【サラリーマン生活】人が足りない

できる人から辞めていくのは会社の常だ。
気づけば社員の10%が辞めてしまっていた時のことだ。

現場は動揺しているが、仕事は回る。
えらい人は余裕だ。人件費が減っても仕事は回るんだからこれでいいんじゃないかと思っているらしい。
特殊スキル保有者が辞めたとき、さすがに人員補充を提案した。

えらい人は言った「なる早で3名補充せよ」
わたしは言った「募集費用と3名分の人件費、総額は・・・」

それから4ヶ月、予算は降りてこなかった。
さらに2ヶ月、予算も降りず、繁忙期が始まった。

現場の不満は募り、若い衆はえらい人に詰め寄ってきた。
えらい人は若い衆に言った「募集してるんだがいい人材がいないんだ」

違うぞ。
わたしも消えてやろうか。

サラリーマンは会社の嘘に付き合わされる。