Uターン日記 2020年4月
1(水)
朝食後、姪っ子と梅ちゃんの放鳥。
その後、浜松のクリーニング工場の現場へ。慣れない仕事でとても疲れる。やっとインドネシアから帰国後、体調を崩すことなく2週間がたちほっとするがいろんな県から現場に人が集まるのにマスクをしている人が少ないことが気になる。埼玉とか関東方面の人はやはりマスクをしている。
帰宅後、自然農法の本を読む。
2(木)
朝食後、ゴミ捨て。
ゴミ捨て場の重い扉にグリースをスプレーする。大分軽くなり良かった。
昨日快快のラインに来ていた自然の権利について読む。おもしろかった。コロナに打ち勝つという表現を目にするが、勝ち負けではなくバランスをとって共生だと思う。地球代表コロナと人間。豚コレラが発生するような環境、人間コロナが発生してパンデミックになるのも当たり前。コロナはチャンス。とも思うが梨乃さんの義兄がイタリアでコロナに罹っていることを思うと声を大にして言えない。けど、俺はコロナで知人、友人、家族が死んでもしょうがないって思う。寂しいけどしょうがない。同じ過ちを繰り返さないように人間、みんな、今の生活、経済活動を維持することは難しいって気付こう。
その後、浜松の現場。昨日より勝手がわかっているので、頭が働いて進みがはやくノーストレス。
帰宅後、読書。川口由一さんの本を読んで自然農法は哲学だとよく言われる理由がわかる。ともかくみな一つの生命、分別することでおかしくなる。
3(金)
朝、梅ちゃんの小屋掃除。
楽園に行き、様子をチェック。大雨からの昨日の晴天で多くの種が芽を出している。人間以外は裏切らずちゃんと答えてくれる。
朝食後、浜松の現場へ。道中、坂本龍一が行ったライブのニュースを見る。願わくばコロナの影響で緩やかな世界になることを、というのを見て、本当に素晴らしいと思う。そして、言葉にとげがない。できた人だ。
昨日自然農法の本を読みゴミ回収がいつから始まったのか気になったので調べると、まだ物によって個別だしゴミ回収というより再利用って観点だが業者が出てきたのは江戸時代らしい。
メインで入っている業者の東京本社でコロナの集団感染が起きた話を聞く。本社の話だけど、ほんとマスクしてほしい。現場は広いけど、音が出るから密室だし。
休憩中、宇都宮から来ているHさんがタバコを吸わないって話から、母親に吸うなってキセルで手を叩かれたって話から、タバコの栽培を見たことあるということだったから話を聞いていた。面白かった。友人に、車での移動中など、もう少しコロナ防止に対する意識を高く持ってくれないと一緒に働きたくないと伝える。姉が看護師ということもあり、家に持ち込むわけにはいかないから。その後政治の話になり、ほんと安倍さんは自殺した人がでてるのに再調査しないし、マスク2枚とかわざわざ配らないでいいし、器小さいし信用できないし気持ち悪いと、自民支持の友人と険悪になりそうだったので適度なところで切り上げる。
4(土)
朝から山崎山に手をつける為に下見。そもそもどこが親戚の土地かよくわからなかったので、ひとまず親戚のうちを訪ねるには朝早すぎたので、鉢の巣箱の見回り。一ヶ所は探索蜂が二匹来ていたので期待。田んぼを見に行くと小麦が穂をつけていた。ここまで育ってきてくれて嬉しい。本当に植物は、環境され整えれば、間違いなく素直に育ってすごい。8時を過ぎたので親戚のうちを訪ね、叔父さんに山を案内してもらう。思ってたより飛地でいろんな人が所有していて大変そう。そして畑には松浦兵庫上という殿様の記念碑があると聞いていたが、草薮で入り込めず今回も見れなかった。山も1番奥地でアクセスが大変そう。別の場所だが、元豚小屋で次にカラオケ小屋だったという小屋もあることがわかった。
とりあえず、山崎山にする為手を出すが、笹が生い茂り立ち入ることが出来ないのでとりあえず笹を刈ることに。のこぎりか、剪定バサミか、ナタか、何が良いか試すがどれも大変。知人が竹藪を開墾していたことを思い出して、道具は何を使っていたか聞くと、お茶の木を切るハサミを使っていたとのことだったのでホームセンターで買う。
とりあえず、荒れていた畑に入れず叔父さんが寂しそうだったので草刈りをして記念碑に辿り着けるようにする。思っていたより立派な大きな石が建っていたので驚いた。ここも畑を再生したいと思うがススキか何かがすごい勢いで生えていたので大変そう。
その後、山の笹を買ってきた太枝切りハサミで切る。手の豆がはぜていたので大分楽になった。日暮れまでやって、友人の酒屋を訪ねてビール1ボックスとコロナ1瓶買って帰宅。
夕食後、彼女とオンライン飲み。
5(日)
朝一で山へ。今日は姪っ子の誕生日と入園祝いを昼からやる予定なので午前中いっぱい山の笹刈り。だいぶ進んだ。作業中、下の方から猟師のA一さんに似た声がするなあと思っていたが、下りてみたらやはりA一さんで、ビニールハウスで話をしていたので挨拶して帰宅。
帰宅後、姪っ子や姉夫婦と家で食事。疲れ過ぎていて笑顔がでなかった。
昼食後、梅ちゃんにフダンソウをあげながら寝てしまう。足をつつかれて目覚める。
姉家族が帰るところだったので、挨拶して、壊れた換気扇を取り外して、山へ。
笹刈り。どんどん進む。とりあえず親戚の土地はもうすぐ終わりそうだが、お隣の部分も笹を刈りたい。山崎山は山というより丘って感じで、基本皆所有者はほうちしているからいつかおれが買い上げてひとまとめにするのもありだなあと思う。
帰りにホームセンターで浴室用換気扇を探すが合うものがない。地産地消と思い多少高くても地元で買うつもりだったが、結局ネットで注文した。
