものの、途中で電車が止まる。「浜松天竜川間で列車とバイクが衝撃したため」とずっと言っているが、衝突の読み間違えなのかなあ、何なんだろうとずっと気になる。
1時間経ってやっと動き出す。
ランスルーをやって疲れていたのに、更にどっと疲れる。
「バイクぶつかんなや」と本当に思う、事故はほんと誰も得しないから、みんな気をつけて!と思う。
40分ほど電車は止まっていたが動き出す。
帰宅して夕食、風呂。
早めに就寝。
24(水)
起床、昨日の「ハムレット」ランスルーの記録映像を観る。
広い空間になり、声がぼやけているのがわかる。
朝食。
台本を読んでもう一度何がしたいのか考える。
電車で焼津へ行き、駅から歩いて劇場へ。
トレーニング。
Tチームのクローディアス役のK島さんが腰をやってしまったそうで、今日はDチームのY見さんがTチームに入ることになり、見るのがたのしみ。
膝が痛くなりだしたので、少し足踏みは強くやりすぎないように気をつける。
ドレスリハーサル。
まず語尾、文末までちゃんと届けるように発声すると、今までと使う息の量が変わって結構意識をそちらに持っていかれてしまう。
特に宮城さんからのnotesはなかったが、本当に最低限しか出していないんだなあと思って、自分で納得してやることが大事だと思う。
演出補助のN野さんに何かないか聞くと、文の頭に力が入っていて、文末が聞こえないからというより文末が一番相手に影響を与えるから大事にしたほうがいいとのこと。確かに。
休憩時間、この間のインタビューのお礼に宮城さんにハチミツを渡したら喜んでくれて良かった。最近ハチミツをよく買って舐めているらしく、今はメキシコ産らしい。演出家と俳優という関係ではなく、普通に話すのもおもしろい。
Tチームの場当たり、ドレスリハーサル。
電車で帰宅。
夕食、風呂。
2019年11月〜現在まで毎日付けている日記を公開するためにヘッダーの画像を一月ごとにつけていく。
今日のドレスリハーサルの映像を確認する。
notesはないが本当にこれで良いのか?良くないと思うから、どう改善しようか考える。
AirPodsをパソコンで使うと片耳しか音が出ないので何でか調べて直す。設定をいじってないのに、設定が片耳になっていた。ここにたどり着くまで30分ほど掛かる。デジタルは何故こうなるのか理由がわからないから嫌だ。
就寝。
25(木)
起床、朝食。
今日は10:30公演で劇場入りが8:00なので7:00前に家を出て、自転車で駅へ。
ご近所さんがゴミ出しをしている。「いつも家に居て、無職で母親の年金で暮らしているのでは?と思われている俺がこんな朝早く出掛けますよ、誰か見て」なんて思う。
駅で一服しながら不可思議 wonder boyの「生きる」を聞く。谷川俊太郎の「生きる」を使ったポエトリーリーディング。
「毎日朝が来るというありふれた奇跡」「10日ぶりの快晴にも歓声はあがらない、僕なんてもう踊り出したいくらいなのに」「たった今もどこか産声があがり、兵士はどこかで傷つくということ」、もう不可思議 wonder boyは死んでしまったけれどめちゃくちゃ世界平和を歌っている、もし今も生きていたら出会ってきっと良い仲間になれていたと思う。俺はハムレットで今日出会う中学生に何を伝えよう。
7:06発の電車にはたくさんの人。不可思議wonder boyの曲を聞いていたから、朝日を浴びながら寝ているサラリーマンのことが愛おしく見える。
電車の同じ車両に乗ってここにいる誰一人俺が舞台に立っている姿を見たことないだろう。世界は広い、俺に何ができるのだろう。
左隣でサラリーマンの60くらいのおじさんがスマホを3つ並べてポケモンGOをやっていて、右隣では高校生がスマホでハンターハンターのアニメを観ている。広い世界にアクセスするのは難しいなあと思う。
劇場入りしてトレーニング。
本番。お客さんがいるのはやっぱりいい。が、冒頭でのざわざわが予想外でテンパってミスをしてしまう。
終演後、notesの直し。
