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Uターン日記 2019年12月

1(日)
朝、畑の根を燃やそうとしたが芯が乾いておらず、断念。
急遽田んぼの雑草取りへ。畑の緑が増えた。雑草と麦の違いが最初はわからなかったけれど、だんだんわかるようになる。百聞は一見にしかず。雑草は艶があり、麦はマットだ。
ついでに、密集しているラジノクローバーを土ごと持ち帰る。
帰りにホームセンターナフコにより、新しい槍の材料にする刃物を買う。
帰って緑肥として畑の柿の木の下に植え付ける。
終わって一服していると、お隣のS木さんから声を掛けられて、「しんどいから自然薯掘っちゃって持っていっていいよ」とのこと。塩ビパイプに芋が伸びるように育てるんだけど、取り出しが難しくて娘夫婦にあげるつもりが全て折れてしまってあげられないとのことで、僕がチャレンジしたら折れずに出せたから帰りがけのS木さんを呼び止め渡す。かわりに折れてしまったものと大根を頂く。自然薯を育てたいと思っていたから実際のところを見れて良かった。そして2年掛けて育てた自然薯の食べ切れないからと言って約半分くれる気前の良さというか、足るを知るっていうか。パイプも好きなだけもらってくれとのこと。
帰るとお隣のK泊さんご夫婦が居て、排水パイプをチェックさせてもらう。詰まっていたらシンプルだったのに詰まっていなかったから別の対処をしないと。旦那さんにエコロジーライフ研究会の会報を頂いていたから早速無農薬の米作りの講演会の予約をしましたと報告。話しているうちに福岡正信さんの本も読んでいることがわかってお隣にこんなことを話せる人がいる喜びに震える。お茶の無農薬栽培もしたいからまた相談にのってもらうことにする。

夕方から、魚金へバイトへ。バタバタしている。焦るのは疲れるし良くない。仕事に追われても淡々とこなすことが大事。
まかないは、刺身盛り合わせ、茶碗蒸し、角煮、漬物、フライ、味噌汁と豪勢。大分仕事も覚えてきて身体が動くと楽。
叔母Yちゃんが、東京に行くのにお金あったほうがいいでしょと給料を早めにくれた。時給1050円に22時以降25%アップに色をつけてくれるから思っていたより多くて嬉しい。現金も必要です。

2(月)
雨でやることがないから久々に朝のんびり過ごす。
8:30にN仁が迎えに来たから、仕事で岐阜中津川へ向かう。とりあえずオイル交換の為に共通の幼馴染み、Aちゃんが経営してるマスタータイヤマンへ。Aちゃんに猪を持っていく約束だったけど、母親がちょっと前に亡くなり、父親も今やばいって、ことで連絡しすらかったから思いがけず会えてよかった。初めて働いている姿を見て、男らしくてかっこよかった。ろくでなしブルースの登場人物みたいだった。猪を持っていくことを約束して出発。

移動中、浜松での役者の仕事依頼を受け喜び。そして、お茶もやりたくて手をつけようとして、道具を借りる連絡を叔母さんにしていたら叔父さんが手伝ってくれるとのこと、ありがたい。夢がどんどんかなう。手の届く夢しかないから実現する。仕事が終わり、ホテルで夕食兼飲み。長い夜を柿の剪定や里芋種芋、奇跡のリンゴの木村さんの動画を見て過ごす。
プロフェッショナルとは心と技術、両方ある人。俺は心ばっかりかも。
木村さんが衝撃を受けた福岡正信さんの本をAmazonで注文。

3(火)
朝食後、朝風呂へ。
お風呂がいつでも湧いている。便利で気持ち良い。ふと誰も入っていない時そのエネルギー無駄だよなと思う。風呂場を見渡すと自分で作れるものはお湯くらいだと気づく。
朝食、朝風呂と2回エレベーターを使う。1F⇄6F。俺が気にしているエコなんて、この往復で帳消しだろう。どうしたって現代社会では消費することしかできない。
8:30〜22:30まで働く。急遽、給排水の設置もすることになったから大分遅くなった。外気温2度。エアコンもまだ工事が終わっていないから入らず、震える。ホームレスほんと強いな。自動ドアも手動。すごく重い。毎度このエネルギーを自動にしてると考えると、ドアくらい手動でいいです。
帰宅は1:30、11/4〜12/3、掛川に帰って来てちょうど1ヶ月。本当によく働いた。

11/4(水)
昨日の岐阜の寒さにやられてしっかり風邪を引いてしまった。
ずっと休みなく走り続けたから、まあいいかゆっくり寝ようと寝る。
でも、やりたいことは色々あって畑に行ったりするものの、頭が働かないから結局何も進まず、とりあえずビタミンCと思ってみかんをもぎって食べる。この環境。サプリメントいらないなあと思う。
夕方まで寝て、どうしても会いたかった友達Y三君の家になんとかお邪魔するまで回復して、ちらし寿司を頂きながら、色んな話を聞く(ちなみに市議会議員の幼なじみ)。
そこで掛川茶エンナーレに対する難しさというか、市民とアーティストの板挟み状態な話を聞けた。
俺は、今年のキュレーターに何か絡めないかという話を頂いてもいたから掛川市民であり、アーティストであり、なにか橋渡しが出来たらいいなと思う。

