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【プロレス観戦記】2022年1.4&1.5東京ドーム WRESTLE KINGDOM 16

note初投稿!

2022年、新日本プロレスの「イッテンヨン・イッテンゴ」へ行ってきたので、その観戦記を投稿します。

例年、年初めに開催される、新日本プロレスの東京ドーム大会。今年も両日とも行って参りました。昨年は「1.4ドーム観戦」→「東京ドームホテル宿泊」→「1.5ドーム観戦」という、プロレスファン垂涎のコースで2日間を堪能しましたが、今年は宿泊先をホテルベルモント飯田橋へ変えてみました。やっぱりチト高いんですよね、東京ドームホテルは⋯。ベルモントは、ドームからやや離れているものの価格帯も手頃なのでこちらにしてみました。

初日はまず、お決まりのコースで神保町へ。目指すは書泉グランデ!「趣味の殿堂」と銘打っているこの書店、その品揃えはまさに圧巻!格闘技コーナーの充実度は国内随一と言っても差し支えないでしょう。鉄道コーナーなどにも関心のある私にとっては、この本屋に足を踏み入れると、なんなら一日中楽しめると言っても過言ではありません。エンセリオ、マジで。

そして続いては、新日本プロレスグッズを取り揃える「闘魂ショップ水道橋店」へ移動。整理券を配布中で、あいにくの2時間待ちであったため退却し、ホテルベルモントへ一旦チェックイン。厳かな雰囲気の落ち着きのあるホテルで、これで4,000円台なら凄いお得感がありますね。次回からはここを常宿にしてもいいかもと思いました。流石、JR東日本の旗艦ホテルです。

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荷物整理を済ませたら、いざ東京ドームへ出陣!昨年に続き入場者数はさほどではなく、15時過ぎにゲートに並んでもスムーズに入場できました。2018年の時は入場時の混雑で結構待たされて第0試合に間に合わなかったんです。座席はアリーナA席!1階スタンドを通過してグラウンド内へ足を踏み入れる時は、なんとも言えない優越感があります。着座の際は「サーマレストZシート」という登山用の座布団マットを使用しました。弾力に富み、冷え防止にもなるのでイベント参加の際はおススメです。

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会場を見渡すと、花道の正面に特大オーロラビジョンが一機あるものの、ドーム大会ではおなじみの、全方向から視認できる円形のビジョンがリング上部に設置されていないことに気付きました。うーん、経費節減のためとは思いますが残念です。もしアリーナ後ろ寄りや、スタンド後方席に座った場合は、特大オーロラビジョンを見るために、いったん視線をそちらへ逸らさなければなりません。しかもオーロラビジョン側の南席アリーナ席だった場合は、背面を見なければいけないという構造です。これはいただけません。

さて前置きは以上にして、いよいよ試合開始。第0試合、KOPW争奪の時間差バトルロイヤル。一番の盛り上がりは、やはり藤波辰爾の入場時でしょう。ドラゴンの入場曲が流れた時は痺れましたぜ。御年68歳ながら、まだまだ若い!以前、伊勢丹の食品売り場で見かけた時(「藤波家の食卓」というプロモーションを行っていた)は「歳くったなぁ」という印象が濃かったのですが、リング上で見る藤波は全然お年を感じさせません。藤波VS長州の名勝負数え唄をリアルタイムで観戦した身としては感動ものでした(年がバレるぜ)。

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第1〜3試合は、特筆すべきところは無し。そして第4試合は柴田勝頼の復帰戦!相手のXはアメリカ遠征中の成田蓮と判明。すると柴田はいきなりマイクを持ち「ルール変えるぜ」と絶叫。おいおい、散々話していたキャッチレスリングの件はどうなんったんだ?という観客側の突っ込みが入る余地など一切ないまま、試合開始。(笑)いやあ、ファイトスタイルだけではなく、その独断性は正にアントニオ猪木ばりですな。完全復活し、一線級との対決が待たれます。