夜に、自然農の本と「マタギ 矛盾なき労働と食文化」を読む。矛盾なき労働と食文化というサブタイトルに惹かれて。読み切っていないし特に知らないことはなかったが(熊は全然知らないけど解体の仕方は一緒だった)、ともかく矛盾がないというのはいい。気持ちいい。だからおれもいまの生活が幸せで楽しくてしょうがない。
6(月)
朝起きて、お腹に違和感。それと吐き気。
仕事を休むかどうか迷うが熱がなかったので、現場へ。
現場につき荷物を降ろし始めたら視界が狭くなって倒れそうだったので、車で休む。現場の人に、腹が痛いのか?腹からコロナは来るらしいぞと言われ、急に怖くなる。どんどん体調は悪くなり、家まで送ってもらう。
熱を測ると38.6で、やばい本当にコロナかもと思い、帰国者接触者センターへ電話するものの、帰国後3週間経っていて、とりあえず内科に行けと言われる。午後の受付終了間際が1番空いているだろうと思い、家族への感染を恐れ、自分で自転車で向かう。
熱を測って、問診、触診とやり、胃腸炎かもということで、薬をもらって帰宅。
食欲も出てきたので夕食を食べ就寝。
コロナの怖さは、病気の怖さより世間の怖さだと実感する。
7(火)
お腹に違和感はあるものの、すっかり熱も下がり元気になったので、家にいて感染を気にするより、山に行って作業をしようとおむすびと水を持って、午前中から山へ。
途中で野糞。葉っぱで拭く。猪の糞だらけのところで自分もして、一昨年狩猟を始めた時よりだいぶ山に親近感を持てるようになった。調子は本調子ではないがウグイスが鳴いている職場、最高。
笹刈りの続きをやり、猪に掘り返されてボコボコの穴を直して夜帰宅。
体温を図るが平熱。
8(水)
今日も平熱でほっとする。体調も昨日よりいい。朝食後、おむすびと水を持って山へ。
ついて早々、便意を催し野糞。今日は昨日学習して、先に手ごろな葉っぱを見繕ってからやったのでノーストレス。慣れたもの。
穴を埋める整地。けっこうな重労働。笹の根が蔓延っているので、猪が穴を開けてから時間が経っているものは、三本くわでも歯が立たず、少しずつ削った土を穴に入れて、出てきた笹の根本が危ないので、再び刈っての繰り返し。買ってきた太枝切り挟みものこぎりも歯がボロボロになりなかなか切れない。なんの木かわからないが、縦横無尽に地表を走っている蔓性の木の根も弾力があり、くわが絡まるし、大変すぎる。今日穴埋めを終えるつもりが半分ほどしか進まなかった。イノシシが掘る力半端ない。道具使わず鼻で掘って、口で太い根っこ切って、寝床を作る。水分は2リットル持って行ったが足りなかった。
帰りに魚金に寄りバイト代をもらい、山の作業をしていると言ったら、感謝され、果樹を植えることも賛成だし、好きにやってくれと免罪符をもらう。
帰宅後、ネットで注文した換気扇が届いていたので取り付ける。
母が工賃といって2万円を渡してきて、いつも家事やってもらってるしいらないというが、農機具でも買ってと言われたので、果樹を買う資金にさせてもらう。
刃こぼれしたハサミを研ぎ直す。
部屋で手をかけて芽出しをしているタバコからとうとう芽が出た。20個中2つ。種がピンセットでやっとつまめるくらいのサイズだっただけあって、芽も見落とすくらいめちゃくちゃ小さい。これはちゃんと育苗してからじゃないと確実に草に負けるからぬくぬく育てよう。
夜、山での興奮が覚めずなかなか眠れない。自然農法の本の、山の果樹園作りについて読んで落ち着き眠る。
9(木)
朝、メダカを15匹ほど別の容器に入れ、楽園の溜池の水に慣れさせるために水を混ぜて置いておく。昨日蚊に刺されたのでそろそろボウフラ対策の為にメダカを投入しようも思う。椎茸原木に水を掛けたり、芽が出具合をチェックしたり、梅ちゃんに水浴びさせて菜っ葉をあげたり、体調を崩したり山に夢中で疎かになっていたことを朝のうちにやる。気分も晴れた。
今日は大きな水筒、小さな水筒、ペットボトルで4リットル持って山へ。
これだけ俺が来て整地してるのに、猪がでっかい糞をしていた。罠を掛ける時はあれほど慎重に匂いや気配がバレないように気をつけてやっているのがばからしくなるくらい我関せずって感じだ。それか寝床を壊した俺への主張か。ともかくでっかい糞なのでかなりの大物だろう。次の猟期は山崎山にも罠を仕掛けよう。肉も取れるし、果樹も守れるし一石二鳥だ。
午前中で、猪の穴埋めを終える。ハサミの刃こぼれを直したことでだいぶペースが上がった。道具はちゃんと手入れしないとだめだ。休憩処が山になかったので、笹を積み重ねて、日陰にベンチを作る。寝ること、もできて空が見えて、いつかそのまま土にかえる。良いものができた。
携帯を忘れていたので家に戻ってから、台湾料理屋で昼食。
日替わりで台湾ラーメン、油淋鶏、サラダ、白身フライ、ご飯おかわり無料にコーヒーがついて700円。美味しくて安すぎて従業員は4人いて、どんな採算でどんな生活を送っているのか気になった。もっと払ってもいいのにと思うが、おむすび頻度を下げてここにきてあげればいいかと思う。
ホームセンターで果樹を16本買う。もっと買いたかったがスペースが足りるか不安だったので、それを持って山へ。
いろいろ配置を考える。風の強弱、日当たり、雨水の具合、特に落葉か常緑かで、大きくなった時景色を隠さないか圧迫感がないかどうかでいろいろ迷うが何とか決める。元カラオケ小屋(その前は豚小屋)も自由に使っていいと言われたのでチェックしたら、屋根裏に竹とハゼを組む太い木が沢山あったのでそれを使ってぶどうとキウイの棚を作ることにした。
帰りにまたホームセンターにより、果樹を5本買う。