11/5(木)
N仁の仕事で、名古屋のコインランドリーの現場へ。
読みと異なり、17時予定が21時まで掛かる。
帰りに吉牛で夕飯を食べ、23:30帰宅。

11/6(金)
朝、麦ふみに田んぼへ。
ついでに新しい畑の隣にある放棄されてる茶畑もやってみたかったから、親戚のS叔父さんに相談して、とりあえずお茶の木を更新するために深刈りをして、葉っぱを落として裸にすることになる。
その手伝いをしてもらう時間を作るために、S叔父さんの田んぼの草焼きを手伝う。草を燃やすだけだからと甘くみていたけれど、結構コツがあって僕のやったところは燃えきらなかった。


お茶刈り機も初めてなので、S叔父さんの茶畑で午後練習することを約束して、一度自宅へ。
その道すがら、Mちゃんの酒屋に頼んでいた地酒「開運」を受け取りに行ったら、肉が美味くて感動したからお代はいらないと2升くれようとしたけれど、とりあえず半分はお金を払って、また肉を届けた。ついでにAちゃんのタイヤ屋に肉を届けつつ、S叔父さんの家へ。
お茶刈りの練習をしたら、軸がぶれず上手だと褒められて、演劇やってきて良かったなあと思う。
その後、自分の畑のお茶刈りに挑戦する。

お肉を送った東京のK尾くんがお返しにくれた素麺を家族で食べてから、約束していた茶エンナーレのキュレーターのI太さんと、現代美術家Fさんと掛川で飲む。掛川で自分の興味がある農家さんや猟師さんと話すのもとても良い時間だけど、アーティストと話すのもとても良い。今の世界に対して自分が問題だと思うことについて齟齬なく話ができるスピード感というか。
意気投合して、明日僕の畑を見に来る約束をしてさようなら。
歩いて自宅に帰りながら、最近できたラーメン屋が、一緒にダクト屋で働いている子の友達で試作段階から食べていたということで寄ってみる。
美味しかった。
帰宅後、明日I太さんとFさんに振る舞いたいお肉を解凍する。
寝る前にふとN仁が先月締めのバイト代を計算して振り込んでくれるって言ってたと思って確認。現金収入ありがたい。

7(土)
EXILEのたかひろが名刺交換に来るが名刺にはDAIGOと書いてある夢を見て目が覚める。俺の名声欲が見せた夢か。
うんこのキレが思っていたより悪すぎて、拭いたペーパーに載ってて、勢いでトイレのドアにペタンとうんこがくっついて驚く。
雨予報だったが曇りなので、畑仕事。

11時前にI太さん、Fさん、市の職員S藤さんがうちに来る。畑や僕の家を案内して昼食に鹿や猪をご馳走する。満喫したようで良かった。

皆を送ったあと、大日本報徳社へ「自然農法の未来」という公演会に行く。中井先生が時間が5分余ったからと言って話した話が一番ぐっときた。1.5度地球の温度が上がると人類滅亡。それを2030年までに止めるには、移動法、発電法、農法を抜本的に変えないといけないらしい。あと中村哲さんが亡くなったことに本当に悲しがっていた、あの人こそノーベル賞をもらうべきだったと。忙しさにかまけてちゃんとニュースを見ていなかったな。調べてみようと思う。
印象的だったのは、中国は一党独裁?なこともあり一気にエコな国になるだろうということだった。中国食品が危険だから食べたくないとか日本人は言うけど、今一番危険なものを食べているのは日本人という話。農薬を一番使っているのは日本と韓国。
市議会議員のY三君が、色んな人を紹介してけれて、農業を営む先輩方に色々教えてもらえそうでとてもありがたい。
その後友人Kちゃんと喫煙ができる喫茶店ぎょくろで久々にお茶をする。ケーキが美味しかった。現金収入はこういうところで使える。
帰宅後、土に埋めておいた鹿を東京でのイベント用に洗って、新幹線で東京へ。

鹿の頭を持っていたから目立って、スマホで隠し撮りされて、ちょっと嫌な気持ちになる。
都会に鹿は合わない。電車で角が人のコートに引っかかって、二度見されたり、とにかくかさばる。
最終的には、水洗いした水が残っていてちょっと滴ったりして匂いも気にしてしまい、自分の今の生活スタイルが都会に合わないことを実感する。ジャージが角に付いていた土で汚れてるし。
1ヶ月ぶりに人が多いところに来て、これまではボクシングやっていたこともあって、この人には喧嘩したら勝てないよなとかそういう見方だったけど、野生動物に比べたらほんとみんな無警戒でぼーっとしてるから、全然怖くないし簡単に殺せそうだなと思う。人間は本当に自然から離れたところで独自に生きているなあ、これはちょっとしたことイレギュラーに対応できなくて簡単にパニックになるだろうし絶滅するなと思った。今日自然農法の先生が言っていたこともつながる。掛川に一年と言わずずっといるかもなと思った。
彼女と二人で暮らしていて、今は彼女だけが住んでいる家に泊まる。

