小麦断ち・砂糖断ちにチャレンジ 6
チャレンジ前まで、夕食前後にクッキーとかチョコとか何かしら甘いものを食べていた私は、小麦断ち、砂糖断ちを始めて何日か経った時、突然体が恐ろしく甘いものを欲し始めた
何か甘い物はないかと家中ウロウロ、とにかく落ち着かない
今はすでに空っぽになったおやつボックスを、中には何もないと分かっているはずなのに、開けて確認してしまう
冷蔵庫や冷凍庫、食料の入ってる引き出しも無駄に開け閉めしてしまう
気を紛らわそうと、テレビを見ても、ネットを見ても、スイーツの情報に目がとまってしまっていた
どーーーしても落ち着かないので、家にある蜂蜜をティースプーンにひとたらしして口にした
ゆっくり味わって食べた
蜂蜜をこんなに味わうかってくらい、じっくり味わった
…美味しかった
いくら砂糖ではないとは言え、こんな甘いものを口にしていいのかという罪悪感と、ひと匙の蜂蜜でこんなに至福になれた自分が、蛍の墓の節子のようで小恥ずかしい気持ちと、それでも甘いものに満たされる幸福感とが入り混じり、変な感覚になっていた
久しぶりの甘いものに、ひと匙だけではおさまらず、もうひと匙、もうひと匙、とすすみ、10回くらいはおかわりしたような気がする
端から見たら、妖怪のような形相だったに違いない
妖怪蜂蜜なめババア
怖いっ
自分が怖いーっ
量をたくさん食べていたわけじゃないけど、夕食前後に甘いものを食べることが、いつの間にか習慣になっていたんだなと気づかされた
この悪しき習慣は断たなければならないけれど、たまのおやつはいただきたい
家事力低めだけど、手作りお菓子に挑戦していこうと思う