ショートMV(縦型動画)まとめ+制作時に考えていた事
現在多くのVtuber、アーティストが投稿している、ショート動画(縦型動画)について考えたことをまとめました
(今回取り上げるのはMV風のショート動画についてです)
私自身がショート動画の制作に考えていたことも羅列します…!
まず、何個かおすすめのショートMVを紹介・分類していきたいと思います。
ショートMVの紹介・分類
mmd風 踊ってみた系
↑は踊ってみたの3dにグラフィックデザインやカメラモーション、テキストモーションを合わせていて、特にこだわられているショート動画だと思います…!色彩が華やかで目を引きやすい
↑直近では「ビビデバ」の踊ってみた動画が流行し、Vtuber等が二次動画を投稿
イラスト・アニメーション 踊ってみた系
mmd風の歌ってみた動画もそうなのですが、
特にこの、イラストやアニメーションでポップでかわいいダンスのショートは、Tiktokのような流行りの曲の流れを投影していると思います
特にショート動画で人気で、大きく流行しやすい
直近では、「メズマライザー」(「ビビデバ」)
それ以前では「粛聖!! ロリ神レクイエム☆」
等がここにあたります
横型MV→ショート動画
宣伝としてフルmvの抜粋を載せている場合が増えてきたように感じます
その際に、
横型の従来のMVをそのままショート動画にしているものと、
(上下の余白が大きい 編集もそのまま)
編集で縦型に調整しているもの
があります
縦型に調整した方がめいいっぱいに画面を活用できるので、目に留まりやすい?
MV視聴へ繋げるための導線になる
YouTubeショート動画はランダムで流れてくる?ため、これをきっかけとして、本動画(横型MV)を見に行く機会が増える
イラスト・アニメーション 歌ってみた系
描いてみた系
Live2D
制作担当させていただいたショートMVについて
・「アイドル」と「Bling-Bang-Bang-Born」の共通点は、色彩がビビッドである点だと感じたため、強めの色を使用
・序盤では「Bling-Bang-Bang-Born」の曲調が強めなので、
「アイドル」とのマッシュアップであることを強調するために
背景に「アイドル」MVのような星・ハート・うさぎを飛ばしています
(Blenderパーティクルで作成)
・コラボのショートMVとして、序盤で「デビルじゃないもん」での天使・悪魔の2人を表すために、斜め半分に2人を表示し、背景も黒と白で分かりやすくする
・キャラ切り替えの際の動きをイージングでなめらかに
・テキストモーションの特徴として、ハンコのようにインクが染みるような動きがあるため、Aeでチョーク機能を使用
場面(キャラと背景の組み合わせ等)を増やし、緩急をつける
↑制作させていただいたショートmvから4つを掲載させていただきました。
歌やイラスト、Live2Dも素敵なのでぜひ見てみてください…!
ミリプロのVtuberさんとってもおすすめです、かわいくて歌が上手く絵も上手いです
私がショート動画を制作する際に考えていたこと
①視聴者が快適に、飽きずに、最後まで視聴するためにはどうするか?
・過度なフラッシュ等は目に痛かったりもするので、
演出でやりすぎないように
フラッシュ等の負担の強い表現はあまり使用しない
・Live2Dは配信でのアバターとしての側面が強いために、MVアニメーション等よりもどうしても動きが少なくなる
→回転やズーム・ズームアウト、
背景・キャラの色の組み合わせを多用して、
シーンごとにまとまりを作り、
動きの強弱などで緩急をつける
・テキストモーションをつける
②最初の数秒で、今流行っている○○だ!と伝えるには?
最初の数秒間で視聴者を引き込むには?
・本家のMVをよく観察する
色やデザインの特徴を掴み、キャラと共通している色や合う色を考える
・テキストモーションやフォントを合わせる
③キャラが真ん中の場合、テキストもど真ん中に配置してしまうと隠れてしまう
→キャラを引きたてつつも、視聴者を楽しませられるようなテキストモーションやカメラモーションは?
・極力ど真ん中の位置にテキストを配置せず、上下左右に配置する
キャラの位置を場面ごとに変えることで、顔に対応した余白部分も変わってくるので、テキストモーションにも変化をつけることができる