8(日)
頭、鹿の頭の掃除。
インコの梅ちゃんと触れ合う。
昼食にカレーを食べに行く。
帰りにモンブランを買う。
食べて昼寝をする。
夜、彼女と「ドクタースリープ」を二子玉川の映画館で見る。
おもしろくなかった。映画館でポップコーンとセブンアップは良かった。シャイニングがおもしろかったからちょっと期待してたんだけど、まんまと釣られたって思って気分悪くなった。金があるとこからなんとか取ろうとする。帰りみちに二子玉川ライズのツリー脇にあったUFOに乗って写真を撮ろうと彼女に言われ乗るものの、やはり乗りたくなかったので全然いい顔できず。

9(月)
朝、「タネが危ない」の続きを読む。愛媛の農業研修に行った際、タネをたくさんもらったから野口のタネに行くのは再来年かなって思っていたけどほとんどがF1種だからそれらを無駄にしても、すぐに固定種、在来種を育てたいという気持ちになる。味の濃い野菜、栄養素が詰まった野菜を作りたいし、周りの人に食べさせたい。雄性不稔の植物との掛け合わせの野菜ばかりを食べていて人類の生殖能力が減っていくのはやばいだろうと思いつつ、それで自然と人口が減っていくことも良いと思う。

昼食にフレンチトーストを作って食べる。

その後『さいたま国産芸術祭2020』の『100日前イベント』のリハーサルへ。適当にするつもりは無いけれどまだピンと来ていない。明日何が大切なのかだけ皆で共有しよう。

帰宅後、彼女が作ったシチューを食べて満腹で幸せ。

10(火)
早起きして、電車とバスを乗り継ぎ飯能、野口種苗研究所へ。
ちょっと道がわからず散歩してるおじさんに尋ねたら、声を掛けた瞬間にポンと肩を叩かれた。知り合いに会うかのような距離感が面白い。
野口種苗研究所に着く。固定種の種がたくさん、お宝だ。野口さんに会いたいと思ってお店まで行ったけれど、店の奥にいる様子。トイレを借りた際に奥で新聞を読んでいた野口さんに挨拶。
昔ながらの味の濃い野菜を育てたいという思いが強すぎるのと種類が多くて選べず、店員さんに教えてもらって何とか選ぶ。楽しかった!1時間があっという間。
バスを降りて東飯能駅に向かいつつ、朝作ったおむすびを食べていたら通りがかりのおばあさんに「美味しそうなおむすびだね、お母さんに作ってもらったの?」と聞かれ、「自分で」と答えたら、「良く味わってね」と言われた。記者会見の時間に間に合うように歩きながら食べてたからだろうか。
朝のおじさんといい、このおばあさんといい、なんか心温まる。
朝、宮沢賢治を見習って米を食べようと彼女のお母さんが送ってくれた米で梅おむすびを作って満員電車で銀河鉄道の夜を読み、野菜の種を買った帰りにおむすびを食べているところをおばあさんに話かけられる。見た目は金髪パンチパーマのアディダスジャージなんだけど、心は通じてるっていう喜び。iPhoneはお米のネバネバでベタベタだけども心は踊っている。毎日が楽しい。

大宮のソニックシティホールへ記者会見に行く。控室にいた人たちに種の話をする。
記者会見の場は、思っていたより硬くフランクに行こうという気持ちでジャージを着ていったのもあるが、雰囲気にのまれうまくプレゼンできなかった。これまで人前に立つ仕事をしてきたのに悔しい。おじいさんのアーティストはこれまでの生き方が佇まいに現れていてこうなりたいなあと思う。

その後『100日前イベント』。他の出演者のパフォーマンスを観た。趣味の問題はあるけれど、そこにいる観客と心が通じている感じはしなかった。関係ができていない。ユーモアは大切だよなと改めて思う。地域主催のフェスティバルに参加する際は、そこで生活をしている人達に無視されたらやる意味がないんじゃないかと最近思う。
二回パフォーマンスをする。そこにどれだけ地元の方がいたかはわからないけれど、少しは何かが共有できたと思う。ともかく、多くの人が「よかったよかった」と言っていたからよかった。
チンドン屋みたいなことをやって、ふんどしで一丁でフラフープを回して、火を吹いて、餅まきをしたんだけど、テキストで見ると何が何やらだな。

11(水)
朝食後、僕の劇団快快の美術A美さんの家の鏡と机の搬出の手伝いに行く。A美さんはセンスが良い。
帰ってきて昼食で、彼女とお好み焼きを作って食べる。美味しかった。
風邪を治そうと昼寝を存分にする。
起きてからアニメとか銀河鉄道の夜のアニメとかを見て、ご飯を食べて、寝る。

12(木)
多摩川に焚き火をしに行く。ポップコーンをスーパーで買う。
川の形が前の台風で大きく変わっている。
楽しかった。
彼女に火吹きのやり方を教えて、帰りに福岡自然農園で作ってきた宝物の粘土団子を河川敷に撒く。豆科の何かが生えていた。きっとホームレスの人が撒いたものだと思う。嬉しい。次東京に来る時は、福岡自然農園で頂いた種を土産に坂口恭平さんの本に書いてあった多摩川のホームレス、ロビンソンクルーソーを探してみようか。きっと台風の被害で彼の畑はボロボロだろう。