Tチームの午後公演の幕が開いたところで、10:30公演を終えたDチームは解放。
早めの帰宅。
部屋に行くと梅ちゃんが小屋をこっそり出ている現場を発見する。
時々エサの入れ物を押して出して、そこから出て俺が帰ってくる夜までにまた戻るということをしている感じはあったが、今日は帰りが日中になったので、梅ちゃんも「バレた!」という感じで固まっていた。かわいい。
友人のKちゃんとお茶。
帰宅してnoteに上げる予定の記事の整理。
ドキュメンタリーの最終撮影用にクルーのホテルの予約をして、領収書の整理をして、残っている予算がいくらあるか調べる。
今週末のSPAC俳優の麦踏み用にLINEグループを作って諸々連絡。
風呂に入る。
にほんむかしばなしを見ながら就寝。
26(金)
起床、梅ちゃんの小屋掃除。
朝食を食べて劇場へ。
焼津駅から劇場への道すがら、カモが沢山いる川沿いで食パンをあげているおじさんがいて、カモがたくさん集まっていた。
毎朝そこにはカモがたくさんいたので、このおじさんがパンをくれることを覚えているんだと思う。
どこかの国で作られた小麦が安い商品になって、日本の野生のカモのエサになっている。歪み。
プリミティブな生活に必要な労働(例えば野菜を育てることや、肉を獲ることなど)の対価は、国の貧富に関わらず大差ないと思う(もう野菜を育てることができないほど、土が荒廃したり異常気象の影響を受けているところは別として)。国が強さによって通貨の価値も変化して、お金を稼ぐ仕事の場合は労働の対価の差が出てきて、そのお金を使うことで遠い国や人々からの搾取が起こる。
お金に関われば関わるほどどうしたって搾取をしてしまうことになって世界平和から遠ざかると思う。だから皆がプリミティブな労働に関わって自給自足に近づけば、世界平和に近づくんだと思う。
俺が一人で活動していても、、と思いがちだったが、無駄じゃないし、こんな生活をいいなって思って少しずつでも増えれば世界平和に近づくと思う。楽しんで魅力的にがんばろう。
SPAC制作S本さんから、もう一度SPACで養蜂を始める為に動き出しますと連絡がきた。嬉しい、うまいこと県に説明できて始められたらSPACにとって対外的にも体内的にもすごく良いと思う。
巣箱は既に作ってあったらしいので、色々アドバイスをしつつ、ニホンミツバチ養蜂のことを詳しく書いているサイトを紹介する。
劇場につきトレーニングをして、アップして、本番。
太鼓の演奏をミスしてしまった。悔しい。
宮城さんから具体的な演技に対するnotesがきて嬉しい。
Tチームの本番。楽屋で共演者のY治さん、Y宮さんと話しながらモニターでみる。
二人と2時間近くゆっくり話せてよかった。
終演後、小道具、楽器の梱包をして帰宅。
風呂、夕食。
コンビニで買ったビールを飲み、彼女と電話。
彼女は地元でだべる相手がコロナ禍もあってなかなかいないようで、3時間以上だべる。
就寝。
27(土)
起床。
長姉の姪3人が遊びに来る。
日記をSNSに投稿。
母と一緒に父親のお墓参り用の花を撮りに山パラへ。大根小松菜ブロッコリー、トウがたって蕾ができていた。ブロッコリーの花をお墓用に採ってお墓参りへ。毎週土曜に行くという恒例行事を長いこと忙しさにかまけておざなりにしてしまっていて気になっていたのですっきりする。
七間町ハプニングの進行台本を推敲してメール。
養蜂家のT中さん宅へ、ドキュメンタリーの撮影の際に忘れてきたマイクのスポンジを受け取りに行く。いつも温かく迎えてくれて嬉しい。
気になっていた分蜂のことなどを聞く、すでに近所で分蜂があったらしく、今年は温かいし早そうと言っていた。
蜜蜂誘引蘭のキンリョウヘンの花芽をみせてもらって参考にする。自分は何年後かに咲けばいいとまだ花芽のない小さな安いものをたくさん買って今育て中。
帰宅して、山パラでじゃがいもを植える準備として米糠を少し撒いて土と軽く混ぜておく。
昼食。
姉を駅まで車で送る。