この間、タネも苗も、種苗店で買った方が高いが良いものが手に入ると言われたものの、果樹はやはり安いホームセンターで買ってしまった。半値くらいだと思う。
2万円強で20種類20本。未来への投資。
帰宅後風呂に入り、夕食。本当にご飯があってお風呂が沸いていてありがたい。専業主婦に奥さんがなりたいならしてあげるというのも理にかなっているかも。仕事に専念できる。
10(金)
朝から山へ。
またイノシシが大きな糞をしている。同じ個体だ。
果樹の植え付け。笹の根がびっしり張っていて植え付けの穴を掘るのにすごく時間が掛かり手間取る。笹藪の下は茶畑の下のように腐葉土がよく出来ている。
昼寝に台湾料理屋へ。今日もてんこ盛り。帰りにホームセンターでブドウ棚作り用にロープを買う。再生可能かどうかで綿かポリエチレンで迷ったが、この綿も化学肥料をつかったもので、石油エネルギー的には変わらないだろうというのと、強度とで結局ポリエチレン性にした。
元カラオケ小屋の屋根裏から、はぜ立てに使っていたであろう竹と稲木を取り出して切ってブドウ棚の材料にする。自分が米の収穫に使うかもと思ってとっておくか迷ったが、運ぶのに軽いし、タダだし、竹も稲木も山から取れば新しく作れるし、鉄で作ってあとで処理に困るのはいやだし、使うことに。何年もつかはわからないか。今日終えるのが目標だったが終わらなかった。ロープも20m買ったが全然足りなかった。
ブルーベリーの欲しい品種を色んなホームセンターに電話して探す。隣町にあったので帰りに寄って、買う。
帰宅後風呂、夕食、就寝。
11(土)
朝から山へ。
昨日の続きで果物棚を仕上げる。
その後残りの果樹の植え付け。
最初に山に来た時会ったおじいさんが山の上まで登ってきた。山を見てきれいになっていて驚いていた。話をすると、この山の手前、入り口側はおじいさんの土地らしい。去年、そこに俺が罠や蜂の巣箱を設置していて、誰のものかやっとわかったと言っていた。そしてあの罠が欲しいと言われたが、おじいさんがやるにはちょっと手間だし体力もないと思ったから箱罠を進めつつ、僕が今年の猟期に仕掛けて獲ることを約束。母方の実家、魚金のことをよく知っていたので、話が早かった。ここで僕のおばあちゃんがサツマイモを育てていたことを教えてくれた。あと何の木なのかわからず、どうしたものか迷っていた木が、もちの木、榎木、かんぞうだと教えてもらった。かんぞうは表皮が丈夫で昔は紙を作っていたらしい。あと僕がツバキだと思って残しておいたのは、全てお茶の木だった。おじいさんも百姓か聞いたら、「もちろん」と答え、そのくらいここら辺の人は百姓だったのかと思う。麦も育てていたらしく、脱穀機があるから使わせてくれるとのこと。収穫のことは置いといて見切り発車で育ててきたがやっと麦の脱穀に目処がついて良かった。2時間近くそのおじいさんが居て作業はなかなか進まなかったが、色んな話ができて良かった。
笹の根本を短く刈り取り帰宅。
夜寝付けなかったので、日本昔話をYouTubeで見たら、基本出てくるのが田舎なので、すごく親近感を覚えた。
12(日)
今日は雨が降る前に、緑肥の種まきをするのが目標なので、昨日の夜作っておいたおむすびを持って朝食前に山へ。
笹の根本が出ていると子供が来た時危ないから全て土中から切る作業。
それが終わった頃、母、姉、姪が訪ねてくる。どこか場所を確認したかっただけらしくすぐ帰っていった。
入れ替わりにおじいさんが、やってるなあ、とまた訪ねてくる。「やってるなあ」って言われるのなんかいい。母に知っているか聞く為名前を訪ねるとO平さんということ。今日は追われていてゆっくり話す時間が無かった。
クローバーとヘアリーベッチを撒いて、刈り草を短く切って被せて、鎮圧して終了。
急いで帰って、道具の片付けをして、シャワーを浴びて、快快のオンライン会議。
皆が同時に喋っていて、何の話題かわからずどうでも良くなる。星野源の動画に安倍が投稿したやつの話だったらしい。見ていないけど安倍晋三、気持ち悪い。
なんか話がもやっとしてて、結論は出てるのに長引いて、気持ち悪い感じだったので乗れなかった。
会議後、昼食を摂る時間が無かったから早めの夕食。友人とお茶しようかなと思ったが、なんとなくコロナのことを考えて誘うのをやめる。
早めに寝ようとするが寝付けず、また日本昔話。
4つ見るが全てに親近感。出てくる風景、鳥の鳴き声、お米のハゼ建て、田んぼで食べるおにぎり、焼けた家を村人総出で建て直す、鹿に見つめられる猟師、畑を耕して冬眠から起こしてしまった蛇、驚くほど自分とリンクしてくる。まあ、江戸くらいの生活に戻したいと考えているから当然なのかもしれない。
13(月)
今日は一日大雨なので、色々溜まってしまっていることを片付ける。
確定申告の領収書の整理、撒き時期の種の確認、読書等。外に行って、畑や山仕事がやりたすぎるが、そのためにもこういうことを済ませないとと思ってがんばる。
14(火)
朝、うめちゃんの小屋掃除。現場仕事の前に畑へ。果樹の剪定。買った際に先端をカットしてもらって来年まで剪定はしなくて良いと植木屋さんに言われていたが、本を読んだらだいぶ形が乱れていたので誘引や選定をして整える。あと、プランターのイチゴが熟すと一足先に鳥に食べられてしまって姪っ子が一度も食べれていなかったので、ネットを掛けたがネットの上から少しずつつついて食べてしまうので、糸を張る方法に変える。
久しぶりに浜松の現場へ。東京の本社でコロナの集団感染が起きたと聞いて気が進まなかったが人不足で困っているようなので行く。少人数だったので慣れない仕事ながら混乱することなくストレスなくできた。休憩中、姉から姪っ子が初めてイチゴを食べれたと写真が送られてきて、糸の効果があった様でよかった。