第5~6試合は飛ばして、第7試合セミファイナルはIWGPジュニア線。デスペラードの入場曲はいつ聞いても気分が乗ってきます。最近目覚ましタイマーにも設定して、毎朝軽快に起床してます。試合は出だしから超ハイスパート展開となり、ヒロムはいつも通りどんどんスピードが加速していくが、やや気負い過ぎとも思える印象。それに比べてデスペラードは気合が入りつつも、要所要所で仕切り直していて、腰が据わった王者としての磐石期に入った感があります。

試合は16分台で決着。普段、お互いの必殺技を受けながらも何とか跳ね返し、カウントツーの応酬が続いた上で30分越えでようやく試合終了、というタイトル戦を見慣れてしまっているので、この10分台での決着は新鮮に映ったし、逆に説得力があるように思えました。ヒロムをはじめとするジュニア戦士には、新日JR.をもっともっと、高めて行って欲しいです。

そしてメインのIWGP世界ヘビー級タイトル線。チャンピオン・鷹木信悟VSチャレンジャー・オカダカズチカ。オカダがタイトル線に絡まないと、やはり新日本は盛り上がりに欠けます。昨年の同タイトル決定戦では「あれよあれよ」のうちにチャンピオンになってしまった感のある鷹木。ここをオカダ相手に防衛するにしても試合内容で相当な説得力がないといけません。鷹木はオカダを怒らせる事を狙っていたようで、それはまんまと嵌ったようですが、奥行きの深さでオカダを上回ることは出来ませんでした。オカダの言葉ではありませんが、鷹木に新日本の50年を背負うにはまだまだ荷が重いという印象は否めません。

というわけで初日の1.4を大いに満喫。ホテルに戻ってNJPWワールドで、未視聴だった関連動画などを見ている内に夜は更けていく。このエドモントホテル、チェックイン時間は15時で東京ドームホテルの14時より1時間遅いのですが、チェックアウト時間が12時とドームホテルの11時より1時間遅めの設定なのです。12時までホテルでゆっくりした上で出かけられるのも嬉しいですね。

ドームへ向かう前に、あらためて闘魂ショップへ。昨日と違い整理券の配布はなく10分ほどの待ち時間で入店。「モチ猫の巾着袋」と、「小島聡のマスクカバー」、「オーカーンのTシャツ」を購入しました。(←ユニットに関連性無し。笑)

開場の15時までまだ時間に余裕があるので、ドーム周辺を徘徊。後楽園ホールや東京ドームへ来た際は必ず訪れていた、オークスブックセンターという名物書店があったのですが、それが残念ながら2021年の1月に閉店してしまいました。プロレスを中心とした格闘技をはじめ、スポーツ全般および競馬本の充実度は神保町の書店グランデに勝るとも劣らない品揃えの書店でした。前身の山下書店から数えると56年もの営業だったと言います。私が通っていたのはテンコジがヤングライオンの頃だったから、あれからもう30年経ったんだなあ⋯(遠い目)。

名残惜しく感じつつ、書店跡地のUFOキャッチャー店に入りました。ライスシャワーのぬいぐるみのゲットを狙ったのですが、どれもスカ。400円を無駄使い。また、つまらぬ金を使ってしまった⋯。うーん、会場の15時まではまだまだ時間があります。朝食にベルモントホテルのブッフェをたんまり頂いてきたのでお腹も空いていない状態。そこで、以前から一度は訪れてみたかった小石川後楽園へ行ってみることにしました。入場料300円を支払い、小一時間ほど日本庭園を散策。ドーム直近の場所なのに静謐なムードを味わえる、何とも不思議な感覚を経験しました。

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ようやく開場時間となったので、ドームへ入場。本日もアリーナA席!列番は昨日より3列前でアリーナA席としては3列目。コロナのため一つ置きの着席設定になっているのでリングが間近に臨めます。と思いきや、前々列に座高の高い方が着席されてしまい、リング全体を見渡せ無くなってしまった。ガーン。しかも、そのお方、ちょっと前のSANADAのようにトサカが飛び出ており、見にくいのなんの。あーあ。せっかくのアリーナA席が台無しですよ。心の中で、今年こそはファンクラブに入って先行予約組に移行すると決心するのでありました。

