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恋するように旅して〜サラエヴォ編④〜バシチャルシァからスナイパー通りへ
サラエヴォ事件の歴史に触れた後はそのままサラエヴォ市内散策へ。
気が向くままに歩いていると、どーんと日本大使館!
歩いてたらピュッと出てきたので、
意外だっただけにちょっと嬉しい。
サラエヴォビール工場。ご立派ァ!
街のスーパー。
と、思ってたら、写ってる凶悪なニャン賊に速攻で絡まれた。リアル妖怪すねこすり!
キリスト教会も横目にぐるぐるまわり、旧市庁舎へ。
今のは修復再建後のものだけど、美しい。。
さすがサラエヴォ、いろんな文化がミックスしていて、絶妙な雰囲気が漂っている。
最初のころは、どこか暗さを感じさせる街並みだったけど、
むしろ控えめな美を感じる街で、ただ陽気な街より惹かれてしまう。
そうこう歩いているうちに、中心街のバシチャルシァに到着。
有名な水飲み場セビリ!全然人いないけど。
ここの水を飲んだら、またサラエヴォに戻ってこれるとのことで、きっちり拝飲。
そこからぷらぷら。
キリスト教会があるなと思ったら、すぐ近くにイスラム寺院があったり、シナゴーグがあったりと、この距離感で各宗教施設が点在するのは不思議な感覚。
そしてバシチャルシァを抜けたころに現れるカトリック大聖堂。圧巻。
ホテル近くまで戻ってきたので、ここから散策がてら歩きながら旧ホリディインに向かい、ボスニア紛争の痕跡を追っていくことに。
とはいえ、まだホテルまわりは綺麗な街並みが続く。
サラエヴォ大学。由緒ある感じがする、重厚な建物でため息が出ちゃう。
そこから歩いて15分ほど。
スナイパー通りに近づくにつれ銃弾跡が増えてくる。
そして現れた旧ホリディイン。
ボスニア紛争時、各国からジャーナリストが集まり拠点としていたホテル。
今はパリッと綺麗なホテルになっているけど、
25年前にはこんな感じだった。
どんな思いで、あのホテルから当時の街を見たんだろう。
幼心ながら報道は見ていたけど、いざ同じ地軸に立つと、25年前にいただろう人々を嫌でも想像する。
動くもの全て銃撃の標的になる街。数えきれないほどの痕跡が、まだ現役で残ってる。
地面に残った銃痕の中には、赤ペンキで色をつけられて、「サラエヴォローズ」として残っているものも。
色と形のせいで、見つけた瞬間は想像以上にぎょっとする。
でも街並みはいたって平和な現代。
と、ここまでぐるっと歩きホテル前まで戻ってくると、さすがにお腹がすいてきた。
歴史と向き合った後は、サラエヴォグルメで今を楽しむべしってことで、
再度バシチャルシァへ向かうのでした。