明日のポテトタイムの準備をして眠る。

13(金)
今日は『ポテトタイム』最終回@VACANT。鹿の刺身は食べる人を選びそうなので、半分くらいをローストにする。ともかく準備。

お酒飲んで、みんなに会って楽しかった。

14(土)
朝一、バスで掛川へ。
11:30〜、グランドホテルで母親の誕生日ランチ。姉2人と姪っ子4人と。
帰宅後、さつまいもの収穫。株によるけれど大きくなっているやつはかなり大きくなっていた。
自然農法の畑に行くと、草の芽がびっくりするほどびっしり一気に出ていた。今後苦労すると思う。
柿も剪定しないとと思っていたら剪定してあった。

夜、録画してあった中村哲さんの追悼番組NHKスペシャルを見る。すごい人だ。水路を作って60万人の人の職を作って生活を作った。タリバン、IS、アメリカの傭兵、皆、元は農民だが大干ばつにより地を失い職を失い生活の為に戦いに加わる。皆農民に戻って汗水たらして作物が実るならそれが一番だし、戦争にもならないと言っていた。そうだろう。哲さんの事業の元手となった3億円は寄付。お金も使いよう。お金は遠く離れた人も助けられる便利なものだ。俺が考える世界平和への活動は日本人の生活を改めることから始める間接的なものだし、どのくらいの人に影響を与えることができるか考えると微々たるものすぎて疑いそうになる。
次に『アマゾン未開の人イゾラド』も見る。たくましすぎて、本物の狩猟採集生活の民の目は鋭すぎる。小学生の時一番荒れていた友人の目に似ていた。

15(日)
N仁の仕事でクリーニング工場へ。珍しく地元の工場からめちゃくちゃ近い現場で嬉しい。現場付近は海のそばなんだけど、畑が砂浜みたいな砂の畑ばかりで驚く。しかもちゃんと野菜などが育っている。噂には聞いていたけれど、ここまで砂だとは思わなかった。何故育つのか不思議。N仁が父親Tさんが倒れて軽トラック遊ばせてるから使っていいよと貸してくれる。オートマだしほんとにありがたい。N仁は本当に気前がいい男だ。もう少し仕事を覚えて力になりたい。
夜、Kちゃんとデニーズでお茶。全席禁煙になってから初。吸いたくなったら喫煙ルームに行くというのもそれほど怠くなかった。たばこを吸っていたら、肉をあげたY三くんから電話。「うまくて感動した、生命力に溢れた肉を食べるとテンションが自然と上がる、自然農法の野菜と一緒で、自然の肉はすごい、是非みんなの力を合わせてジビエを売る店を作ろう」とテンションが上がっていた。
デニーズで環境のこととかを話す。

16(月)
朝から、ご近所さんの雨水トラブルの為に実家と隣り合った三軒のうちに挨拶に行って、家の境界線をコンクリートで埋めたり、土で盛り上げたり、とにかく水が流れ込んでこないようにした。
その後、畑に行くと、ちょうど貸してくれているM本さんとお隣の畑のM浦さんが軽トラックで来て、柚子の収穫を手伝って欲しいと言われる。柚子をたくさん取った。そしてポン酢を作る用にたくさんもらった。柿の木の剪定をしたのがM浦さんということがわかった。M本さんに「お茶がやりたかったら機械をくれる人がいるよ」と言われた。
M本さんに、「米糠と千枚漬けとわさび菜があるからあとでうちに来て」と言われる。
とりあえず柚子を持って、水のことで苦情を言われていたお隣さんに対処したことを伝える。柚子なんてもらっても何に使うの?みたいな感じで気分が悪かったが、穏便に済ませようと「柚子湯でも」笑顔で対応した。
その後、畑への道が狭かったので広げてから、M本さんの家へ。
米糠と千枚漬けとわさび菜を畑から収穫させてもらった。勝手にわさび菜が自生してていいなあと言ったら、掘って持っていっていいと言われたので遠慮なく掘り起こす。
そのまま、借りた軽トラックの合鍵を作りにジャンボエンチョーへ。
合鍵を作って帰宅したら、鍵の不具合で車から抜けない。
とりあえずわさび菜を畑に植えてから、もう一度ジャンボエンチョーへ。
スタッフに抜けなくなった鍵を抜いてもらい、作り直し。なんか鍵のタイプを間違えていたっぽい。1時間くらい無駄足になったから、せめて謝るとかもう少し対応の仕方があるんじゃないかなあと思う。
帰宅後夕食。水漏れの対処で昼食が取れなかったからたくさん食べる。
夜、お隣のK泊さんがお礼にと、苺のロールケーキを焼いて持ってきてくれた。
『イゾラド最後の一人』というNHKスペシャルを見ながらストレッチ。無理矢理文明側に取り込まれたイゾラド。

17(火)
朝からN仁の仕事で、小田原のコインランドリーへ。ダクト内にたまったホコリの除去。13年分の埃。スポンジみたいな埃を出す。3K。120Lのゴミ袋3つ分。昼は隣のスーパーの弁当。お世辞にもうまくない。コンビニ弁当は進化したなあ。
仕事終わりに「大変だったでしょう」とオーナーの女性がジュースを買ってくれて、こういうことってほんと大切で、それだけで印象が全く違うって思った。

