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素直の定義

「素直さが足りない」「ひねくれている」と言われ続けた人生だった。

上司からも、友人からも「素直さ不足」を指摘されてきた。そのたびに僕は「は?お前らよりよっぽど俺の方が素直だろ」と思ってきた。(こういうところが素直じゃないのだろう)

素直なことがいい、とは限らない。素直すぎても、うまくいかないことはあるだろう。だが、僕が素直な人間であることはたしかだ。少なくとも神奈川県代表として全国大会に出られるくらいには、素直だと思っている。

しかし大人たちは言う。「お前は素直じゃない。もっと素直になれ」と。果たして、僕は素直なのか、素直じゃないのか。

彼らの話を聞いていて気づいた。僕と彼らとでは「素直」の定義が違う。彼らからしたら僕は素直じゃない人間で、僕からしたら僕は素直な人間なのだ。

彼らの考える「素直さ」は、いかに外部の声を聞き入れるかということだ。全員が賛成で満場一致になりそうなときに、反対の声を上げる僕は、素直さが足りない。

一方で、僕の考える「素直さ」は、いかに内部の声に耳をすませるかということ。周りの友人が全員右に進んでいても、自分が左に行きたいと思ったら、左に行く。親や先生に「こうしなさい」と言われても、納得しなければ絶対にやらない僕は、手がつけられないほどに超絶素直だ。

さて、あなたは「素直」という言葉をどう捉えているだろうか?人には人の乳酸菌、人には人の定義がある。

外部の声に従う人間でありたいか、自分の内部の声に従う人間でありたいか。


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岡村幸治(コージー)
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