15(水)
朝5:00〜8:00まで畑仕事。大分草が延びて玉ねぎやニンニクが負けそうなので草刈りをしてその草でマルチ。あと枝豆を植える。
8:00〜17:00、工場で仕事。午前中はアルゴン溶接の仕方をパナソニックの人が来て教えてくれた。楽しい。とても丁寧に教えてくれて、これでステンレスも溶接できるようになった。午後は早速、ステンレスの作り物。いつもは鉄素材なので、重さや硬さ、加工のしやすさが全然違うが一度恐る恐るやることで次からは臆することなくできそうでよかった。今日は新しい経験ができて良かった。
17:30〜19:00、畑仕事。枝豆の種まきの続きと、里芋生姜の植え付け。里芋の大きな葉の日陰で生姜を育てると良いらしい。あとハーブのスパイラルガーデンに草がはびこりだしていたので草刈り。
帰宅後夕食。姪っ子が高熱を出していた。それでも畑に少し行ったらしい。あと今日もイチゴが食べれたようでよかった。
16(木)
朝から畑へ。
里芋と生姜の植え付け。草刈り。
10時に帰宅して朝食を食べて、山へ。
3日ぶりにきたらイノシシがあさった跡があった。足跡からしてかなり大きい。埋め戻したり、出入口っぽいところに立ちションしてバリア。
福岡市全農園でつくった野菜の種を入れた粘土団子を撒く。その土地にあった野菜が自生する楽園を目指して。
ハンモックの設置。幹流水(樹木の幹を伝う水)を三角形に折った布と紐とポリタンクで貯める装置を設置。手洗いの水くらい欲しいなあと思って、調べたら、福岡県の糸島で幹流水を貯めるそういう装置を作っているのを見て、インドネシア人からお土産でもらった三角のバンダナの使い道に困っていたのでそれで作ることにした。俺がこのバンダナを一番有利用したんじゃないかと思う。蔓性の木が、柿の木や栗の木等に巻きついているの取る。脚立では届かず木に上る。久々に木登りして楽しかったのと、どの程度で木が折れるかなかなか見当が付かず、そういう力もつけていきたいと思う。
14時過ぎに終わり、蜜蜂の待箱の見回り。3つみて山に仕掛けた1つに引っ越してくれていた!小躍りしたいくらいの喜びと興奮。罠に獲物が掛かっていた時のような、自然相手の掛けみたいな喜び。
帰宅して、菓子パンで昼食をとり、再び畑へ。草刈りとクローバーが薄いところに追加で種まき。生姜と里芋の植え付け、明日、バンカークロップ(てんとう虫とか、益虫の居所になる草)兼暴風用に植えるソルゴーの場所作り。
帰宅後夕食、風呂。
養蜂のことを調べてら、まだ大人数での内覧会かもしれないと思って、ぬか喜びだったらどうしようと不安になる。
17(金)
朝、畑へ。
通路にソルゴーを植える。
帰宅して朝食。
親戚の家にサニーレタスを持っていき、お米のことを色々聞く。電気柵を買うことに決める。
山に行き、蜜蜂のチェック。花粉を運んでいたのでちゃんと入居していてほっとする。お隣で竹の子を育てている人に放置されている丸太をもらう許可。
帰宅後昼食。
トマト苗、枝豆、小松菜植え付け。楽園に山椒を植える。
Sおじさんにチェーンソーを借り、再び山へ。丸太の切り出しと山パラから持ってきた待ち箱を山に設置。チェーンソーの音を聞いといたお隣さんに、刃がダメだと言われる。
丸太を車に積み、山崎山へ。倒木をチェーンソーでカットして薪にする。
帰宅して夕食。
ネットで電気柵の注文。
18(土)
雨なのでゆっくり起床。
朝食もゆっくり食べる。
近所迷惑にならないようにと、朝倉8時まで待って、昨日車庫に入れておいた丸太を椅子とテーブルにすべくヤスリがけとニス塗り。
野菜の種を撒く。
養蜂のことを調べる。YouTubeで採蜜のライブ動画が配信されていたのを見て参考にはなったけれど、やっている男女の関係、ささくれというかそれが気になって気分が悪くなった。
昼食後、雨が降り続いているので昼寝。
起きたら雨が止んでいたので、図書館に養蜂と農業の本の受け取りへ。そのまま丸太で作ったテーブルと椅子を持って山へ。撒いたクローバーの芽が早くも出ていて嬉しい。丸太のテーブルが重すぎて、久々に体力の限界のせめぎ合いで、途中で下ろすかそのまま運ぶかのせめぎ合い。なんとかそのまま運ぶ。幹流水をチェックしたら20リットル容器が1日の雨で溢れ出すほどで大成功で興奮した。その後、待箱の設置場所変更。
山に今日の嵐でミツバチがどこかに行ってしまっていないかこっそり見に行くが、1匹出入口にいたので安心。あまり人がうろつくとニホンミツバチは警戒して何処かに行ってしまうらしいが気になって見に行ってしまう。
夕食後、養蜂の本を5冊チェックして、待箱の設置場所を検討する。
19(日)
朝食後、養蜂の待箱から本住まいにする為の屋根作り。
畑の豆を撒いた部分に鳥対策で糸を張る。撒いているところを鳥に見られないようにと本に書いてあり、そんな?と思ったが、よく考えたら当然そのくらい頭良いだろうと思う。よく畑を耕すのを見て、その後にミミズとかをついばみにくる。狩猟を始めてから野生動物の頭の良さがわかった、というか人は自然にはかなわない。
その後、親戚のおじさんの家にチェーンソーを返しに行ったら、お茶に農薬を巻いていた。蜂に影響がないわけが無いので、なるべく遠くの大きな木の根本に置きかえる。
その後、山崎山に行きクローバーの種の上から枯れ草を撒いていたのが、陽が当たらず逆に良く無いんじゃないかとどかすか迷ったが、そのままで早く土に返すためにヌカを撒くことにする。猪がヌカの匂いで掘り返しそうなのは心配。その後、蜂の待箱をもっと良い場所に移そうと移動したものの、元々置いていた場所にミツバチが何匹か飛んでいたので、探索蜂かもしれないと思い元に戻す。
