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タイの水かけ祭り「ソンクラーン」
暑い。4月のカンボジアは暑かったが、4月のタイも同じく暑い。
最高気温は連日36〜38℃。熱帯の東南アジアを旅していると感覚が麻痺するが、屋外では熱中症の危険が高く、本来なら極力屋内にいるべき気候だ。
だが、クーラーの効いた部屋で涼むのは違う気がする。それではまるで主体性がない。
本当は屋外で観光したいけど、暑さにバテて(もしくは暑さにビビって)、やむを得ずクーラーの部屋に追い込まれた。そんな印象を受ける。
なんのために旅に出たのか。受動的な人生を送るためか?
違う。自分の人生を生きるため。誰かの指示や命令を待つのではなく、自ら主体的に動く人生を送るためだ。
であれば、やるべきことは1つ。外に出ること。
クーラーに涼しくしてもらうのではなく、自ら涼しさをつくりだす。それこそが僕のやるべきことである。
道具は準備していた。前日にスーパーで購入した水鉄砲。これで僕は世界を涼しくする。
2023年4月13日。4年ぶりに祭りが帰ってきた。
タイの水かけ祭り「ソンクラーン」。
仏暦の新年にあたる4月13〜15日、人々は互いに水をかけ合う。
この時期ばかりは無礼講。大人も子どもも、女も男も関係ない。観光客だろうが地元住民だろうが、店員だろうが客だろうが、警察官だって関係ない。
人とすれ違うたびに水をかけ合う。
仏僧に水をかけることは禁止だが、それ以外は基本的に誰にかけても問題ない。もちろん自分も、大量の水を浴びることになる。
水をかける行為は、相手に敬意を払う意味がある。
仏塔や仏像にお清めの水をかけてお参りしたり、年配者の手に水をかけたりする習慣が、いつしか互いに水をかけ合うようになり、激しい祭りへと転じたという。
ソンクラーン期間は祝日で、学校や会社も休み。国全体がお祭りムードである。
さて、武器の水鉄砲を持って、まずはゲストハウスを出よう。
と思った。
と思ったら、この光景。
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