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ヴァリアンツ解説その2 & みかん杯反省

はじめに

皆さんお疲れ様です。コイシカレーです。今回もヴァリアンツでそれなりに結果を残してきたので解説していきます。ヴァリアンツのテーマ内のカードは以前のnoteで解説しておりますので以下のリンクからどうぞ。では始めます。

みかん杯について

みかん杯はおたちゅう新発田店で2023年11月12日に参加者30名で行われた遊戯王OCGのCSです。自分はこの大会でヴァリアンツデッキを使って4位になりました。初めてのCS入賞でうれしくなったので、思い出残しの一環としてこのnoteを残している次第です。

デッキ

レシピ

自分が使用したリストはこちらになります。

構築において意識したこと

今回のデッキにおいて重要視したのは手数です。後手、先手共通してできるだけ手数を増やすことを意識しました。現環境における炎王や魔術師はメインデッキに手札誘発を12枚以上積んでいるため、先攻を取っても勝ちきれない事が多いことが予想できました。そのため、召喚権を犠牲に誘発を弾けるコアキメイル・ガーディアン、誘発を食らっても無理矢理動く事ができる三戦の才、強欲で貪欲な壺を採用しました。また、デッキを50枚にしたのはデッキ内のカードの種類を増やすことにより、手札で重複するカードを減らし手数の減少を抑えるためです。採用カードについては詳しくは次の項で解説します。

メインデッキ

・ヴァリアンツカード、超重武者カード、希代の決闘者、パキケ
以前のnoteをご覧下さい。
・うらら、G、墓穴、抹殺
解説不要の汎用枠
・里、マジェスティP
基本展開で相手の魔法発動をロックする役割です。これをメインデッキから採用するかは諸説有りますが、採用しなかった場合サイドチェンジ前の1本目で神碑に勝つことが難しくなります。ただ、後手でこの2種のカードを引くのはかなり弱く、正直サイドに引っ込めたいカードではあります。ですが、後述しますがサイドデッキからコズミックサイクロンを抜いているため、神碑と当たった場合の勝率を考慮し、メインデッキの採用に至りました。幸い、デッキを50枚にしたおかげか、後手で引くことはありませんでした。
・コアキメイルガーディアン
召喚権を引き換えにモンスター効果を一回無効にできるカード、デッキの枚数を増やすに当たって、墓穴の指名者を引ける確率が低くなってしまうことをカバーするために採用しました。墓穴の指名者以外で唯一ドロール&ロックバードを止めれるカードでもあります。
・溶岩魔神ラヴァゴーレム
後手で輝く相手のモンスターをリリースする系モンスター。スモワであらゆるカードからサーチが可能。魔術師や炎王の盤面を返すのに強いと思って採用しました。
・三戦の才
誘発をもらったときに貫通するカードを引きに行くカード。手数が十分なときはハンデスで相手の手札をのぞきに行く。手札を見れるのが強く、先攻で展開を通した場合相手が何もせずサレンダーすることが多いため、手札を見れるとサイドチェンジの際に入れるカードの方針を決めることができる。
・強欲で貪欲な壺
三戦の才と役割がかぶるものの、誘発を撃たれなくても使用できる点、三戦の才と重複しても強い点などを考慮しての採用。アストログラフマジシャンのような展開で必須となる制限カードが存在しないため、デッキを10枚除外しても全然動ける。パキケが除外されたら最終盤面が弱くなるものの、そもそも展開できないとパキケとか言ってる場合では無いため無問題。
・スモールワールド
先手だったら不要な誘発やラヴァゴを東雲に、後手なら不要なモンスターカードをラヴァゴに変換できるカード、手札2枚使うのはかなり厳しいが、東雲一枚から超展開できるため、安定感の増強と後手札の確保という観点で3枚採用。
・レッドリブート
メインデッキで相手の伏せに対して回答を持ちたいため採用。羽根やライストと違い、先攻でも無限抱擁を弾く事ができるためメインデッキから採用している。次元障壁に対する唯一の回答札なのでなんとしてもメインから入れたかった。

エクストラデッキ

特に新たに解説することはありません。過去のnoteをご覧下さい。

サイドデッキ

・ラヴァゴ
後手用のリリース要員①。
・ガメシエル
後手用のリリース要員②。雪花に召喚権を使いたい対面にもリリース札を入れたい場合があるため、1枚採用。スモワで持ってこれるため1枚でもそれなりに使います。
・羽根、ライスト
RACEの存在によって抜けないカード、特にライストはワカU4と一緒に引いた時どっちを使うか選択になるが、RACEの後手でそんなこと気にしてられないためフル採用。一応罠系のデッキ対策でもある。
・盆回し、半魔導帯域
RACE相手に後手のメインフェイズ1で半魔導帯域を開くことができれば相手の妨害のほぼ全てが機能停止するのでは無いかと思い採用。半魔導帯域3ではなく盆回しが入っているのは、VVフィールド魔法を送りつけると相手は一生張り替えができなくなるため、半魔導帯域3よりも強いと考え採用。
・ネクロバレー
炎王用の後手札。後手でこれを発動すると炎王の妨害は盤面のガネーシャ、リトルナイト、マスカレーナ以外の妨害が全て使えなくなる。大体の炎王の先攻盤面はアンブロ(+ガネーシャ)くらいなので発動できればかなりのアドバンテージになります。

試合結果

みかん杯での試合結果は以下の通りです。

1:六花サンアバロン 後〇〇 
2:炎王 後○××
3:サイバース 後〇〇
4:粛声 後××
5:炎王 後○×○
トナメ 1回戦 炎王 先○×〇
準決勝 エクソシスター 後××
3結 六花サンアバロン 先××

見てもらえると分かりますが、順位こそ4位ですがトータルの戦績は4勝4敗で勝率50%です。誇れる勝率ではありませんが、8戦中7戦後手だったのでそれを考慮すれば十分満足です。

反省点

プレイングでの反省点は幸いにもあまりないのですが、構築においては反省が2つあります。一つ目は、メインデッキにラヴァゴではなく、壊獣を入れるべきだったという点です。理由は主に2つで、コアキメイルガーディアンと召喚権を取り合う点とモンスター1体でターンを返されることが多かった点です。二つ目は、半魔導帯域と盆回しの採用です。RACEの後手で相手の妨害を無効化できると前述しましたが、実際はメイン1のみ対象に取れなくなるだけであり、完全に盤面を返すにはRACE側の伏せをメイン1で処理する必要がありますが、タービュランスが居る場合破壊効果を使われてしまい、半魔導帯域を破壊される可能性が高いです。そのため、半魔導帯域と盆回しの3枠を別のカードにした方が良いです。

感想

今回のみかん杯は、良くも悪くも運に左右された大会でした。予選はずっと後手でしたが、決勝トーナメント1回戦では先手を取って相手が全く誘発を引かずに勝利しました。ですが、トータルで見たら8回中7回後手なので運が悪い大会だったと思います。そんな中で入賞できて、ヴァリアンツの地力の高さと自分のプレイングの成長を感じることができました。デッキ構築の反省点も見つかったので次にCSに出るときはもっと完成度の高いデッキで望みたいと思います。

最後に

大会を主催してくださったみかん様、会場を貸してくださったおたちゅう新発田店様、対戦していただいた方々、本当にありがとうございました。おかげさまで楽しく遊戯王できました。是非また参加させてください。





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