別の山に行き、引っ越してきたミツバチがちゃんといるか確認。しっかり居てくれた。引っ越して来てくれてから気になって毎日見に行ってしまう。周りをウロウロするのが良くないのは知っているんだけど可愛すぎて見に行ってしまう。
その後、おじいちゃんのお墓がある霊園に置いてある待箱の移動に行く。車の振動が伝わるようなところは良くないらしいので、奥まった池の大木の側に置く。オオスズメバチやミツバチが飛んでいるのを見て変えて良かった。ここは中学生の頃に釣りに来ていたところで懐かしい、と思うもののあの頃と見え方が違う。
帰宅後昼食。
山パラに行き、じゃがいもを植え付けた周りが草や自生している野菜でぐちゃぐちゃになっていたので整理する。お隣りの畑のM浦さんと久々に会って、色々野菜のことを聞く。いっぱい自生していたのがキクイモだとわかって嬉しかった。パーマカルチャーの本に風除けにおすすめされていたので畑の際に暴風用に植え替える準備をする。自生していた大根もトウが立ってきていたので少し残して刈り取る。自生していた小松菜も邪魔になるところは収穫する。肥料をあげないから大きくならないとM浦さんに言われるが、今年は肥料を使わず緑肥と草でどうにかしたいと話すものの信用されなかった。とりあえず緑肥で窒素を固定するためジャガイモの脇にヘアリーベッチを撒く。
帰宅後夕食、風呂。
その後、杉原邦夫演出のスーパー歌舞伎オグリを見る。
凄いわ。邦夫も歌舞伎役者も。かっこいい。歌舞伎は決めがほんと決まっててかっこいい。映像でこれだけ見てられるんだから本番を生で見たらやばかったろうな。ぜひ本番をやってほしい。邦夫さぞくやしかろうよと思う。
20(月)
朝食後、工場へ。
鉄の端材で、蜜蜂の本住まい用の棚と屋根を作る。初めて鉄の作り物を自分で設計して初めから終わりまでやる。楽しかったし、仕事の時に何がわかっていないのかわかってよかった。
帰宅すると、姉と姪っ子が大喧嘩をしていて、驚けほど姪が泣き叫んでいた。プールに行きたくないということらしい。最近わがままが過ぎるので、自分が子供の頃されたように柱にロープで括り付けてやろうかと毎度思うが、姉の教育方針がわからないのでためらう。
届いた電気柵を掛けるために田んぼへ。いまいち電気の流れる仕組みがわからず、どのように線を引けばいいのかイメージがつかない。Sおじさんが仕事帰りに見つけて来てくれた。いろいろアドバイスをもらい、途中までやって日が暮れたので帰宅。
夕食後に、電気柵の掛け方を調べる。
21(火)
朝、田んぼに行き、電気柵の続き。なんとか設置できたが、材料が少し足りなかったので終わりにして帰る。
帰宅後、朝食。
現場仕事の迎えが30分遅れるとのことだったので、梅ちゃんに水浴びをさせて、暖かくなってきたので部屋で管理していたミラクルフルーツとコーヒーを外に出す。
姪っ子にイチゴになめくじがつくと言われたが、わがままなことやイチゴを母や姉にも全く分けず全部自分で食べてしまうということにうんざりしていたので、どうもできないと冷たくあしらったものの、ちょっと手直しをする。
現場仕事で焼津へ。15時に終わる。
山の小屋を手直ししたいんだよねと同僚のN仁に話したら、見てみたいと言ったので帰りに一緒に山へ。山を見に行ったものの山の方にはあまり興味がなかったようでむなしい。小屋を一緒に見に行く。小屋の鍵をブレーカーのところに発見して初めて中に入る。何に使うか思い浮かばなかったが、とりあえず解体作業をこの辺りで出来たら楽なので片付けして外で解体ができるようにしたい。
帰りにホームセンターに寄ってもらい、電柵に足りなかった杭を買って帰宅。
帰宅後、苗づくりの為、ポットに種を撒いたり、発芽して大きくなってきたものを植え替える。
夕食後、自然農法の本を読み就寝。
22(水)
朝食後、楽園へ。
種を撒くための草刈りと種まき。草の勢いが強いのと、強風で手間取るが、一つずつ終わらせていく。自然農法一年目、大変すぎる。だんだん続けるうちに草の勢いも土の肥え具合も適してくるらしいけど、そうじゃなければ心が折れる大変さだ。別の方法でお金を稼いで野菜を購入したほうが断然楽だ。
昼になり携帯をチェックしたら友人のY君から連絡が来ていたから掛け直すと午前中子供を連れて遊びに行こうと思っていたという電話だった。気付けなくて残念。
昼食後、続き。
一通り種を撒き終えて、キクイモの植え替え。パーマカルチャーの本で風除けに勧められていたが、育て方を調べると繁殖力が強いためアメリカから来た危険外来種らしく、あまり広げると厄介らしい。
とりあえず、畑には風除けだった杉が花粉のことで伐採されて以来風が吹き荒れているので一番端の部分には自生してもいいかなと思い植え替える。
植え替えるために掘り返してみると、キクイモは生姜のような種芋からジャガイモの様に増えていくみたいで、そもそも、今こんなに畑の広い範囲に芽が出ているのは、ここの畑をやっていたM浦さんが収穫し忘れたやつを僕が耕運機で耕した際に細かくなって散らばったからということがわかった。確かに厄介だ。育て方にも収穫し忘れが無い様にと注意してあった。すごく小さなかけらからも発芽している。結局1日では終わらなかったので明日に持ち越し。
百姓は馬鹿でもできる、という言葉があるけれど、昔の人は今の基準で言えば学は無かったかもしれないが、季節の移り変わりや動植物や天候のことなんかはずっと身近に感じていて、栽培の適期や色んなことが肌に染み付いていたんじゃないだろうかと思う。
