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眼瞼下垂の時に座って目の開きを確認しますか?


僕は確認することが2割 しない場合が8割です。

手術中に麻酔が効いている、腫れが左右均等でない状況で確認してもあまり意味のないことかもしれません、実際に座らせて見せますが、微妙な差を治すことは困難です。手術前に瞼を上げる眼瞼挙筋の機能が左右同じであれば手術中の挙筋腱膜を解剖学的に同じ位置に固定することが左右差をなくす一番の方法と考えています。

挙筋機能が同じで、左右、解剖学的に同じ位置に固定

そこで患者を座らせて左右差があった場合、その場で左右差を治しますか?

僕はこれに長年悩んできました、治したばっかりに術後左右差が出た、

治さなかったので術後左右差が出た、どちらもあり得ます

座って確認した、そして左右差を合わせたからと言ってそれが正しいかというと、結果でのみ評価されます。

僕は論文も書いていますが、左右差は解剖学的にそろえたほうが少ないと判断しています。なので座って確認させますが、だからと言って解剖学的に左右をそろえて固定するほうを優先しています

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