不機嫌な彼女の気持ち、全部教えます。
女性のモテ度は、美人度よりご機嫌度に比例する。これは、多くの恋愛指南者(特に男性)が言っていることであり、私も確かにそうだと思う。世の中の男性のほとんどは「不機嫌な女性に、機嫌を直してもらうこと」よりも、「ご機嫌な女性を、もっとご機嫌にすること」に意欲や喜びを感じる生き物だから。だから、自分のご機嫌をコントロールできる女性になればモテます的な?でもちょっと待って。それ、逆も然りじゃない?
つまり、「女性が不機嫌になる理由」を理解しているかどうかで、男のモテ度は段違いにアップし、うまくいくってことよね? そこで今日は、「なぜ女性は不機嫌になるのか」、その「仕組み」について解説していきましょう。
女性が「不機嫌になる理由」とは?
答えは、「わからない」です。
不機嫌の理由は、その人によって違うから、怒っている当人にしかわからない……という意味ではありません。実は、不機嫌の理由なんて、「彼女自身」にもわかっていないことがほとんどなんです。
もちろん、彼女は言うでしょう。「私は○○だから怒っているのよ」と。でもそれが本当の理由とは限りません。いやほとんどの場合間違ってます。むしろ、それこそが「女性が不機嫌になる仕組み」なのです。
つまり、「なんで不機嫌になってるのか、自分でもよくわからない」から、不機嫌なんです。
【理屈】じゃないんです。
【理屈】で説明できることなら、男性は比較的得意なので、それを彼女の代わりに整理してあげることができるでしょう。でも、【理屈】じゃないものを【理屈】で説明しようとするから、こじれるんです。特に、高学歴の男性が犯しがちな過ちです。「私の気持ち、全然わかってないじゃん!」言われたこと、ありませんか?
「いや、でも僕の彼女は頭が良くて、論理的な人だから話し合えばわかるのかなと……」いいえ。それは普段どんなにロジカルな女性であっても同じです。むしろ、知的で弁が立つ女性ほど、あーだこーだと「不機嫌な理由」を訴えてくる分、紛らわしいので注意してください。言っておきますが、そんなときに論理武装して大好きな彼女を論破したり、批判したり、罵ったりなんてのは、愚の骨頂です。あなたがモラハラ男でないなら、ですが。
じゃあどうすればいいのか?
それは「バックハグ」です。普通の「ハグ」ではなく後ろから抱きしめる。
まずは彼女と「一体化」するんです。俗にいう「共感」ってやつですが、もし「共感」というと、【ロジックを合わせること】だと誤解して、「寝不足だからだよね」とか、「疲れてるんだよね」とか、「生理中だからだよね?」とか【言葉】を使い出す男性が多発するので、あえてここは「バックハグ(一体化)」と言っています。この時「言葉」にしていいのはただ一つ「好き(愛してる)」だけです。
(リモートで、フィジカルにできなければ、「言葉のバックハグ」でもいいのだけど、男性が言葉を使うとどうしても論理的になり、冷たくなるので、その手のスタンプを用意しておくといいかも!)
仮に、二人の間に「論理的に解決しなくてはならない問題」があったとしても、バックハグで解決しないことは、いくら話し合っても解決しません。どちらかが声を荒げて、どちらかが消化不良で終わります。火種が残るので、また炎上します。むしろ、怒りに任せて吐いた暴言失言の方が厄介です。また、彼女に不機嫌になられたときは、男性の方も少なからず「感情的」になっているはず。だから、どうしてもそれを解決するために、【理屈】で話し合いたいというなら、まずは「バックハグ」で心身を一体化して、「彼女と自分」のご機嫌がなおってからにしましょう。
「女性の機嫌の9割はバックハグで解決できる」残りの1割は、あなたのゲス負債が限度を超えているか、彼女がよっぽどのメンヘラか、生理的に無理か。いずれにせよ、登る山を間違えているということですので、すぐに下山し、他の山を登ることをお勧めします。
もう一度言います。彼女が不機嫌な時は、【理屈】でも【言葉】でもなく、【共感】でも【同調】でもなく、【キス】でも【セックス】でもなく、ただ「バックハグ」です。
以上、「女性の不機嫌はバックハグで解決できる」
……という【理屈】は、間違っても口にしないでね。