子どもの入院に付き添った ~その4~
だいぶ更新が空いてしまった。
さて、子どもの状態はよくなっていったが、立ち上がることができないままだった。
血液検査の炎症の値も下がったとはいえまだ高く、医師も「まだだろうね」といった感じだった。
加えて、なんとなくではあるが心理的な抵抗もあるように見えた。
『やっぱり入院は長引きそうだな。10月中の退院は無理かもな』と思った時に、気になるのは月末の選挙だった。
私もだけど、入院患者さんとかもどうするんだ??と思っていた矢先、病棟に張り紙が掲示してあるのを見つけた。
そこには「入院患者様向け不在者投票のお知らせ」的なタイトルが書いてあった。
これだ!!!
と思って読んでみると、○日までに病棟看護師長に申し出ると院内で実施される不在者投票で投票できるとのことだった。
なるほど・・・小児科病棟の看護師長は誰だろう?
あとで看護師さんに聞いてみよう・・・なんて思いながら読み進めていくと
「※入院患者に限ります」
の但し書きが。
・・・私は??
そう、付き添い者は対象外だったのだ。たしかに、通常時は付き添い者は院外への外出ができるので期日前投票か、当日ほかの保護者と交代で投票に行けばいいのだ。
だが、今はコロナ禍。
院外への外出も、付き添い者の交代も禁止されている。
入院の際に書かされた「付き添い願い状」を思い出した。
親の付き添いは実質病院からの要請であったが、
書類上は、親からの希望で付き添いをすることを病院が許可するというものだった。
つまり、医者の判断で入院を余儀なくされた患者と違い、
付き添い者は自発的に病院に篭っているということなのだ。
投票より付き添いを自主的に選んだので救済措置はないということなのだろう。
なるほどなるほど
ガッカリ
なんかもう、こういう時だけでなく毎回感じるけどもう少し投票しやすくしてほしい。
地元に住んでるわけじゃないから学校とか公民館が会場だとなんかアウェーな雰囲気で緊張するし、
期日前投票の会場も行きにくい場所ばっかりだし、
早くオンラインで投票できるようになったらいいのに・・・
などと思いながら、入院から一週間がたとうとしていた。
つづく