帰宅して、母からお隣の畑のS木さんが俺と一緒に竹を撮りに行きたいと言っていたと聞く。俺も竹が欲しかったから次の休みに行こう。
夜、ストレッチしながら、NHKスペシャル。
アマゾンの魚のやつ。電気ウナギ凄すぎる。俺がタイで釣ったでっかいナマズを釣っていた。俺が釣ったやつの方がでかかった。テレビを見たときに受ける印象は、当たり前だけど受け手の経験によるなと思う。
そのあと、アマゾンの奥地で秘密裏に金を掘り出す男たち。たくましい。俺も金を身につけたい。
そこの住人の一人が、ゴミ捨て場に捨てられた孤児で、スタッフの滞在最終日に獣を捕まえて来て一緒に食べようってなって普通に解体して内臓を森に放って捨てただけなのに、それがメスで胎児がいたことを彼の生い立ちに無理矢理重ねてる編集に気分を害した。彼は胎児を一瞥もせず、その母親を解体し、胎児をゴミ捨て場に捨てた、とか言って。

18(水)
朝、友人にあげる柚子を準備。柚子を友人宅へ持って行きつつ、ダクトの仕事で富士宮へ。
帰宅は23時過ぎ。疲れた。

19(木)
畑に種まきと定植、虫取り。
米糠を草マルチの上にまく。
手土産用に柚子を収穫して拭きあげる。
魚金へ、冷凍庫に入れておいてもらった肉、ポン酢を作る用の一升瓶、メダカの冬越え用に発砲スチロールをもらいに行く。お礼にと柚子。
田んぼに行き、枯れ草を堆肥にするために米糠を撒く。麦もクローバーも順調に成長している。ついでにS叔父さんの家に寄って挨拶して柚子を渡す。
柚子を手土産にエコロジーライフ研究会の前会長のY倉さん宅を訪ねて、色々お話を伺う。農学博士。主に雑草について研究していたらしいが、ある時農薬をヘリコプターで撒いた田んぼで無数のひばりが飛んでは落ち飛んでは落ち、天を仰いで鳴きながら死んでいくのを見て、ぞっとしたのをきっかけに有機農法に興味を持ったらしい。本来は除草剤を研究していたので遊びだと周りには馬鹿にされたらしい。ともかく色んなお話ができて楽しかった。傍にリッキーという大きな犬がずっといたことも楽しかった。畑も案内して頂き結局3時間位いた。しかし今エコ研は活動が活発ではないらしく、残念。

帰宅後、柚子ポン酢作りと、鹿のバラ肉煮込みの下ごしらえ。

20(金)
朝、軽トラックの掃除。カビが臭いの原因とわかる。
畑に行って草にクローバーが負けないように草取り。そのままお隣の畑のS木さん宅に行って、畑の棚用に竹取りに誘って、二人で軽トラで倉見川の河川敷に行き竹をたくさん取る。畑に運んだ後、サツマイモを一緒に掘って、サツマイモと籾殻を頂く。
その後、柚子をたくさん持って、友達Aちゃんのお父さんが亡くなったのでお香典を届け、ホームセンターに行き、百均でクリスマス用の靴下を買い、クロネコヤマトに行き彼女の実家に柚子を送って、畑を借りているM本さん宅へ行き漬物を頂いた時のタッパーを返し椎茸の栽培について聞いたら畑に転がっている伐採した栗の木を使っていいとのこと。その後カインズホームへ行き、椎茸となめこの菌を買い、猟師さんのお宅を2軒回って帰宅。猟師さんに自作の槍を見てもらったら問題ないということで、安心した。冬至前に柚子を届けたいので、お世話になっている人をたくさんまわった。
昼食後、畑の伐採してあった栗の木をチェックしたらボロボロで他の菌やきのこの菌がまわってしまっていたのでとりあえず今日はやめておく。
柚子とみかんの収穫をして、M本さんのお宅に大きくてきれい目の柚子を届ける。
夕方から、演劇仲間のS田、A美、 Tちゃん、U井さんが来るので夕食の準備。4人がきたが料理が忙しくてあまり話ができなかった。
皆が帰った後、姉にバリカンで髪を切ってもらう。
ともかく疲れた!

21(土)
とうとう、インコの梅ちゃんを迎えに朝から軽トラで東京へ向かう。昨日作った鹿料理と野菜と柑橘類も彼女へのお土産に。
昼食を一緒に食べて、彼女がおいしいと喜んでくれてうれしい。
その後、荷造りを終えて、そのまま帰るか迷ったが彼女と忘年会をする為に泊まって早朝に出ることにして、一緒にお酒を飲んでラーメンを食べに行き、スーパーでケーキみたいなアイスを買って、明日のSPACのオーディション用に動画を一緒に観ながら食べる。
静岡県の中高生に観せる、フランス人が作演出の妖怪ものということで期待していたが、定点の記録映像ということもあり、あまり良くわからないというのとムーバーとスピーカーに分かれている再演ということで難しそうだなと思った。

