新のスーパースターは、脇役・敵役にも喜んで、自らなることができる。
今回、大変、心温まる機会を授かり、
“アンパンマンラー”として、 テレビ出演させて頂きました。
本日、テレビで、TVerで、放送を観て、とても感動・感激しました。
やなせたかし先生が、アンパンマンを通して伝えたかった哲学を
少しでも、代わりに伝えることができたことが、何よりも嬉しかった。少しだけ恩返しが、できました。
それと同時に、
胸を痛めたことがありました。
とても学んだことがありました。
それは・・・
僕が、日本男児ゲスト:「アンパンマンラー」として主役出演することで
普段、いつも主役である、中居正広さん、池田鉄洋さん、前田裕二さんが
それ以外の適役(脇役・悪役)を演じなくてはいけなくなってしまうこと。
やなせたかし先生も、
アンパンマンは「善の心」
ばいきんまんは「悪の心」
を表現しているといいます。
この世は善と悪、光と影でできています。
人の心にも善と悪の心があって、そのバランスがとても大事です。
(やなせたかし)
そのため、今回、アンパンマンラー代表として
僕は、アンパンマンを通して、やなせたかし先生が、よく話をされている
精神的な毒がない「善の心・言葉」を中心にお話をさせていただいたわけですが、
そうなると、番組の演出上、光と闇、善と悪のバランスが取れなくなり、
視聴者は飽きてしまったり、伝わりにくくなったり、面白くなくなったりしてしまうわけです。それでは、視聴者の心には伝わらないわけです。
そこで、国民から、スーパースターと言われている中居さんは、
みんなの、番組の使命を全うするために、
視聴者のために、番組制作チームのために、ゲストのために、誰に頼まれることなく、自ら喜んで「正義の悪役」を演じるわけなんです。
小磯卓也が、アンパンマンの「善の心」を話す
中居さんは、ばいきんまんの「悪の心」を話す
・・・
その繰り返しでした。
そして、僕がまだまだ「正義とは何か?」「人間として何が正しいのか?」という視点で、道が外れている場合は、それは違うんじゃないの!?
「アンパンマンだったら、そんなことをしないよね?」って、とても優しく諭して下さりました。それも笑顔で、嫌みなく、真心から。
中居さんが、国民からスーパースターと呼ばれている意味・意義が
とてもとても伝わってきました。とても勉強させて頂きました。
ほんとに凄い人でした。
前田さん、池田さんも、その様子を見て
自分の適役を瞬時に判断して、様々な言葉を投げかけてくれたり、様々なリアクションをしてくたり、「脇役」に徹して下さり、僕にエールを送って下さいました。
そして今回、番組ができるまでに裏側を拝見させていただき、
多くの関係各社様の絶え間ぬ、凄まじい努力があってこそ、
今回、この番組が成り立っていることを痛感しました。
本当に感謝しかありません。本当にありがとうございました。
今回学んだことを整理すると
誰かが「主役」になれば、誰かが「脇役」を演じなくてはいけないこと
誰かが「正義」を掲げれば、誰かが「悪役」を演じなくてはいけないこと
この観点からも、絶対の主役、絶対の正義はないと思いました。やなせたかし先生は、逆転しない正義とは、飢えている人に、パンの一切れを差し出す行為というのは、その通りです。
主役にさせていただいた場合、その本人は
脇役、敵役には、感謝しなくてはいけない。
主役をさせていただき「ありがとう」
と感謝を言わなくてはいけない。
と感謝を伝えなくてはいけない。
アンパンマンも、収録が終わった後、
アンパンマン:
ばいきんまん、いつも敵役を演じてくれてありがとう。ばいきんまんのお陰様で、僕は輝くことができているよ。みんなのヒーローでいることができているよ。いつも感謝してるよ。
ばいきんまん:
いつも、いつも何度も同じことを言わせるな。子どもたちが、何が正しくて、何が間違っているのか?理解させるためには、適役こそ必要なんだ。俺様が自ら望んで演じていることなんだ。正義の悪役こそ、正義だ。気にするな。
こんなことを二人で会話しているかも知れませんね。正義とは、悪役がいないと、判断ができないのかもしれません。敵役にも感謝ですね。やなせたかし先生も、ニャンダー仮面という作品で、助けてと言われれば、敵でも、味方でも助けるという名セリフを大切にしています。
自利利他の心を大切にしよう。
他人の幸せこそ、自分の幸せである。それを自分に言い聞かせよう。
ほんとうに正義に生きるということは、
時と場合によっては、自分が傷つくこともある。
しかし、自分が捨身・献身の心で自己犠牲しても
誰かの幸せのために、生きることができるなら、
心から喜ぶことができなら、それは醍醐味である。
人格者こそ
スーパースターになれるのかも知れません。
人生は、よろこばせごっこです。
誰でも、主役になれる時代です。
やなせたかし先生も、「アンパンマンはきみさ」って
アンパンマンたいそうの歌手で言っています。
みんなが、アンパンマンラーになれるわけです。
そのためには、主役になれるときもあれば、脇役になるときもあれば、
時と場合によっては、大切なことを伝えるために、悪役にならなくてはいけない時もあるというわけなんです。
中居さんは、
今回とてもいい人なのに誰に頼まれることもなく自ら「正義の悪役」を全うして下さいました。しかし、中居さんから放たれるオーラーから、言霊からは、
一切悪役の匂いが一ミリも漂っておりませんでした。
ほんとうにいい人は、悪役を演じることができないのですね。隠すことができないのですね。
本当のスーパースターとは、みんなを主役にする人、アンパンマンに導ける人のことをいう。ほんとうに素敵な方でした。ほんとうに良い経験をさせて頂きました。
これがスーパースターと言われる理由なのでしょうね。
僕も頑張ります!
僕は「アンパンマン」になると公共の電波で語ってしまったので
今回、その言葉を真摯に受け止めて、綺麗な言葉を語るだけ、並べるだけでなく、引き続き、アンパンマンのように生きていきたく思っております。
是非、応援のほど、よろしくお願い申し上げます。
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