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僕らがアジケーションをやる本当の理由。

だいぶお久しぶりの投稿です笑

イバフォルニアの話はちょっと横に置いておいて、今日は、今月28日から2泊3日で開催される「アジケーション」について書いていきたいと思います。

アジケーションって何?

そもそも「アジケーション」ってなんだ?と言う人も多いと思うので、そこからお話しします。

アジケーション=阿字ヶ浦×ワーケーション

要は阿字ヶ浦(茨城県ひたちなか市)で行うワーケーションのことなんですが、、今度は「ワーケーション」が分からないですよね笑

ビーチワーク。いかにもワーケーションっぽい笑

ワーケーションとは? Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語。 テレワーク等を活用し、普段の職場や自宅とは異なる場所で仕事をしつつ、自分の時間も過ごすことです。

観光庁HPより

日本では10年ほど前から一部地域で始まりまして、コロナ禍で国が推奨するようになって、言葉自体はだいぶ浸透してきたように感じます。

ただし、国が推奨した背景には、コロナ禍で窮地に陥った観光地を救済する側面があったために、観光文脈からのアプローチが主となりました。そのため、企業側の環境整備が遅れ、実践や導入は限定的になっています。

しかし、個人レベルではワーケーションを実践する方は着実に増えており、そのポジティブな効果はすでに実証されています。個人的にはワーケーションがしっかりと社会実装されれば、より豊かで幸せな社会実現につながると考えています。

話が大きくなりました笑

なぜ阿字ヶ浦でワーケーションなのか?

では、このワーケーションをなぜ阿字ヶ浦で行うのか?についてお話しして行きます。

磯崎海岸からの太平洋

コロナ前、阿字ヶ浦はスポーツ合宿がさかんな地域でした。夏休みなどの長期休暇になると、サッカー、野球、陸上など学生を中心にスポーツチームがこぞって合宿に訪れる光景が当たり前でした。

これがコロナ禍により一変します。ほぼすべての合宿がなくなりました。これに阿字ヶ浦地区の宿泊施設経営者は大きな危機感を抱きました。コロナが収束に向かい、少しずつ顧客も戻って来ましたが、当時は以前のような活気が戻らないのではと考える経営者も多かったのです。

合宿に代わる新しい収入の柱が必要なのではないか?と考えるようになりました。そこに登場したのが「ワーケーション」でした。

ワーケーションのメリットとは

ワーケーションの地域側の利点は主に二つあります。

  • 既存の施設がそのまま使えること。

  • 平日や閑散期の稼働が見込まれること。

大きな設備投資等が必要なく、長年の課題も解決できるといったものでした。さらに、ワーケーション事業関連には多額の補助金等が付けられ、環境整備などに充てることができました。

僕らは、2020年冬に独自にモニターツアーを開催し、それらのフィードバックを活かして、「アジケーション」としてブランディングし、阿字ヶ浦地区のワーケーションを推進していくことにしました。

様々な取り組みを行って来ました。

2021年7月にはホームページを公開し、その年の11月と2022年1月には、観光庁の補助金を活用して、「アジケーション・ウィーク」と言うモニターツアー(個人向け)を開催しました。

2022年10月には「アジケーションみらい会議」を開催し、有識者や実践者に登壇してもらい、ワーケーションの機運醸成を図りました。

2023年1月には「アジケーション・ビズ」のホームページを公開し、企業・団体向けワーケーションのセールスを本格化しています。

なかなか進まないワーケーションの普及

上記の様に、地域としてワーケーションに取り組んで来ましたが、ワーケーションに対する社会の目は冷ややかです。特に企業においては、就業規則の改正なども必要になることから、なかなか導入が進みません。バケーション文化のある欧米とは違い、日本社会に実装するのは困難なのかもしれません。