作業中は一つのことが頭に浮かぶとずっとそれについて考えがちになる。今日はしんどかったので、バイト代の振り込みが遅いということを考えていたらどんどん腹が立って来てしまった。何度も催促しているのに振り込まれないのは、俺が舐められてるとしか思えない。次タバコ休憩の時連絡してしっかり言わないと思っているのに、いざタバコを吸い出すと畑のことを考えてしまい連絡を忘れる。Nもこんな感じなのかもしれない。でもそこはしっかりしないとだめだろうと思う、だらしなくて腹が立ってくる。明日振り込まれてなかったらしっかり伝えよう。
帰宅後夕食、風呂。
20時から久々のポテトタイム。3人で近況を2時間話して終わり。話が真面目なことばかりで無駄話感がないということで一週間後にもう一度トライすることにする。
風呂に入り直して就寝。
23(木)
起床、朝食後苗づくり。
家の前の畑に大根、人参、ふだんそう、ラディッシュ、小松菜、モロヘイヤ、春菊の種を撒き、長ネギの土寄せ。
その後、山パラへ行く。
里芋の植え付け
隣の畑のから草刈機の音がして、見ると久々のS木さん。会いたかった。グリンピースがめちゃくちゃなっているけど、あと一ヶ月は待たないといけないらしい。俺も来年植えようと思う。大根が花を咲かせたまま大量に放置してあって、俺の畑へのこぼれだねが大変そうだなあと思って何で放置してるのか聞くと、そのサヤを茹でてマヨネーズ掛けて食べたりするらしい。初めて聞いた食べ方だし、育てている人しか味わえないやつだと思った。
自生して広がりすぎているキクイモを掘り起こして、回収。心が折れそうになるくらいすごく小さなかけらからも芽が出ていて生命力に驚く。食糧危機の時に天皇陛下が持ちこまれたブルーギル、そして持ち込んだのが誰かは知らないがアメリカ原産のキクイモ、豊かになると危険外来種になってしまう繁殖力の強い人たち。昼までやって帰宅。
昼食後、山パラへ行き、キクイモの掘り出し。終わったところで帰ろうとS木さんに挨拶に行くと、ナスやピーマンの苗を植える準備で耕していて今日終わらすのは諦めたと言っていたので、代りに耕運機で耕す。自分は山パラに耕運機を入れる予定はもうなく、お隣の畑のお年寄りS木さんM浦さん用に畑に置いていたので、隣にいたんだから早く言ってくださいよ水くさいと言ったが、次も言わないんじゃないかと思う。
その後、田んぼへ電気柵を設置し直しに行くと、おじさんおばさんがトラクターで田植えをしていて、初めて見たのでしばらく立ち話。苗はモミを持っていったら900円位で一箱作ってもらっているらしい。個人の育苗屋で、里子に出すみたいなそんなシステムがあるなんて驚く。
電気柵を直して、電気が通っているかチェックした時、アースを取り忘れて感電する。驚くけど痛くはない。スタンガンの方がチクッと痛かったなあと思う。一度体感がどの程度か試そうと思っていたものの、なかなか進んでは出来なかったから感電できてよかった。電線に触れそうな草を刈り取る。草刈機を持ってき忘れたと思ったが、鎌の方が遅いけど手軽で好きだ。
少しだけ田植えを手伝って、蜜蜂の待箱のチェックをしてさようならする。お世話になってるから言ってくれたら手伝うよと言ったが、世話してないよと言われる。他界した父の残したものというか、接してきた人達に代りに良くされている気がする。
大石種苗店へ行き、家の前の畑に植える様にナスとキュウリとシシトウの苗と空芯菜の種を買う。
富士見台霊園に行き、待箱のチェック。反応なし。甘くない。
帰宅後、山パラに置いていた耕運機を持ち帰り水で流す。サビ出してきたので面倒だったが、綺麗にして油をさすことにする。父が残したものでなければもだと適当に使っていたと思うけど、もう少し大事に使おうと反省する。
畑と苗に水撒き。朝撒いたのにもう乾いている。草マルチをしていない家の前の畑は、乾きやすいしカチカチだ。
帰宅後シャワーを浴びて、夕食。
母から、お隣さんがパセリが大好きで欲しがっていたのであげて、マドレーヌをもらったと聞く。うちでやってもうまくいかないから皓司くんに育ててもらおうと言っていたらしい。お隣さんは頼り上手だが、時々図々しく感じてしまう。山パラの方に色々ハーブを植えているからそちらから自由にどうぞと伝えよう。
夕食後、遅れている確定申告の準備、電気柵補助金の申請準備、蜜蜂のダニ対策にメントールを固形にし、ひき肉用に肉の冷蔵庫解凍、彼女に送る肉の仕分けと種の準備、明日の畑の準備をして風呂に入る。
風呂に入っている時にふと、タバコを育てているけど、それをタバコにするのは法律に触れるってなんだろうと思う。普通に手に入る種を育てて、収穫したものを利用するって当たり前。法律を知らなくて、人を騙しちゃいけないとか普通の感性で暮らしていて自分の聖書に手を当てて良心が全く傷つかずに生きていて、知らなければ犯してしまう様な法律っておかしくないかと思う。「普通の」っていうのが人それぞれってことなのはわかるけど、俺は真っ当なつもり。
24(金)
起床、朝食。
梅ちゃんの小屋掃除。止まり木とか諸々を全て水拭きしたり、洗ったりしてきれいにする。汚くしててごめんなさい、やっと心のつっかえが一つ取れた。やりたいことばっかりして、外に行ってばかりでごめんなさい。
空芯菜の苗作り。畑の種まきしたところに水撒き。山パラに去年の冬に植えた人参は何とか草に負けず育ったけれど、春撒いてほっといたものは上手くいかないので、水やり等入念に。草がない家の前の畑(慣行農法)でとりあえず家の分は賄える用に保険的にやろうと思う。
昨晩、ひき肉用に猪と鹿を冷蔵庫解凍して置いたものを、5kgくらいミンサーで挽肉にする。これもなかなか手が回らなかった仕事なので、やれてスッキリする。これで彼女に送る肉の準備もできた。