22(日)
朝5時に出発して、梅ちゃんを連れ掛川へ。
姪っ子が梅ちゃんに大喜びで良かった。「初のペットなんだな、それはテンション上がるよな」と思う。
荷解きをして、昼寝。
梅ちゃんも慣れないことで疲れたようですぐ小屋に入って出てこなくなった。
起きて、メールの確認をしたら、SPACから資料用に過去の出演作の動画を送ってほしいというメールが迷惑メールに入っていて見落としたことに気づき慌てて手配するが間に合わず。
オーディションを受けにSPACへ行く。立派なリハーサル室だ。
自己紹介もすることなく、演出家のフランス人Jとスイス人Rからいきなり「衣装はそこに置いてあるから妖怪をやってくれ」と言われ、えーとなるがとりあえずやる。やはりスピーカーにアテレコされるのはやりづらく、自分で言葉を発したくなるが、演出として「あくまでスピーカー先行でそれに合わせろ」と言われ、アイデアがインプロで共有できないと難しくて手擦る。本番を終えた初演メンバーが来てお手本的に見せてくれたが、なんとなく内輪受けの空気がたまらなくなって顔が固まって来てしまい、無理せず合わせて笑うのをやめることで勝手に疎外感を感じだしてやりづらくなり疲れる。
なんとか4時間乗り切るが、このままやって中高生が初めて演劇に触れる作品としていいんだろうか、俺が初めて高校の観劇授業で「新宿梁山泊」を観た時の様な「だっさー、はずかしい、というイメージを植え付けはしないだろうか、その為には俺が出たほうが良いだろうけど、再演でそこまでリクリエーションができるのだろうか、できないならば参加しないほうがいいんじゃないか?というか感性合わないかもな」と思い少し落ち込む。
帰って過去動画の資料をまとめて送る準備をしていたら、「ぜひ出演して下さい」と連絡がくる。
静岡県民としてとてもうれしい。決まったからには納得してかっこよく舞台に居られる様にしよう。中高生が初めて観る演劇の責任は重大だ。はっきり言えばSPACの僕が感動した作品『マハーバーラタ』を観せられたらいいと思うけど、予算的、スケジュール的に無理なんだろう。
それでもそれをやる価値はあると思う。

23(月)
昨日の夜雨が激しく降ったので、起きて先日補修した家の境の雨水の流れ方をチェックする。うまく止まっていた。けれど、その分お隣さんはぬかるんでいた。
朝食後、部屋の物の整理。
昼食後、SPACのリハーサルへ。
配役を聞いて、ベテランのK島さんの代役ということで大役。
ほぼ僕の為のリハーサル、急に飛び込んだ現場で、急ピッチに進むことに戸惑いながらもやりがいも感じる。なんとか代役だけど僕の役にしたい、というかしないと舞台に立てないと思う。ともかく芝居のお決まりというかそういうことをK島さんは心得ていてスキルが高い。「人間力だけ高めてそれで勝負だ」という気持ちが少し揺らぐ。

帰りに、喫煙所で今回の翻訳兼通訳のドラマトゥルクのH野さん、 T彦さんと会う。 T彦さんは本当に舞台で見る姿とふだんのギャップに驚く。今日もリハ直前に歯磨きをしててホームレスみたいな雰囲気を醸していた。普段は良い意味でクズで破天荒という感じで酒とタバコがよく似合うしダラーっとしている(褒めています)。H野さんと話しながら電車に乗る。いろいろ聞けて面白かった。「K島さんが100%を超えて作った役だから大変だと思う」と言われた。ともかくやり切ろう。

帰宅後夕食を食べ、洋服タンスの整理を母親とする。
学ランや高校時代のジャージなどを捨てる。父親の礼服は捨てられず取っておくことにする。

夜、台本の整理をして復習をする。プレッシャーに負けないように、考えすぎず、良いコンディションで稽古場に行くことを心がけよう。

荷解き、部屋の整理も終わって、ちゃんとパジャマとちゃんちゃんこを着る生活になって身が引き締まる。体はバキバキだ。

お腹が空いて眠れなくなって、パンを食べる。食べている間テレビを付けると「狼ちゃんには騙されない」がやっている。花火が上がってみんなびっくりするぐらい男も女も泣いていてなんなのか全く理解できないけど、恋愛なんだろうということはわかった。それにしても涙ってみんながみんなすっごい流してるけどこんなことにテレビ番組でなるって企画者すごいなと思う。人の心動かすのに恋愛最強だな。リモコンの電池が切れていてチャンネルを変えられなかったからそのまま見続けたら両思いっぽい二人がなんで寂しがらなきゃいけないのか意味がわからなかった。両思いなのに二度とあっちゃいけないとか?番組終わった後に付き合えばいいじゃん、それができないってどんな契約してるんだろう、怖いな。で携帯で調べたら高校生の3人に1人が見てるんだ。俺が稽古してるやつも高校生に見せるけど、恋愛すごいな。結局なんなのかよくわからないから、誰かに聞こう。

24(火)
朝起きて、白湯を飲みながら一服。
快晴。空は果てがなくて、青がすごい。有名な画家、モネだったか、色は一色じゃないって色んな色を使っていたとかあったけど、空の青は緑や赤やいろんな色が細かく入って青なんだな実感する。
午後のリハの前に記録映像を観る。