SNSの反応が悪すぎて、こんな自分のドキュメンタリーを何人の人が見てくれるのだろうかと不安になる。狭い世界で何百回再生されて終わりにはしたくない。
七間町ハプニング用に、畑に埋めておいた年末に獲った鹿の頭を掘り起こす。蛆虫が沢山いて肉はだいぶ分解されていた。肉と皮を剥がして、水洗い。
まだ分解されきっていなくて綺麗になりきらなかったので、鍋で煮て、カナダワシで削って、ホースの水で内部を洗って綺麗にする。
快快衣装のF谷さんに連絡して、鹿の頭を被りたいがどうすればいいか相談する。久々にお話しして楽しかった。
ある素材を教えてもらったが、この前買った蓄電池の梱包材で作れるんじゃないかと思ってそれを材料にして作り出す。茶色の平ゴムが欲しかったので、手芸店へ。ついでにホームセンターで、養蜂巣箱の屋根を作るためにプラ段を購入。前回は鉄板で作ったが、T中さんの真似をして簡単に作ることにする。
車中で不可思議wonderboyの「生きる」を聴く。ドキュメンタリーのエンディングに使いたいなあと思う。が本人死んじゃってるし手続きめんどくさそう。生きてれば知り合って友達になって一緒に世界平和を目指す仲間になっていたと思うとか、事務所に言っても通じないのかな。
帰宅して屋根づくり。
夕食。
姉を駅まで迎えに行くついでに、ガムテープを買う。
駅で姉を待つ間、コンビニ前でタバコを吸っていたら、赤いニグロパンチの男が凝視してきたので知り合いかなって思ったがそのままスルーされる。最近こういう風に長めに目が合うことが多い気がする。
帰宅して、屋根を完成させる。
鹿の頭骨のかぶりものづくり。試行錯誤してなんとかイメージ通りの角度で被れる感じで完成。あとは全身タイツの頭で滑らないかどうか試さないと。
髪を刈り上げて風呂。
明日のSPAC俳優による麦ふみ後に山崎山でバーベキューできたらいいなと思い、冷凍肉を冷蔵庫解凍して就寝。
28(日)
起床。
今日の麦踏み撮影の準備。
朝食、食後に姪が庭で遊んでいたので、コーヒーを持って庭に行き一服。
「アイスクリーム屋さんのお客さんになって」とのことでお客さん役。
彼女から「誕生日だけど」メールが来て、昨日0時過ぎたら送ろうと思って、朝になってすっかり忘れてしまっていた。
姪とお誕生日おめでとう映像を撮って送る。
姪が地べたに座って店員役をやって、お客さんの俺にだけ椅子があったので、急遽余っていた木で店員さん用の小さな椅子を二つ作る。
撮影のため田んぼへ。
太鼓とかを叩くつもりだったので一応苦情が出た時の為に近所の親戚のうちに事前に挨拶しておく。
10時にSPACの俳優陣が集まってくれたので説明して、撮影隊の姉と姪が来て麦踏みの撮影。
去年一人で麦踏みをしてから、ずっとSPACの俳優が室内で足を踏むんじゃなく、ここでやってくれたら一瞬なのに、という思いが解消された。10分ほどで終わる。
そのあと皆を山パラに案内して、バーベキューの用意をして山崎山へ。
初めて山崎山でバーベキュー。山崎山に命が宿るというか血が通った気がして嬉しかった。鹿肉と猪肉のみのバーベキューだったが皆美味しいと喜んでくれて良かった。
最後に蜂場を案内して帰宅。
意外と疲れていたのか、横になったら夕方まで寝てしまう。
起きて夕食、再び眠る。
23時頃に起きて、風呂に入る。
ストレンジシードのウェブページ公開に向けて、新たな写真データを探そうと、写真のライブラリを過去のものから探そうとして外付けHDDの昔のフォトライブラリを開いて今のフォトライブラリを消してしまう。
なく2年分の写真を消してしまい、あたふた2時間ほどしたが結局復旧できず、意気消沈。
ドキュメンタリーを作っている最中なのに痛すぎるイージーミス。
明朝、データ復旧会社とかに問い合わせようと思う。
気持ちがしんどすぎる。
気持ちが持っていかれすぎて、寝ようとしても無理で、ムーミン、コジコジ、にほんむかしばなし、などをyoutubeで流して寝ようとするが眠れない。
結局コントを流しながらやっと眠れた。お笑いすごい。