月曜が不燃ゴミの日なので、ディスクグラインダーで袋に入る様に切って片付ける。
山パラ用の水をお風呂の残り湯にしてみようと4L位の焼酎ボトルに8本入れて運ぶが重い。山パラにも樹幹流システムを作ろうか考える。
彼女に送る自家製ポン酢の準備と、四葉のクローバー探し。3人プラス猫2匹なので最低3本、いけたら5本と思ったが、3本しか見つからなかった。
昼食。
昼食後、山パラへ。大根の種まきをしているとお隣のKさんがハーブを見にくる。昼にパセリのことで母親に、山パラにはイタリアンパセリとかハーブがたくさん生えてるからご自由に、と伝えておいてもらったので早速きたらしい。カモミールを取って帰っていった。ハーブを色々使うし知っている人なので育てがいがある。
その後キクイモを植える場所作り。防風用に一番手入れがめんどくさそうで手を出さないでいたエリアに手を出す。ついでにお隣の畑、S木さんがしんどそうにしていたのでそこの草刈りをやる。キクイモを植えたところで終了。
急いで税務署へ。コロナに甘えて放って置いた確定申告のネット申請用の手続き。
種苗店でピーマン苗、生姜、小豆の種を買う。
そのまま百均で養蜂に必要なゴム手袋を買って山へ。
蜜蜂が全然外にいないので消滅してしまったかとハラハラしたが、せっかく本住まいを作ったからと思い期待せず初めて写真を撮って内見したらよく写真で見ていた集まって玉の状態になったミツバチが写っていて一瞬わけがわからなくなる。夕方が出入りがなくて活動が落ち着いているらしいので夕方に来たが、ここまでとは思っていなくて驚いてホッとして高揚してなんとも言えない気持ちだった。作った本住まいと寸法とかバッチリで良かったが、今日のガタガタとダニ除けのメントールでまた逃げてしまうんじゃと不安になるがこの状態で居ついてくれたらもう一安心。
帰りにホームセンターに寄って、タイヤの買い取り業者にいったが営業終了間際で査定してもらえなかった。倉庫にあったスタッドレスをはけたくて行ったのに残念。店員の態度が気に食わなかったので別の店に行こうと思う。
帰宅後、水やり。
夕食後、養蜂の本を読んで蜜源を作りたくなった。母親に今日撮ったミツバチ内見の写真を見せて話すと、人の土地じゃなく親戚の土地にしなと言われたので、途方もなく大変そうだからやめておいたが城跡の荒れ果てた畑を明日から整地しようと決める。
彼女への手紙を書き、風呂に入って確定申告の作業。わからないことがあったので月曜日に税務署に電話しよう。
25(土)
起床後、水やり。
山パラに生姜の植え付けと雑草堆肥のかき混ぜ、彼女に送るサニーレタスと玉ねぎの収穫。初の玉ねぎだけどそんなに大きくはならなかった。
帰宅後朝食。
畑に行き送る用のフダンソウ、ニラ、イチゴの収穫。
もらった竹の子と姉が収穫したブロッコリーも詰めて肉などと送る。
毎週土曜恒例の父のお墓参りに家族で行き、そのままおじさんの家に行き、米を買って、竹の子を掘らせてもらう。
帰宅後昼食。
古タイヤを回収してもらい、昨日家の仕様を変えたミツバチが心配だったので様子を見に行くと少し戸惑っていたけれど大丈夫そうで安心する。その近くの殿様の城があったという元おばあちゃんの畑を蜜源にする為に整地する。一番厄介なところだったので、とうとうここに手をつけるという感じ。おじさんが、近所の老人に遺言的に松浦兵庫之上のところを荒らしてるとばちが当たるぞと言われたことを気にしていたので、それを口実にそこの生態系を一度壊す。
ススキとセイタカアワダチソウがたくさん生えていて、そのままでも全然蜜源としていいから迷ったけど、石碑に到達できないくらい荒れているし、猪の穴だらけで草刈りも凸凹ですごくやりづらいので、今後のことも考えて。まず木質化したセイタカアワダチソウの枯れ枝と前回刈った刈り草の撤去。もう一度草刈りをして、ツルハシで土を崩して穴を埋め平らにしていく。いよいよユンボの出番かなと思ったが、今はそのつてがないので手作業で。6分の1くらいに手をつけたところで、自分の燃料切れ。ほんとに燃料切れって感じでお腹が空いて身体が動かなかったので、帰ることに。
ホームセンターに寄り、刈り払い機の替刃とかを買って帰宅。
風呂、夕食。
26(日)
起床、朝食、梅ちゃん放鳥、苗に水やり。
おむすびを作って、山の畑へ。
耕運機で耕して平らにする。午前中掛かって1/6が終わる。家に忘れた草刈機の工具を母が届けてくれる。現場仕事のN仁から連絡。既読スルーから2日後に、3月にいつ働いてたか確認され、ほんと適当すぎて信用できない。善意で働いているわけじゃないから、お金のことはしっかりしてくれないとイライラしてしまう。
畑でお昼。梅干しの種をそのまま吐き出せるのいい。
午後、近所の方が草刈りに来たので挨拶。とても丁寧にここら辺の事情を教えてくれて、草刈りをしたその人の土地に停めていいと言ってくれた。ここら辺で果樹を植えても、実がなりだした小さな木をイノシシが倒して食べるから対策しないと無理らしい。その人は20本柿を植えて全てやられたらしい。あと俺がいま整えている松浦兵庫之頭のところに近所の小学校の授業で訪れていたらしいので整え出してよかった。きっとここ何年かは入ることもできなかったと思う。ここら辺の人の苗字は皆松浦できっとルーツがここにあるからとりあえず綺麗にして置けば気持ち良いと思う。久々にOさんにも会った。90なのに長い柄の鎌で草刈をしていた。よく農家の老人がそういう見たことない道具を持っていると狂気を感じて、簡単に人を殺せそうで怖い。昔の百姓一揆、農機具持った百姓に本気出されたらめちゃくちゃ強くて鎮圧も怖かったと思う。
