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恋するように旅して〜ウズベキスタン編⑩ブハラ2
さっきの強烈な青色に当てられた影響を引っ張りつつ、続いてアルク城へ。
ブハラ=ハン国の居城だけあり、さすがの城構え。お城と言うけれど、この中に町が入っている造りになっている。
入ってすぐの暗い監獄ゾーンを抜けると、街を構成する様々な建物が広がる。
モスクを通り、謁見の間へ。
直射日光があたり、暑い!
凛々しいはずのライオンも、心なしか
「あっちい」と言ってるように見える。
うだるわ〜と勝手にアテレコしながら見渡すと、羽が生えた猫ちゃんも出てきた。間違いなくライオンより凛々しいぞ。
謁見の間の玉座は子供たちがわんさかわんさか。
場所を変えて、カラーン・ミナレットへ。ブハラといえばこの塔が出てくるほど、象徴的な建造物。
チンギス・ハンの破壊も免れ、長きに渡りブハラの目印になっていた塔。
そして、お向かいのミル・アラブ・メドレセ。
内装。
そのままてくてく歩く。
褐色の壁が、青空をより映えさせる。日本と違うのはもちろんだけど、そもそもタイムスリップしたような、時間軸すら違うところに迷い込んだ印象を受ける。
しばらく歩くと、アブドゥールアジス・ハン・メドレセに出た。
色はところどころ剥げているけれど、中も鮮やかな配色になっているのが窺える。
タキと呼ばれるバザールゾーンを抜けると広場になる。
リャビハウズ。池が涼しげ。
ナデイール・ディヴァンベギ・メドレセ
はーい、はじめましてー。ズームしまーす。
見てるねぇ。こっちガン見してるねぇ。
もちろんこれも本来イスラム的にはアウト。けど、味がある表情がずっと見ていても飽きない。
このメドレセ前は広場になっていて、民族衣装を着て、音楽を演奏し、それに合わせて踊る人々が沢山いて、盛り上がりがすごい。
あのマイナー調の少し切ない曲調が広場中に響く。
ずっと聴いていたい気持ちもあったけど、少し疲れてきたので広場を後にする。
振り返って広場を遠巻きに見ると、想像以上に茂ってた。緑と青空とメドレセの組み合わせが新鮮。
そして歩いて3分、ホテル到着。
老舗ホテルだけど、古さはあまり感じず、かわいい建物。
しかも中庭が充実している。
丁度夕暮れ時、中庭で休憩がてらビール片手に読書することに。
自然光で読書が厳しくなるまでのんびりした後は、ブハラディナー。
さぁ、ウズベキスタンの旅も明日が最後。もっと長期の旅にすればよかったなぁと思いつつも、そのまま日は沈んでいく。