午後、リハーサル。まだ自分の持ち味を出すことができない。顔だけはアニメみたいだと喜ばれる。今回顔で選ばれたなと思う。
メリハリ、呼吸、がちゃがちゃしてて存在がうるさい、お芝居をする時にいつも言われていることを改めて言われる。
一度、演技や芝居のスキルは置いといて人間力高めてそれで勝負と思って今生活を作っていたけれど、早々にお芝居の技術的な至らなさに引き戻される。スキル磨く機会をもらったと思って頑張ろう。
3日間のオーディションからのリハーサルが終わり、とりあえずほっとして、昔共演して今はSPACの制作さんのK谷さんと呑みに行く。
東京出身の彼が静岡に住んで感じていることを聞けてよかった。

25(水)
午前中、畑仕事。
午後は猟を再開しようと思っていたけれど、昼食後、昼寝のつもりが夕方まで寝てしまった。3日間のWSオーディションで心身共に疲れていたと実感する。
大掃除でベランダと窓を洗って、夕食。
夕食後Kちゃんとお茶をするためデニーズへ。世界銀行が運営しているグリーンボンドという環境問題だけにお金を扱う投資みたいなものをやっていると教えてくれた。俺が今やっているような狩猟や農耕を皆が少しやればいいと思うけれど、仕事や家庭の状況でそんなことはやってられないという人にアプローチ出来るもので、友人がそれを見つけて来てくれたことが嬉しかった。俺が考えていることが伝わったと実感した。

26(木)
朝、脚立と生ゴミコンポストを直す。
その後、約1ヶ月ぶりに山に罠を仕掛けに行く。
落ち葉がすごくて、様相が大きく変わっていた。足跡を読むのは難しく、糞を見て猪が多いか鹿が多いか見て、鹿が多そうなところは罠を外して、猪が掛かりそうなところだけ仕掛ける。
帰りにホームセンターに寄って、椎茸のホダ木をチェックしたけれど一本1000円でばからしいと思った。
昼食にKちゃんY三くんと食事。思ったより山で手間取ってしまい予定の時間に電話に出られず5分後に掛けた。隣町に行くことになったようなので、バイクで急いで向かう。
友人達より早く着いたが注意された。そしてどこでもジャージで行くことも注意された。
俺はどこでもあえてジャージで行くぞって心づもりだったけれど、人を紹介される時はせめてシャツを着るように言われる。金髪も役作りでないならばもう40だし初対面で損をするから黒くするべきだとも。
つまらないと思ったけれど、それができないなら一人でやればいいと言われてその通りだと思った。
金髪は役作りという嘘をつく事も大事かもしれない。
というか有無を言わさせないアーティストとしての俺の強さが必要だ。

帰宅後壊れていた罠を修理して、明日に備える。

夜、Y三くんから「一方的に自分の意見を言って申し訳ない、気にせず自分らしくいてくれ」とLINEがきて、返信の言葉を選んでいるうちに芸術に携わる身として仲間内だけでなく色んな人に伝えることができないと意味がないということを再認識する。
多様性を保ちたいから自分がこう振る舞っているし、多様性のために伝わらない人にも伝える努力をしないといけないと思う。そしてその為に大切なのものはユーモアだと思う。それはSPACのリハーサルをしている時にも感じた。

27(金)
午前中、罠を仕掛けに山へ。
1ヶ月以上山に来ていなかったから、どこに掛けるか迷ってなかなか仕掛ける場所が決まらず手間取る。今回は脂の乗った猪だけをとりたいから鹿が掛かりそうなところは避けるけど、鹿の糞が目立つ。新たに三箇所仕掛けてやめる。山でだけ会うおじさんに久々に会う。そのおじさんは今は作動していない箱罠に餌だけ撒きにきているのだが、先月はあまり餌がなくならなかったけれど今はすぐなくなるらしいから猪は濃いようだ。椎茸のホダ木のことを聞いたら、山で適当に伐採しているみたい。4〜5本ならくれると言ってくれて嬉しい。昨日ホームセンターを回って調べたら1本1000円が相場みたいでばからしいと思っていたところだった。帰りがけ魚金の前を通ったら、いとこがちょうど外で包丁を研いでいてゆずぽん用に一升瓶をもらう。
昼食後、ゆずぽん造り。
ちょっと昼寝して、魚金にバイトに行く前にベランダで一服している時にふと、アーティストって社会不適合者というか外れているからこそ変な人であり、だからこそ多様性を作れるんだよなと思った。自分の今の感じがすごく社会に必要なんだと腑に落ちた。
16:30〜22:00魚金でバイト。
帰り際、ふと空を見上げたらすごく星が見えて驚く。オリオン座がパッと目に入ってきて、銀河鉄道の夜を思い出す。賢治もこんな風に見ていたのかなあと思い、星座のこと知りたくなるが、すぐにそんなの知らなくても知らない方が星が見えるかもしれないと思った。でも知ってたほうが、星の一つ一つに思い入れが出て楽しいかも。星を星座としてみるフィクション。

