思い込みからの脱却。
習慣の本を読んでいます。
その中で「パラダイムシフト」という言葉に出会いました。
自分自身による思いこみや、他者に対する間違った思い込みで物事を見た場合、映る景色も違ってくる。
それは今まさに自分に照らし合わせるとわかります。
私の中ではずっと義母と合わない・上手くいかないと言う心の引っかかりがありました。
そう思って接しているから言葉や態度がぎこちなかったり、緊張したり・・・。結果「上手くいかない」となり「義母のせいでこうなった」と言う思い込みの渦にまんまとハマっていました。
5年間全く会わず、「今更どんな顔してあったらいいの。二度と顔合わせなんえできないし、会いたくもない(だって私は苦しめられたきたのだから)」と思っていました。
それは、「嫁は義両親を大切にせねばならない」や「近所にいるのだから頻繁に会わねばならない、孫に合わせなければならない」・・・等
全ては自分自身が勝手に決めてやっていことでした。
良くも悪くも相手は何にも変わってなくただこちらが一喜一憂しているだけのことだとわかりました。
あれから5年経ち、ずっと心のわだかまりを抱えたまま自分自身学ぶ中で「全ては思い込みからくるもので、習慣や思考を変える訓練をしてみたらどうだろうか」と考えるようになりました。
こちらから少しずつまた歩み寄り、義両親とも最近は良好な関係を保てています。それはこちらが我慢して合わせるとか、無理して付き合うと言うことではなく嫌なら嫌・ダメな時はダメと自分の心に聞いてそれを優先していたら自然にそうなってきました。自分の心の声をちゃんと聞いてあげることを今までしてこず、いつも他人がこう言うからと他人優先でやってきたことに気づきました。
子供に対してもマイナス面はよく目につき、そこを指摘ばかりし言ったことで子供も自分も嫌な気持ちになると言うことをずっと繰り返していました。
子供に対しても自分にしてきたように自己受容できていないことに罪悪感があり、このままではいけないと思いました。
だから、まずありのままの事実を褒めることから始めました。
かわいいね、お母さんの大切な子だよ等、普段心で思っていることもドンドン口に出し、行動面でも宿題を自分から始めたらそのことをまず褒め、ちょっとした変化も誉めました。
運動が苦手で、今体育の時間にドッチボールをしているけれど上手くキャッチ出来ないと言うので毎日外でキャッチの練習をしています。
「昨日より上手く受け止められてるね」とか「強いボール投げられたね」とか。言っていると子供も笑顔が増え自信もついてきたように感じました。
自分はなんで誰ともうまくいかないのだろう?と思っていたらいよいよ本当に苦しくなり主治医にも相談していました。
先生や夫からすると「何の問題もないし、むしろほかの人よりやってるし、できている」とのこと。
自分一人が勝手に妄想を膨らませ、勝手に苦しんでいたのでした。
子供の時から親に褒められた記憶が一度もなく自己受容もできていない状態だったのです。でも今からでも遅くない、今からでも全然間に合う。
自分で自分を認めて、好きになっていこうと思いました。
何に対しても自信がなく、そうすると自分を容赦なくけなしてくる人が常にいました。今は自分を少しずつ受容できているからかそういう人たちはいなくなりました。
思い込みを外していくとまず自分の中の苦しみが消えて楽になっていくのを感じました。
自分にはできないという思いができるに変わりました。
だからタイピングもチャレンジしたら結構あっさりできました。
人も今まで付かず離れずでいまいち仲を深められないなと思っていたママ友さんから頻繁にやり取りできたり自分次第なのかなと感じることも増えました。
まだまだできてないことも多いし、パッと変わりましたー!と言うわけではないのですが物の見方や感じ方を少しいつもと違う方向に向けてみたら
また違った景色が待っているよ、と誰かに伝えたくなりました。
いくつになっても人は変われるし、変えていけると信じたい。
好きなもの好き、嫌なものは嫌と主張していい。
それさえわかれば自分も楽、相手も楽。
長い道のりでしたが心の奥で本当に腑に落ち、最近は楽です。