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3年前の夏、わたしは仕事を辞めてフィンランドに来ていた。

ビザなし3か月のみの渡航。何かが引き金となり衝動的に仕事を辞め、やみくもに渡航したわけではない。また何かやり遂げたい目標があって渡航したわけでもない。

なぜ行くのか、行ったのか。自分自身への問いかけとともに帰国後の転職活動含めいろんな人から問われることとなった。

渡航した理由は後日書いていくとして、結果的にこの3か月は自分にとって意味のあるものとなった。人とのめぐり合わせや、歴史がつくり上げたその土地を踏むことから学び得たものは、ただの休暇ではなかったのだ。

いま、海外渡航が制限されているなか、各旅行会社がオンラインで旅を体験できるよう試行錯誤している。今後の旅の需要の取り込みを目論んでのことであろうが、

やはり、オンラインでは情報収集までにすぎず、実地での旅にまさるものはないというのが感想だ。

5感で感じることのできる「旅」は記憶に残る。

海外渡航が以前のように可能になるまでまだしばらくかかるだろうが、リモートワークが可能になったことで、より人々が期間・距離関係なく自由に旅ができる日常が来るのではと予想している。

場合によっては、わたしのように、わざわざ会社を辞めて海外に行くことはなくなるのである。 

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