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やや消沈の気持ちのまま試合開始。やっぱり観覧しにくいよー。こちらも背伸び気味すればもう少し見やすくなるのですが、そうなると後ろの方に迷惑ですよね。それは控えさせていただきました。第0-2試合で、ワトがデスペラードからまさかのギブアップで勝利。次回タイトル挑戦はワトなのでしょうか。やや無理やり感のアングルとは思いますが⋯。第1試合、IWGPジュニアタッグ、3WAY戦。ファンタズモの凶器が暴かれて場内は大喜び。王者組の防衛により、逆に田口の野望である69代チャンピオンとなるチャンスが残りました。

第2~4試合はパス。リング調整の前にNOA軍団が来襲。正直、現在のプロレスは新日本しか見ていない私ではありますが、闘魂三銃士時代は何度も会場に足を運んだ身ですので、武藤の入場曲が流れた時はジーンと来ましたね。マイクアピールは、ほとんど拳王の一人ステージ。あとあとで解説のライガーがダメ出しをしたと聞きましたが、会場で聞いている限りではそんなに聞き辛いことはなかったけどなあ。ちゃんと全部理解できましたよ。よっぽどライガーの解説の方がマスクの中でモゴモゴ話していて聞き辛いけどね。拳王は仲々カッコいいじゃないですか。挑発的な態度、その血走った視線や、日本拳法の使い手であることを現わすポーズは中々ののものだと思いました。入場曲の「失恋モッシュ」も嫌いじゃないです。当初、1.8の対抗戦はそれほど関心を持っていなかったのですが、俄然興味が湧いてきましたね。

第5試合は、SANADA VS オーカーン。オーカーンのTシャツを購入した私であるのに、何故か試合に集中できず、ややウトウトしている内にSANADAのオコーナーブリッジで試合終了してしまいました。あーあ。続いて、内藤哲也 VSジェフ・コブ。昨年1.5 大会の個人的ベストバウトは「鷹木 VS ジェフ・コブ」であったと認定しているのですが、今年もジェフ・コブは光っていました。業務用冷蔵庫かと思う位の巨躯から繰り出される、その場跳びムーンサルトなど、体に似合わない軽快なムーブや仕草が、ドームという大箱で実に映えるのです。観客にどのように見えているのかを考えながら試合しているのが伝わってくる、ジェフ・コブのプロ意識を改めて感じました。

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第6試合、KENTA VS 棚橋。かつてのケニーオメガ VS クリスジェリコのノーDQマッチを超えるのは難しいと思われ、凡戦に終わる懸念もありましたが、蓋を開けてみれば何のその、壮絶な一戦となりました。白眉はラダー上段からの決死のハイフライフロー。場外のテーブルの上に置いた相手に対して、コーナートップから同技を繰り出すことはこれまでもありましたが、今回の高低差は正に衝撃的。折れたパイプ部分が内臓に突き刺さるという可能性もあったわけで、実に危険極まりない決死行だったと思います。これによりKENTAは1.8ノア対抗戦も欠場と相成ってしまいました。

そしてメイン。ウィル・オスプレイ VS オカダカズチカ。こちらも、前日の1.4同様、オスプレイが勝つとしたなら相当な説得力が必要。結果、オカダの勝利でタイトル防衛となりましたが、双方の技を出し切り受け切り、十分納得のいく試合内容でした。さすが新日本のトップを張る両者の闘いと言えます。試合後には内藤哲也が登場しマイクアピール。両者の対決は現在の新日本プロレスが提供する最高マッチアップ。後日、2月の札幌大会メインと発表されましたが、残念ながら北海道までは行けないのでNJPWワールドで観戦します。3.1の日本武道館でやって欲しかったなあ。旗揚げ記念日のメインは内藤VSヒロムなのでしょうか。

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それでは、今年も新日本プロレスを見まくるぞーッ!

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