28(土)
朝食後、姪っ子と畑に梅ちゃん用の小松菜を採りにいく。梅ちゃんはたくさん食べた。
その後罠の見回りと仕掛け。
昼食後昼寝。
起きて畑へ。人参の芽が出てきたけど、草に負けそうだったので周りの草を抜く。福岡正信さんの自然農法は無除草とあったから草の処理を迷ってたけど、まだ畑に草の種がいっぱい入っているからしょうがない。少しずつ良くなっていくはず。
16:00〜0:00魚金でバイト。東京よりもこちらの夜は早い。帰りがけ殴り合いを始めたお客さんを止めに入ったものの、全然抑えられなかった。「体がでかいし若いししょうがないか」と思いつつ、元プロボクサー、自分の体力の低下に少し落ち込んだ。

29(日)
朝食後、姪っ子と梅ちゃん用の小松菜を採りに畑へ。今日も梅ちゃんは本当によく食べた。
その後罠の見回りへ。二つ空弾きしていた。仕掛ける場所は良いっぽい。
帰宅後、刈り払い機を直して畑の果樹周りの草刈り。今のうちに草を刈って根を弱らせて置いて春にクローバーを撒く。
昼食後、田んぼへ。
草取りと麦ふみ。草と麦の見分けが大分つくようになってきた。クローバーが増えてきて草を抑えてくれている気がするがまだまだ草は生える。麦ふみをする時、ベストの踏み方を探っていたらいつの間にか鈴木メソッドになっていて、鈴木忠志さんも麦ふみしててあみだしたんじゃないだろうか?来年SPACに出演するしちょうど良いと思って麦ふみから鈴木メソッドに切り替えて麦ふみ。
帰りにワークマンとリサイクルショップとジャンボエンチョーに寄って帰る。

30(月)
朝、雨が降っていてだるいなあと思いながら山に罠の見回り。冷凍庫に肉がたくさんあるからだるいと思ったりするんだろう。でも脂が乗った猪をとりたいし、彼女に解体を経験させたいからがんばる。
帰宅後、姪っ子と小松菜を採って梅ちゃんにあげる。梅ちゃんも大分部屋に慣れてきて俺の肩以外にも止まるようになる。
朝食後、お墓参り。父、父方の祖父母、母方の祖父母、ペットと4軒まわる。
帰宅後浜松の「鍋屋」という生活用品店が今日で閉店ということで行ってみる。今の店主で12代目ということ。鍋と金物差しと木工用ボンドを買う。刃物はほとんど売り切れていて目当てにしていた解体用のナイフはなかったが、憧れの「切り出し」をサービスで頂く。知り合いのFacebookで情報を得て行ったが、本当に店主さんは知識が豊富でお話が面白くて行ってよかった。
帰宅後昼寝で夕方まで眠る。久々にラーメンを食べてぐっすり眠ってしまった。
夕食後、Kちゃんとお茶をしにデニーズへ。
来年レーシックをすることと、本にすることを目標に自分のホームページを作って今の生活をアーカイブしていこうと思う。

31(火)
朝、義理の兄が姪っ子たちを預けにくる。レーシックのことを聞く。
その後。罠の見回り。
一箇所だけ空弾きしていてそのほかは反応なし。おじさんが餌を撒いた時だけ来ているのか?餌をまくべきなのか?
帰宅後、梅ちゃんに小松菜をあげるために畑へ。雨が降ったので自然農園の方も見に行く。雨が降った後なので草が根っこから抜けやすい。梅ちゃんの鳴き声がそこまで聞こえて、きっと姪っ子たちが梅ちゃんを見ているんだろうと思う。
帰ってきて大声を出している姪っ子を叱る。梅ちゃんが怖がるから大きい声をださないようにと言っておいたから。梅ちゃんは背中を向けている。暖かいので水浴びを勧める。霧吹きがないので不十分そう。

畑に行くとS木さんが大根を採りに来ていて、3本お正月のお雑煮用にもらう。そして「ちょっと俺がO沢さん(亡くなった畑の前任者)の方にちょっとずれるからここもやって」と言われたので、草取りを始める。去年までS木さんがやっていたところなので生えている草が全然違ってすぐ復活できそうだ。そろそろ一反百姓になれるんじゃないだろうか。

昼食後、田んぼへ。雑草を取る。田んぼはクローバーがいい感じに広がって雑草を抑えてくれている。同じイネ科の麦とヒエは最初は見分けが難しかったけど葉っぱの光沢でパッと見分けられるようになってきた。で抜いてみてと根本が赤いと正解っていう答え合わせ。今日は2本外した。なんとか年内に2回目の麦ふみと雑草対策ができて良かった。叔父さんの家によって籾殻をもらって帰る。
帰宅後、畑を広げる為に草抜き。最初の場所のチガヤがはびこっていたところに比べると本当に楽。
17時前に切り上げて、うちの前の畑に生ゴミ用に穴を掘る。どんどん深くなるにつれ面白くなってきて日が暮れて暗くなってきたのもあって死体でもなんでも来いって思いながら掘る。明日姪っ子を入れてみたい。
隣で夕食を食べている長姉の姪っ子が小学校の先生のことをフルヤと呼び捨てにしていて、先生と呼ぶ人は少しだと話している。先生大変だな、クソガキに呼び捨てって。クソガキって呼んだらクレームなんだろうけど、年長者を敬えと思う。後々聞いたら先生の前では先生って呼んでるって聞いて安心した。


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