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スタジオでドラムの音量を調整する

スタジオでバンド練習をする際のあるあるだと思うのですが、
ドラムの音が大きくて、それに伴って他の楽器の音量も上がってしまい、
ボーカルがハウるくらい大きくしないといけないんだけど、
それでも音量が足りない…みたいなね。

そんな時にドラムの音量(主に倍音や余韻)を制御する手段が、耐震パッドです。

今回は4cm角×厚さ5mmの耐震パッドを貼った感想を書き連ねます。
結論としては、とってもオススメです。

前提
スタジオは15畳、メンバーは5人(Vo.1、Gt.1、Ba.1、Key.1、Dr.1)、
演奏曲は10-FEETの第ゼロ感とかのいわゆるJ-ROCKです。
ドラマーはJ-ROCK育ちのバチバチのハードヒッターです。
貼り付けたのはダイソーで売っている耐震パッド。

ダイソーネットストアより引用
https://jp.daisonet.com/products/4549131944020?srsltid=AfmBOooZO9_qzpDhXk7GubUzY763Evg04VUhWeNamPzeUvV9W2hPe1Xo
(写真が微妙すぎ…)

微妙な画像ですが、今回貼り付けたのは下図の位置です。

下手クラッシュ、ライドシンバル
上手クラッシュ、ハイハット、スネア

スネアとハットは私の好みで振動を吸収しまくる位置に貼り付けてます。
キック、タム、フロアタムには何もしてません。

シンバル類は貼る位置によって大きく聞こえ方が変わります。
外側に貼るとマジで色気や煌めきが一才無くなるのでオススメしません。
逆にカップ寄りに貼るとパッドの影響を少なくできます。
イヤ〜な倍音や部屋なりを消しつつキレイに響くスポットを探しましょう。
響きを手軽に調節できるのは便利ですね。
ミュートしまくればファンク向きのタイトな音も作れそうです。

今回は効果を分かりやすいように狙って貼っただけあって、
一聴して体感できる変化がありました。
音量の制御はもちろんの事、3時間の練習でも耳の疲れ具合が段違いでした。
ギターやボーカルとの音被りも減って、各パートの解像度が上がります。
全パートごまかしがきかなくなります。

そこらへんの普通のスタジオではバッチリの環境で、エンジニアがいて、
凄腕のドラマーが微細なコントロールで演奏するって訳ではないので、
気軽に生音を調整できるのは大変ありがたいです。

ここまでダラダラと書きましたが、下記の場合は対処は必要ないと考えます。
①ボーカルが楽器隊に勝てる
②ドラマーが音量をコントロール出来る
③ミュートしていない音が好き
④耳の疲れを感じない
⑤部屋なりも含めていい感じの音が出ている
こんな感じです。こう考えると、大抵は対処した方が良さそうですね。

唯一面倒な事は、表裏共に粘着面なので、
演奏終了後はスティックの木屑だらけになります。
でも大丈夫!
これ、丸洗いできるんですよ。しかもめっちゃ簡単。
私も「丸洗いっつってもベタベタが残ったり乾かすの面倒だったりすんじゃない?」
と思ってましたが数回使った段階ではベタベタは分離せずに数分でカラッと元通りです。
粘着面に付きまくった木屑も、ものの数秒で洗い流せます。
スルスル落ちて気持ちいいぐらいです。

以上が実践した感想です。私はドラムは叩けませんが。
数少ないせっかくのスタジオ演奏の機会なので、クオリティ上げて楽しみたいですね〜。


以下、超長い余談と素敵な副産物です。

楽器屋さんでドラム向けの本格的な制振パッドももちろん販売されてます。
きちんと調べてませんが、レコーディング向けに帯域毎に響を調整できるレベルの製品でしょう。
しかし…高い!年に数回スタジオに入るレベルのアマチュアだったら、
ダイソー様の製品で十分じゃないでしょうか。

あとはミキサーとかPAをもう少し理解すれば、
スタジオ練習の効果がグッと上がりそうですよね。

耐震パッドの素晴らしさをもう少し。
元々は車中泊をする際に、外からの目隠しを窓に固定する吸盤があまりにも弱かったので購入したのが入手のきっかけでした。すっげえ役立ってます。
安物の目隠しセットが救われました。自作する手間も省けてラッキーで

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