日暮れまでやって、なんとか半分近くまで進んだ。
帰宅後夕食。母がお隣さんがお茶を摘みたがっているけどいいかと聞かれた。Sおじさんに5月GWあたりに茶摘みと聞いていたが、やはりうちの茶畑の方が成長が早かった。
焦って、夜に製茶工場を調べたり、福岡正信さんの作り方での米の播き時を調べたり、小麦の製粉場を調べたり、畑の整地してる場合じゃなかったわとてんてこまい。てんてこ舞?なのか。
27(月)
起きて、野菜苗の植え付け。家の前の畑は長年の慣行農法で病気が出やすくなっているので、トマト、ナス、キュウリ、ピーマンの植え穴にニラを混植し、緑肥として枝豆も種まきする。
畑から出てきた粘土質の土で粘土団子作りのテスト、うまく行きそうなので米でトライしてみることに。
月に一度の貴重な不燃ゴミ出しをして、朝食、現場仕事で愛知へ。
昼休憩で色んなことに追われているので、電話で問い合わせたり遠隔で出来ることを済ます。
早く終わって17:30帰宅。
帰宅後農家の店しんしんへ。山の畑に播く緑肥の種、日除け帽、バケツ、スコップ、靴を買う。安物買いが良くないことがわかったのでちゃんとしたものを。
帰宅後、夕食を食べながら、母がお隣のお茶博士に教わりながら今日やっていたお茶の手詰みとホットプレートでの製茶の話を聞く。楽しかったようではまりそうと言っていたので良かった。作ってくれたお茶を飲んだらちゃんと色が出て美味しかった。30kg以下では製茶工場でできないらしいから今年は手揉みでと昼に決めたが、それで良かった。
お隣さんが貸してくれたお茶の本を読み、YouTubeで手揉み製茶の動画を見て明日に備える。ほいろという台で本格的に製茶をやってみたいが、まずはホットプレートで試してみよう。
そのあと米の育て方を色々試そうた思って、遅いが手植え用に育苗も始めてみることに決め籾を浸水する。
色々やる事がありすぎて、明日1日のスケジュール組みに悩む。自然相手は待ったなしだと思う。
28(火)
起床、お茶摘み。
一芯二葉が摘みどころらしい。昨日動画を見ておいて良かった。
400g摘んで、蒸す。鮮やかな緑色に変わっていい香りもしてきれい。そのあとホットプレートで2時間くらい手揉み。職人の、針のようにまっすぐ細くてお湯を注げば一枚に戻るやつを目指して丁寧にやったけれど、なかなか難しく崩れてしまった。
長姉家族が来て、一緒に山崎山へ。バーベキューがしたいらしく下見。
自分だけそのまま蜜蜂の様子を見に行く。大分新しい巣箱に慣れたようで出入りもスムーズな感じ。ただ花粉を持って帰ってきている蜂が少なくて気になった。いい蜜源がないのだろうか?今みんな草刈りの時期だし。よく確認してニホンミツバチだと思う。
帰宅後昼食。
その後田んぼへ行き、米を育てるように整地。田んぼの周囲と間に水捌けを良くするように溝をきる。めちゃくちゃ土が硬いのと畔が大分低くなっているので、遅々として進まない。1/8くらいを夕方までやって終える。最後に田んぼの1/4にハッピーヒルという福岡正信さんが作って、去年福岡自然農園に農業研修に行った際に分けて頂いた籾を播く。去年思い立ってとうとうこの時がきた。
夕食後、田んぼに播く用に籾の粘土団子を作る。畑から出てきた粘土を細かく砕いて古いにかけ、5Lくらい出来たものに籾の1/4を入れて水を入れて混ぜて1cmくらいの団子をひたすら作る。4時間掛かって終わる。果てしなかったが、終わってほっとする。快快のA美さんが最近の俺を麻薬をやっている人みたいな感じで見てると言っていたが、この泥団子を作っているのはそんな感じかもしれない。自分でも今日の1日の働きっぷりは狂気の沙汰だと思う。
疲れきって風呂で寝てしまう。
29(水)
朝から田んぼへ。
今日終わらせたいので、時間を見ながらペース配分。本気のスピードで休まずやってなんとか終わるかどうかって感じ。何度も心が折れそうになるが、日暮れまでやって何とか終わる。
帰宅後、夕食。
母が今日お茶摘みに行ったら「お隣さんが採っていて全部取ってしまった」と言われたらしい。摘んでいいとはいったものの、俺が演劇に使うかもと思って育てていたのに、俺が一度しか摘んでいないのに、もう三度も詰んで取りきってしまうなんて図々しいなあと少し気分を害する。俺は図々しい人は嫌いだ。疲れていて余裕が無いからこんなことを思うのかもしれない。これまでは放置されていた茶畑でお隣さんが摘んでいたらしいのを俺が借りてやり出したから、別に独占する気はなかったけれど、もっと色んな人に茶摘みをさせたかった。やっぱり図々しいな。
とりあえず、明日は朝にお茶が残っていたら摘んで、山の仕事を終わらそう。
30(金)
起床、朝食。
茶摘み。葉が傷んでいない新芽を見つけるので2時間くらい手間取ってしまったが、結構採れた。製茶している時間が無いので、蒸すだけにして冷蔵庫へ。
山の畑を整地。本当によくやるわって自分でも思うくらい重労働だが、ミツバチとの共生する為の蜜源作りと思えば頑張れる。刈り草は燃やすには大量すぎるし、環境のことを考えると、、と迷っていたが、家族がお茶に興味を持ち出したこともあり、ここら辺で世界農業遺産のお茶の育て方、茶草場農法(刈り草を畝の間や木の下に敷いて朽ちさせて肥料にする)を試したくて、刈り草のススキを軽トラに積み込む。10年以上、無肥料無農薬で育ってきたお茶だけれど、今年は刈り込んだり皆で収穫したりして疲れさせたのでお礼として。車を使って運ぶのはバカらしいけども。
夜までやって、お米の精米をして帰宅。
夕食後、手もみ製茶。3時間。