それでも国はワーケーション推進の立場を崩すことなく、働き方改革などの文脈からのアプローチも開始しています。

ただ、どんなに国が旗振りをしても、急激にワーケーションが普及するのは難しいと感じています。ただ、数少ない実践者たちがその効果を実証済みですので、少しずつ浸透していくのではと考えています。

いつかワーケーションが当たり前になり、1年に1度ワーケーションすることが義務化されるような時代が来るかもしれません。と言うかそうでもしないと日本人はワーケーションをしないでしょう。

そんな時が来た時に、ワーケーション先進地として先行者利益を享受できるかどうかが、今にかかっているのではないかと考えています。

アジケーションをやる本当の理由


夕暮れ時の阿字ヶ浦海岸

さて、ここからが本題です笑

ここまでは、アジケーションをやる表向きの理由について語って来ました。これらは阿字ヶ浦でワーケーションをやるきっかけになったと言っても良いでしょう。

これまでワーケーションに取り組んできて分かったことがあります。そもそもワーケーションに来る人はどんなことを求めているのか?実際にワーケーションを行った人にどんな変化が起こるのか?です。

現在、阿字ヶ浦にワーケーションしに来ていただいている方は、個人客がほとんどで、フリーランス、経営者、リモートワーカーの方が多いです。そして、いわゆる「意識高い系」であり、新しい事やチャレンジに好意的で、様々な事柄への感度が高い方が多いです。

これらの方々は、常に「変化」を求めています。加えて言うと、何かとの「出会い」を求めて阿字ヶ浦を訪れます。それは、人との出会いであったり、自然との出会いであったり、時には新しい価値観との出会いであったりと様々です。

こういった「出会い」を求めて阿字ヶ浦を訪れた方にどんな変化が起きるのか?これまでの取り組みから見えて来たことは、「新しい自分自身との出会い」です。

新しい自分と出会う旅


新しい自分と「出会う」

阿字ヶ浦は夏は海水浴客で賑わいますが、それ以外は比較的人も少なく、落ち着いた雰囲気の街です。この落ち着いた環境が内省に向いており、新しい自分自身と出会うことを可能とするようです。

内省の仕方は人それぞれで、阿字ヶ浦で出会う多様な人々との会話の中での気づきから得られるものもあったり、海をただぼーっと眺めるなどの時間から内省が進む時もあったりするようです。

訪問者は、様々な形で自分と向き合い、新しい自分と出会うのです。

僕らは、これこそがアジケーションの最大価値であると考えています。

今回、開催するアジケーションでは、これらの価値が効果的に提供できるようにデザインされたプログラムになります。様々な「出会い」が誘発されるようにデザインしていますが、それは決して押し付けではなく、自発的に行われるように工夫しました。

アジケーションでより豊かな社会を実現する

手探りで始めたアジケーションではありましたが、モニターツアーなどを通して、確実に効果があると実証されています。

モヤモヤをかかえている、なんとなく将来に不安を感じている、自分を変えたいなどと考えている方は、ぜひアジケーションに参加してもらいたいです。もしかしたら「答え」が見つかるかもしれません。

もちろん、そこまでちゃんと考えてないんだけど、、と言う方でも十分楽しめるプログラムです。気分転換に近所を散歩する感覚でも参加していただきたいです。

アジケーションのようなプログラムがもっと増えれば、幸せな人が増えて、豊かな社会の実現が近づくのになあと夢想したりもします笑

さあ、旅に出よう

ここまで読んでくれた方は、アジケーションがどんなものであるか少しは分かっていただけたと思います。少しでも興味を持っていただけたなら、下記URLからお申込みください。
https://www.chillnn.com/1880e26d0f4337/plan/18812a4f32931e

今回までは全国旅行支援対象になりますので、表示価格より20%引き並びに4,000円分の地域振興クーポンが付いてきます。この機会にぜひ!

次回の開催は9月以降と少し間が空きますので、思い切って参加しちゃいましょう!阿字ヶ浦でお待ちしております!!

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